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万博トイレ建設中の爆発事故 ガス濃度を測定せず溶接作業で引火 埋められた産廃から出たメタンガス充満か 22日から工事再開へ

04/19 18:52 配信

 3月、大阪・関西万博の建設現場で火花がガスに引火し床が破損した事故について、万博協会はガス濃度の測定が不十分だったことが原因と発表しました。

 3月28日、万博会場の夢洲で広場にある建設中のトイレで溶接作業をしていたところ、火花が可燃性のガスに引火し、爆発しました。けが人はいませんでした。

 爆発事故を受け、府の教職員組合が府が計画する万博への「子ども無料招待事業」の延期を申し入れるなど、懸念の声も広がっていました。

 万博協会によりますと、引火したのは地下に埋められた産業廃棄物から出るメタンガスとみられ、事故当時、地下には基準値を超える濃度のガスが充満していた可能性が高いということです。

 爆発の原因について協会は19日、施工業者がガス濃度を測定せずに作業にあたったことが事故につながったと明らかにしました。

 協会は施工業者に濃度の測定など再発防止策の徹底を求めたうえで、周辺の工区で中断していた火気を使った工事を22日から再開する予定です。

最終更新:04/19 18:52

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