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『ORTO(オルト)』オーナーシェフ 谷村真司さん

201785日(土) 午前11時

京都の旬の野菜や食材を駆使し、自由な発想で驚きの料理を作る料理人!!

『ORTO(オルト)』オーナーシェフ 谷村真司さん

京都の中心からほど近い烏丸御池に、今、食通たちが注目する話題のレストランがある。細い路地裏にひっそりとたたずむ隠れ家風の一軒家レストラン「ORTO(オルト)」。イタリア語で「菜園」を意味している。その日のメニュー表には料理の名前は書かれておらず、素材が書かれているだけ。だがその一皿一皿には見たことのない組み合わせや味付けがなされ、食べる人たちを驚かせている。

中でもオーナーシェフの谷村真司さんが最も力を入れているのは、40種類以上の野菜やハーブを入れたサラダ、その名も「菜園」。使われている野菜やハーブの多くは、京都の久御山町にある実家の庭で谷村さんと奥様で栽培。定休日に訪れ、収穫するのが家族行事となっている。

高校卒業後、京都の調理師専門学校に進学した谷村さん。イタリアンやフレンチのお店で修行した後、イタリアへ留学。そこで、地元の食材にこだわる姿勢に感銘を受け、帰国後、京都でイタリアンレストラン「オルト」をオープン。しかし、ジャンルにとらわれず、もっと自由に京都の食材を使った料理をしたいと「イタリアン」の看板を外し、昨年、新生「オルト」をオープンした。

そんなオルトには谷村さんの腕を見込んで、美食家やワインメーカーからイベント依頼が舞い込むことも。番組ではチーズ愛好家からの『10皿のコース全てに異なるチーズを使ってほしい』というオファーに応える姿を紹介した。

そして毎年、谷村さんが大切にしているイベントが、祇園祭の最終日「後祭り」の日に行うお店のイベント。

常連さんたちを集めて、ワインと、それに合う新しい料理を作る。この日を楽しみに、一年前からホテルを抑えて予約をしているお客さんもいるほど。

今年は、京都の名物“一休寺納豆”と“食用のバラ”を使った新メニューを披露することにした谷村さん。お客さんの心をつかむ、驚きのメニューが完成する!

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ORTO(オルト)
概要京都の旬の食材を中心とした、谷村真司シェフのオリジナルの料理
住所京都府京都市中京区衣棚通三条下る三条町337-2
電話番号075-212-1166
営業時間ランチ 12:00~13:00 最終入店
ディナー 18:00~20:00 最終入店
定休日月曜(不定休もあり)
備考ランチコース 4,500円(税別)
菜園コース 5,000円(税別) 前日までの要予約
ディナーコース 8,500円(税別)

昼夕とも予約制

お店のホームページ http://orto-kyoto.jp/

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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植松将太さん 『アビタコロ』 大阪・北浜

2025628日(土) 午前11時

地元の食材にとことん拘ったイタリアンのシェフ

植松将太さん 『アビタコロ』 大阪・北浜

大阪の中心部から車でおよそ1時間。豊かな自然と歴史を感じられる南河内郡河南町では、野菜をはじめ新鮮な食材が多く作られています。その河南町で生まれ育ったイタリアンのシェフ、植松将太さんは、河南町の食材に拘り、唯一無二の料理でお客さんを驚かせています。

料理人ひとすじ20年の植松シェフ。7年前に独立し、北浜駅近くに、『アビタコロ』というお店を構えています。イタリア語で「小さな家」という意味だそう。ある日のディナーを紹介しましょう。イタリアンを原点に河南町の食材と、世界各地の調理法を組み合わせたメニューは、独創的でとても美味しいと評判になっています。店は独立前からの同僚、パティシエの柳田さんと2人で切り盛りしています。

植松シェフの朝は、二人の可愛い娘を送り出すことが日課です。見送りが終わると河南町にある「道の駅かなん」で今朝採りされた新鮮野菜を仕入れます。小規模農家が多く、河南町の作物は少量多品種なのが特徴です。さらに、河南町の養鶏場へ。飼育環境に拘り、餌に拘って作り上げた平飼い有精卵は、多くの料理人たちに愛されています。

6月の初め、この日は特別なイベントを準備中。オープンからシェフをサポートしてきたパティシエの柳田さんを主役に、デザートのコースを任せたのです。さて、お客さんの反応は?

植松シェフの原点、それは「料理人は社会でもっと大きな存在になれる」という思い。料理人が率先して地域貢献の先頭に立てば、未来は変わっていく。そこで、河南町の魅力を地元の人にも気づいてもらうため、自らクッキングスクールを開催しました。参加者の中には、河南町で野菜を作る生産者の方もいます。さて、河南町の野菜を使った夏野菜の米粉パスタとは、一体どんなメニューなのでしょう。

植松シェフの指導を受けながら、料理を作る参加者たち。いつも食べている野菜が本格イタリアンに大変身です。さあ、そのお味は?さらに、シェフが用意したサプライズとは?

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