滋賀県甲賀市の伝統工芸品、信楽焼の知名度を全国に広めたのはたぬきの置物。
信楽のたぬきの姿や持ち物には、意味があるのをご存知ですか？しっかりと見開いた目は物事を正しく判断する力、大きなお腹はおおらかな心、傘は災難から守るなどいろんな意味を持っています。

日本六古窯の一つ、甲賀市信楽町で焼物作りが始まったのは鎌倉時代。今もたくさんの窯元が伝統を守りながら、新しい信楽焼を生み続けています。
陶芸で一番大切なのが、土の調合。これが仕上がりの色や風合いを決めます。土が豊富な信楽では特にたくさんの作品の色が生まれます。

甲賀市信楽町朝宮地区は日本五大銘茶の一つ「朝宮茶」の栽培が盛んです。こちらのお茶屋さんでは、信楽焼のプレートを使った自宅でのお茶作りを提案しています。
自分の手でお茶作りを楽しむことで、朝宮茶そして日本のお茶のことをより深く知ってもらうことがご主人の願いです。

甲賀市でここ数年、人気の特産品があります。それが鹿深みそ。地元のお母さんたちが丹精こめて手作りするお味噌です。街をもっと元気にしようと作り始めたのは昭和５３年のこと。
お味噌で地域、時代が繋がっていってほしい。そんな熱い思いがこのお味噌には詰まっています。