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小4男児 プールの授業中おぼれて死亡 業務上過失致死の疑いで7人を書類送検「毎日毎日帰ってきてほしいしか思わない。会いたい。」「事故後の学校の対応についても残念でならない」両親が心境語る

02/28 18:09 配信

 4年生の男児がプールの授業中に溺死した事故で7人が書類送検されたことをうけ、亡くなった男児の両親が心境を語りました。

 去年7月、高知市立の小学校に通っていた4年生の松本凰汰さん(9)がプールの授業中に溺れて死亡した事故で、警察は26日、事故当時の市の教育長や校長など7人を、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

 事故当時、小学校のプールは設備の故障で使えず、水深が10センチ深い、近くの中学校のプールで授業が行われていました。

 警察は、市教委については安全性の検討や必要な助言をしなかったこと。小学校については、安全対策や監視体制が不十分なまま授業を続けたことについてそれぞれ過失があると判断したということです。7人の認否は明らかにしていません。

ー亡くなった松本凰汰さん(9)両親 ー

Q.事故から7ヶ月余りが経過、今の生活やその心境は
父「生活が変わったって言ったらもうこの子がおらんなったのが一番の大きな変化。この生活に違和感しかない、本当に。違和感よね。返事はもらえんけど毎日話しかける。心境と言ったら、もう毎日毎日帰ってきてほしいしか思わない。会いたい。だってまだ9歳やもん。あの子もいっぱいしたいこともあったろうし、けど俺もあの子といっぱいしたいことがあった。いろんなところ連れてって、いろんな景色見せたりで、いろんなことをして遊んだりしたかった」

Q.書類送検された人についてはどのようにとらえていますか
父「起訴されるなり、何かしらきちんと責任を取ってほしいと思う」
父「事故の後の学校からの対応もひどいものがあった。まず、基本的に謝罪に来ないっていうのは違うと思う。自らの意思で来るのと、人から言われた後で来るのとは値打ちが違う。あの人らは基本的に謝罪に来なかったから、僕らが教育委員会の方に言うて、初めてアクション起こすよね。それって意味ない」
「学校の連絡網にしてもそう。凰汰がなくなってからも4年生の催し事があることに関して、出席をしますかしませんかって。残念でならない」
母「12月ごろまで(お知らせが)届いていたが、もう耐えれんかった」
父「実際、保護者説明会の時にはうちには故意に外して保護者に連絡しているから、そういうこともできたはず。それさえしてくれん。うちがそれを受け取ってどんな気持ちになるか考えなかったのだろうか。あの校長が言ったのは『4年生がどんなことをしゆうか知ってもらいたくて』って僕らに言った。体裁の問題じゃない、道義的なことや人間として」

Q.刑事責任が学校現場、教育行政のトップまで及んでいることをどのように捉えているか
父「しょうがないと思う。調査内容とか聞きよっても何の協議せずに了承したとかそういうことを僕らも見た。命を軽んじてるというか。当日のプールの水深もどう見ても深かかったってわかってるのに、何もせずつに入らすっていう」

Q.今後、捜査の行方と検証委員会をどのように見守っていきますか
父「見守るもなにも僕らは基本的に手が出せない。うちができることといえば、いずれ起こるであろう裁判に備えて例えば弁護士に相談してとかね。もう待つしかない。
教育委員会などは去年から『来年度の授業に向けて』っていうけど、今回の話もまだ終わっていないのに、来年度の話も何もない。急いでもいいことはない。ゆっくりじっくりちゃんと考えて、みんなが納得できる答えを出さないといけない。結局犠牲になるのは力のない者」

最終更新:02/28 18:09

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