関西ニュースKANSAI

　大阪・関西万博の開幕を５日後に控え、吉村大阪府知事は、ゲート付近の混雑を解消するため開幕日に開場時間を早める「アーリーオープン」を検討すると述べました。

　８日に開かれた大阪・関西万博推進本部会議では、大阪府・市などの幹部らが今月４日から６日に試験的に来場者を招き実施された「テストラン」での課題やその解決策について話し合いました。

　このうち、入場するまでに時間がかかり、ゲート外で行列が発生したことを受け、吉村知事は「現場の判断で柔軟に対応できるようにするべきだ」と述べ、入場ゲートの開門を本来の午前９時から早める「アーリーオープン」の必要性について言及しました。

　開幕日は「スタッフが慣れていないことも含め、数十分オープンを早めた方がいい」としました。

　また、会場内で予約やマップの参照、パビリオン内の仕掛けを楽しむ際などスマートフォンを使う機会が多いにもかかわらず、充電スポットが少ないといった課題については、会場内にあるコンビニなどの事業者に対し、手軽な価格で購入できるモバイルバッテリーを品切れにならないよう入荷することを要請しているということです。

　さらに、「トイレやパビリオンの場所がわかりづらい」という意見に対しては、会場内に無料の紙マップを設置して対応したいとしました。