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万博会場への「船ルート」利用が低迷 吉村知事が夢洲浮桟橋の「利用料値下げ」と「利用時間延長」を万博協会に要望
06/17 19:17 配信

大阪・関西万博の会場に向かう経路として、船の利用が低迷していることを受けて、大阪府の吉村洋文知事は17日、夢洲浮桟橋の「利用料金の値下げ」と「利用時間の延長」を万博協会に要望したと明かしました。
会場への「船ルート」は、水都・大阪の環境を活かしたアクセス手段として設定され、現在、大阪市・堺市・淡路島と夢洲を結ぶ3つの航路で定期便が運行しています。
吉村知事は、「輸送能力はそこまで大きくはありませんけれども、万博への来場手段と、将来的な観光の要素も含めて非常に可能性の高いところだ」しました。
その一方で、「利用料金が少し高いんじゃないかという意見もあって、事業者からも改善の提案があった」と明かしました。
その上で、夢洲に船で行き来できるように万博協会が整備した「夢洲浮桟橋」について、事業者が支払う利用料金の値下げと、利用時間の延長を万博協会に要望したということです。
吉村知事はこれらの要望を「できるだけ早く実現してもらえたら」と話しています。
万博協会は利用料金について、「引き下げは運営費にかかわることなので簡単ではない」とする一方で、利用時間については「夜間イベントを見たお客さんに船を利用してもらうのは大事なことなので実現出来る方向で考えている」としています。
最終更新:06/17 19:17