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「パパ・ド・ウルス 丘の上食堂」安斎稔さん

201939日(土) 午前11時

地元食材で地域を盛り上げようとするソーセージ職人

「パパ・ド・ウルス 丘の上食堂」安斎稔さん

奈良の最北部に位置する「高の原」エリア。その閑静な住宅街の小高い丘の上に、6店舗ながら個性豊かな名店街「丘の小道商店街」があり、そのうちの1つが、手作りソーセージレストラン「パパ・ド・ウルス 丘の上食堂」です。

「パパ・ド・ウルス」とは、フランス語で「クマのお父さん」という意味で、その由来は、店主・安斎稔さんの
優しい笑顔です。安斎さんがソーセージに練り込むのは、
奈良の野菜で、肉にも地元のジビエを使ったり、奈良へのこだわりを強く持っています。

安斎さんは、もともとは東京の出身でイラストレーターをしていましたが、結婚後にソーセージ作りに魅せられました。そして、自分のお店を持ちたいと物件を探していた時に、たまたまこの商店街に立ち寄り、一目惚れで
移住を決めたのです。

地域の繋がりを強くしようと得意のイラストで通信を発行したり、奈良を活気づけたいと願う安斎さん。今回はヨーロッパ伝統の「白カビサラミ」を作ることにしました。吉野の日本酒の酒粕を練り込んだこのサラミ。奈良の気候風土がどんな熟成を進めてくれるのでしょうか?


地元食材で奈良の魅力を伝えたい!
優しい笑顔のソーセージ職人に密着しました。

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パパ・ド・ウルス 丘の上食堂
概要地元食材を使ったご当地ならではの手作りソーセージが人気のレストラン。ソーセージ職人の安斎さんと奥さんの人柄も重なり、長年地域で愛され続けている。
住所奈良市神功4-25-2
営業時間火曜~木曜 11:30~17:00
金曜~日曜 ランチ11:30~14:30、ディナー17:00~21:00
定休日月曜
備考詳しくは
Facebook パパ・ド・ウルスで検索

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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矢吹直宣さん いづみさん 『京の氷屋さわ』 京都市上京区

2025726日(土) 午前11時

京都らしいかき氷を作る夫婦

矢吹直宣さん いづみさん 『京の氷屋さわ』 京都市上京区

京都市上京区の「西陣」と呼ばれる地域に、4年前にオープンした『京の氷屋さわ』。いま人気の「かき氷専門店」で、次々とお客さんが詰めかけます。切り盛りするのは東京で会社員をしていた店主の矢吹直宣さんと、西陣で生まれ育った妻のいづみさん。夫婦がこだわるのは、京都ならではの素材を使ったかき氷。なんとシロップに老舗豆腐店の豆腐が使われています。今回は、かき氷に第二の人生を懸けた夫婦の覚悟に迫ります。

暑さが本格化した6月下旬。『さわ』では自家製シロップの仕込みに追われていました。白みそのシロップです。「この店を始めるにあたって、特徴的なモノを打ち出していかないと」といづみさん。「美味しいが一番」と直宣さん。

仕込みの途中、いづみさんがやって来たのは、同じ西陣にある創業明治30年という京豆腐の老舗。『さわ』独自の味を作るには、ここの豆腐が絶対必要と考えたのです。大切なのはひらめきと失敗を恐れないこと。「とりあえずやってみる」といづみさん。豆腐シロップに合わせるのは焦し醤油のキャラメルソース。豆腐の旨味を引き立てます。

午前11時。オープンと共にお客さんが詰めかけ、瞬く間に満席に。『さわ』の看板メニューのひとつ「京の白みそ」。自家製のミルクシロップをベースに、中に白ごまのシロップと黒糖寒天を潜ませた一番人気のかき氷です。他にも個性的なバリエーションがいくつもあり、『さわ』の人気を支えています。どんなメニューかというと…今の季節は特にお客さんが殺到。二人は休憩時間も昼ごはんも取らずに、氷を作り続けています。

京都の大学で知り合った直宣さんといづみさん 結婚後は仕事の都合で京都を離れます。その後、4人の娘さんたちが生まれ、東京で暮らしていました。ところが4年前、直宣さんは会社を辞めて、他の仕事に就こうと考えたのです。その時、いづみさんは京都でかき氷屋さんをやろうと持ち掛けます。

2人が新たに試作するかき氷。それは昆布の老舗の塩昆布を混ぜ込み、他の西陣の味をすべて詰め込んだ「西陣オールスターズ」。いったいどんな味わいになるのか?さらに、西陣の日本茶専門店で入手した幻の抹茶を使ってグレードアップした、抹茶のかき氷にも挑戦!

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