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夏の甲子園開幕直前ということで、たっぷりと高校野球の企画をお届けします
高校球児のあこがれの場所「甲子園」聖地への道のりは球児によって異なります
家族の想い、ふるさとの想い、
そして仲間の想い・・・
様々な想いを背負って戦う高校球児の姿を余すことなくお届けします!
昨年の夏の甲子園ベスト4に輝いた鹿児島・神村学園。当時2年生ながら4番打者としてチームをけん引した正林輝大選手。最上級生となって挑んだセンバツでもHRを放ち、U-18日本代表候補にも選出されている世代を代表するスラッガー!
そんな強打者を特別な想いで見守るのが、母・美和子さん。かつてソフトボール選手だった美和子さんは小さなころからキャッチボール相手として輝大選手を支えてきた。しかし、輝大選手が中学2年生のとき、母を突然の病が襲う。くも膜下出血で3日間意識が戻らず、輝大選手は病院まで駆け付けたが、現実を受け止められず、母の顔を直視することができなかった。なんとか一命をとりとめた美和子さんを支えたのは息子の野球。とにかくもう一度試合を見に行きたいと懸命のリハビリに励んだ。命を繋ぎとめたからこそ思うことがある。「やっぱり息子の試合が生きがい!」母の声援は息子の背中を押す。「母に最高の恩返しをしたい」意気込む輝大選手の夏を追った。
センバツでベスト8まで勝ち進んだ徳島・阿南光。学校のある阿南市は「野球のまち」として積極的な大会開催や野球人口の拡大を目指す取り組みなどを行っている。そんな町で「地元から甲子園へ」を合言葉に集まった選手たちは、地元出身の選手が中心。中学時代、地元の野球チーム阿南シティホープで全国優勝を果たした6人の選手は県外のチームからの誘いもあるなか、阿南市に残り阿南光で甲子園を目指すことを選んだ、まさにふるさとを背負って戦う選手たち。なかでもエースでU-18日本代表候補の吉岡暖投手とキャッチャーの井坂琉星選手はずっとバッテリーを組んできた一心同体バッテリー。チームの中心としてセンバツでも活躍し、初のベスト8に導いた。最後の夏、ふるさとを背負って戦う選手たちの姿は、阿南市の子どもたちにも希望の光となる。ずっと一緒に戦ってきた仲間と挑む夏を追った。
甲子園球場からおよそ1,300km。北海道野付郡別海町。町唯一の高校が別海高校。野球部の合言葉は「町をひっくり返そう」部員のほとんどが別海町出身。育った町をひっくり返すために野球に打ち込むと、秋季北海道大会ではベスト4に進出し、過酷な練習環境で残した好成績が評価され21世紀枠でセンバツに出場した。聖地を経験したからこそ球児たちが本気で目指す夏の甲子園。町の人々も別海球児の夏の戦いを様々な形で支え、本気で応援してきた。チームを引っ張るキャプテン中道航太郎選手にとっては町の人々の想いはもちろん、尊敬する父・大輔さんと戦う最後の夏。漁師の父の背中を見て育ってきた航太郎選手は小さなころから町の漁師になることが夢。それでもセンバツを経験し高いレベルの野球に触れたことで、新たに生まれてきた野球での夢。甲子園からはるか遠い地から目指す夏の甲子園。尊敬する父の応援を背に、ふるさとをひっくり返すべく戦う夏に迫った。
高校野球の名門・星稜。チームの副キャプテン竹下史紘選手はどんなときでも「常に全力」で戦うチームに欠かせない元気印。背番号は2ケタながら、ベンチでの声や勝負強いバッティングが期待されている選手。竹下を小さなころから応援してきたのが、おじいちゃんの一郎さんとおばあちゃんの春美さん。孫の「ふみちゃん」のことが2人も大好き。1月1日。そんな祖父母を襲ったのが能登半島地震。竹下選手が祖父母のもとを訪れて、自宅に戻るときだった。無事が確認できたのは震災から4日後。水も電気も止まり、復旧もなかなか進まない日々。それでもそんな祖父母の希望の光は、孫の野球だった。大好きな2人のため、レギュラーではなくとも、声を大きく届かせる。
8月4日は夏の甲子園の抽選会当日。まさに番組放送中に組み合わせが決定します!あなたのふるさとの学校は?選手宣誓をするのはどのチーム?3日後に控えた開幕直前の最新情報を熱闘甲子園キャスターのヒロド歩美がお届けします!