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岡本道康さん

2019330日(土) 午前11時

木くずを利用した粘土で安らぎを与える人形作家

岡本道康さん

木くずを利用した粘土で、表情豊かな人形を作るのが、
「けいはんな学研都市」にアトリエを持つ岡本道康さん。
郷愁を誘い、日本の原風景を思わせる作品は、吉野杉の端材で割り箸を作るときに出る木くずを使った粘土から出来ていて、岡本さんは、その粘土を「森のねんど」と呼んでいます。

岡本さんは、幼少期から、絵を描いたり、物を作るのは得意でしたが、人と話すことは苦手だったそうです。
しかし、大学生の時、興味のあった人形を作ってみると、作品を見た人とのコミュニケーションが生まれ、喜びを覚えた岡本さんは、人形作家への道を選んだのです。

岡本さんが「森のねんど」にこだわるのは、安い輸入材木に押されて衰退する日本の林業や、荒れていく森への想いからです。人形を通して、森や木に関心を持って貰い、森を守るきっかけになって欲しいと願っているのです。そしていつか、人形たちを森の中に展示する「森の博物館」を開催したいと考えています。

電子制御システムの技術者でもある岡本さんは、今回、人形を電気で動かしたいと考えました。情感をより豊かに表現するこの人形は、どんな動きをするのでしょうか。


森を守りたい!
木くずを利用した粘土の人形作家に密着しました。

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人形作家 岡本道康
概要奈良・吉野杉の木くずで作った粘土「森のねんど」で作品を生み出す人形作家
備考作品展の開催情報などはホームページまで
http://森のねんど.com
リニア・鉄道館
概要岡本さんが電子制御システムを担当した日本最大級の面積を誇る鉄道ジオラマを展示している博物館
住所名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
電話番号052-389-6100
営業時間10:00~17:30※最終入館は閉館30分前まで
定休日火曜(祝日の場合は翌日)・年末年始12月28日~1月1日
※春休み、ゴールデンウィーク、夏休み等は火曜も開館します
備考詳細はホームページまで
http://museum.jr-central.co.jp/

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

2025621日(土) 午前11時

理想の家づくりプランナーの銭湯復活プロジェクト

坂口祐司さん 『ハイトラスト』 京都市中京区

家を建てるとき、まずは不動産業者で土地を探し、銀行からお金を借りて土地を購入、それからどんな家を建てるか住宅会社に相談するのが一般的ですが、まったく違うやり方を推奨している家づくりプランナーがいます。坂口祐司さん、38歳。「まず、お客様がどんなライフスタイルを好むのか、家に何を求めているか、細かいことまで徹底的に聞き取り調査します。それが決まってから、予算を考慮しながら土地を探します」。

「お金をかければいい家ができるワケではない」と言う坂口さん。
住む人のライフスタイルに合わせた理想の暮らしをかなえる家づくりは施主と幾度となく打ち合わせをした結果生まれる個性を活かしたデザインと設計。

「新築した家に住んでみたら、理想と全然違っていた、ということって、よく聞くんです。それは土地から建築までをトータルで考えてくれるところが少ないからです。僕はそれを変えたくて、不動産事業と設計とデザインと施工が1社でできる会社を作りました」。
創業から10年。口コミで評判が広がり、忙しい日々を過ごしています。


そんな坂口さんに大きな転機が。創業80年以上という銭湯が土地付きで売りに出されたのです。取り壊して住宅に、という話もあったのですが、無くしてしまうのはもったいない。銭湯は地元のコミュニティだと考えた坂口さんは、友人たちや腕利きの職人達と連携して、銭湯復活プロジェクトを立ち上げました。

地元・京都の銭湯『明治湯』が閉店したのは4年前。坂口さんの「お風呂好き」建築チームはここを改装して新生『明司湯』として生まれ変わらせるため、さまざまなアイデアを出し合いました。ベテランの職人たちも銭湯改装は初めて…試行錯誤の連続です。
老若男女、地元の人も観光客も訪れやすい場所にしたい。それにはどんな銭湯にすればいいのか。ノスタルジーを残しつつ進化系に。最新式のサウナを完備。
さて、どんな銭湯となるのでしょうか。

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