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「居酒屋ながほり」中村海里さん

201961日(土) 午前11時

父の背中を追う、若き料理人

「居酒屋ながほり」中村海里さん

大阪・玉造に料理関係者が一目を置く居酒屋「ながほり」があります。
このお店は、まるで割烹料亭のような選び抜かれた食材と工夫で、居酒屋というカテゴリーで世界で初めてミシュランで星を獲得しました。この道40年のベテラン、店主の中村重男さんの生み出す料理がお客さんの舌を魅了しています。

そんな店主の背中を追う料理人が、一人息子の中村海里さん。
尊敬する父の下、いつか「ながほり」の二代目になる日を夢見て修行中です。
海里さんは、日本酒づくりの勉強をしたり、ソムリエの資格をとって、「ながほり」の料理に合うワインの提供を始めるなど、日々、このお店に新風を吹き込んでいます。

「ながほり」で出す新メニューの提案も続けている海里さん。
今回、お店の看板メニューのひとつに加えてもらえるような、メーン料理を生み出すことに挑戦することになりました。海里さんの試練の日々が始まります。
料理の師匠であり、父でもある重男さんに認めてもらえる一品は生まれるのでしょうか?

名居酒屋の二代目をめざす、若き料理人の修業の日々に密着しました。

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ながほり
概要旬の厳選素材を創意工夫で調理した割烹料亭さながらの逸品が魅力
住所大阪市中央区上町1-3-9
電話番号06-6768-0515
営業時間17:00~23:00
定休日日曜・祝日
備考うまい野菜山椒あんかけ 1,580円(税別)、冷やし水茄子煮 580円(税別)、牛スジ肉じゃがすり流し 780円(税別)、ワイン(ボトル) 6,000円~、日本酒 750円~

JR玉造駅から徒歩7分

各ページに掲載している内容は、取材・放送時点のものです。消費税率移行に伴う価格変更等についてご留意下さい。

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次回の放送

桂文りん(ふみりん)さん

20251025日(土) 午前11時

異色の落語家とレフェリーの二刀流女性

桂文りん(ふみりん)さん

6代、桂文枝師匠の22番目の弟子、桂文りんさん。まだ23歳という若さで多彩な才能
発揮しています。英語が堪能な彼女の武器のひとつが、英語落語。伝統芸能を世界に広げようと奮闘しています。そしてもうひとつの顔が。新進気鋭の噺家は、女子プロレスのレフェリーも務める、異色の二刀流だったのです。他にも文りんさんは、次々と新しい扉を開いていきます。「とにかく、いろんな水に入って泳ぎたい」と。

この日、桂文りんさんは京都の山科で開かれる落語会への出演が決まっていました。上方で活躍するそうそうたる噺家たちが出演する、歴史ある会のトップバッターです。演目は文枝師匠の創作で、外国人の客室乗務員が、大阪弁を習うとい噺。お客さんからも好評でした。噺家として独り立ちして、まだ1年足らず。着実にファンを増やし続けています。

文りんさんは、東京で開かれたあるイベントの会場へ。落語以外に打ち込んでいるものが、女子プロレスのレフェリーです。「レフェリーで試合がこんなに面白くなるんだと感動」。
中学の頃にプロレスにはまり、大学時代には、学生プロレスのレフェリーを務めました。今年、東京女子プロレスの試験に合格し、念願のレフェリーデビュー。選手たちにとって、文りんさんはどんなレフェリーですか?「(レフェリーなのに)顔がオモシロい。」

やって来たのは、去年4月にオープンした施設。外国人観光客をメインターゲットに、相撲のショーが行われています。連日多くの観光客でにぎわう相撲ショーは、まず文りんさんの前説代わりの英語小話から始まります。そしてトーナメント形式の試合がスタートすると、英語で実況しながら、技や決まり手などを解説して会場を盛り上げるのです。

文りんさんが発明した、英語落語かと思いきや、英語の後にまるでツッコミのように日本語訳がはさまる、「バイリンガル落語」を聞いてみましょう。英語と日本語が交錯するバイリンガル落語を、文りんさんは様々な場所で披露しています。

さて、唯一無二の噺家を目指す文りんさんにとって、大きな落語会が待ち受けていました。

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