かつての京街道沿いに、提灯に文字や家紋を入れる「川東傘提灯店」があります。この道およそ50年のご主人。下書きなしでの筆入れに不可欠なことは、長年培ってきたリズムとバランス感覚。夜、やさしく光る提灯は見ているだけで癒されます。

「関西の一家に一台」と言われるたこ焼き器。業務用しかなかったものを家庭用に作った会社があります。見た目は小さいが、作りは本格的。昭和40年代発売の、たこ焼きを作るための道具をすべてセットにした「たこ焼き器」は、当時売れに売れ、嫁入り道具のひとつとまで言われました。

大手電機メーカーの下請け工場が軒を連ねる守口市。下請けからの脱却を狙って考えついたのは、次世代の車「電気自動車」の開発。同じ下請け工場とプロジェクトを組み、構想からたったの1年で完成。日本らしさを全面に押し出した電気自動車が完成しました。

守口市のとある一軒家のような工場。ここでは、ダンスホールやディスコには欠かせない「ミラーボール」を製造しています。ほとんどの工程を手作業で仕上げ、特に鏡を貼る部分は女性にしかできません。キラキラ光るミラーボールは気分を高めてくれます。