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逆子を治す「外回転術」で子どもに重い障害 男性医師を書類送検 刑事告訴した母親「自分がやってしまったことと向き合って」
05/09 12:28 配信
京都市の病院で2020年、逆子を治す「外回転術」を受けた母親が、不適切な処置で子どもに重い障害が残ったとして刑事告訴した問題で、警察が男性医師を書類送検したことがわかりました。
京都府内に住む母親の千鶴さん(30代)は2020年、京都第一赤十字病院で、おなかを手で押して逆子の胎児を回転させる「外回転術」を受けました。
千鶴さんの告訴状によりますと、外回転術で、胎児が低酸素状態になったのに、男性医師は適切な処置を怠ったといいます。
千鶴さんは別の医師の帝王切開によって、宝くん(4)を出産。宝くんは今も会話ができず、手足も自由に動かせません。
千鶴さんの告訴を受けて、警察は捜査を進め、関係者によりますと、男性医師を業務上過失傷害の疑いで9日、書類送検したということです。
(宝くんの母・千鶴さん)「私の願いは(男性医師に)刑事罰を受けてほしい。そこで自分がやってしまったことと向き合ってほしいという気持ちがあります。あの時、本当に何が起こったのか、真実が知りたい」
男性医師は現在、別の病院で勤務していて、ABCテレビの取材には応じませんでした。
最終更新:05/09 12:28