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2018年10月13日(土) 午前11時~
100年の伝統を未来に繋ごうとする、桐箪笥職人の夢のカタチ
「家具のあづま」5代目 東福太郎さん
豊かな森林に恵まれた和歌山県紀の川市。そこに明治24年創業の「家具のあづま」があります。現在は伝統工芸士でもある5代目・東福太郎さんが切り盛り、江戸時代から和歌山に伝わる伝統工芸品「紀州桐箪笥」を作っています。
かつては嫁入り道具に欠かせない高級家具として全国に知られていた紀州桐箪笥。釘を使わずに板をつなぐ“組み手”と呼ばれる技法をはじめ、桐箪笥には様々な技法が使われ、職人たちが技を受け継ぎ、進化させてきました。
しかし東さんが家業を継いだ25歳の頃、桐箪笥業界は衰退の一途に。このままではいけないと考えた東さん。とにかく桐を触ってもらう、使ってもらうために生活用品を作り始めます。
そして生まれたのが「桐のロックグラス」。飲み口の厚さはなんと1ミリ!桐の素材を活かした、軽量で保温・保冷にも優れた逸品です。これがきっかけで桐箪笥職人の技が注目を集めるようになりました。
様々な形で伝統を守り、未来へ繋げていきたいと考える東さんのもとに、今回、桐箪笥の修理の依頼が。
依頼主の母が60年以上に渡って大切に使ってきた思い出の箪笥。解体してみると、中には驚きの仕掛けが施されていました。
今は動かなくなってしまった、その仕掛けとは?
そして思い出が詰まった桐箪笥をどういう風に蘇らせたのでしょうか?
伝統の技を未来につなげたいと奮闘する、5代目桐箪笥職人に密着しました!
概要 | 和歌山に江戸時代から伝わる伝統工芸「紀州桐箪笥」。 お店の5代目、東福太郎さんが作る桐のロックグラスが大人気です。 |
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住所 | 和歌山県紀の川市名手市場1169-1 |
電話番号 | 0736-75-3600 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 日曜 |
備考 | http://azuma-kiri.jp/ 桐のロックグラス10、800円~ |
各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。
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