関西ニュースKANSAI

　兵庫県議会の主要４会派が、非公開情報を外部に漏らした増山誠県議に対する問責決議案を提案する方針を固めたことがわかりました。今の議会で可決される公算です。
　告発文書問題を調査する県の百条委員会の委員で、維新の会に所属していた増山誠県議は、去年の県知事選挙期間中にＮＨＫ党の立花孝志党首に、百条委の非公開の音声データを提供しました。
　この問題を受けて、兵庫県議会の自民党、維新の会、公明党、ひょうご県民連合の主要４会派は、増山県議に対する問責決議案を、提案する方向で調整しています。
　提案は維新の会から行われ、賛成多数で可決される見通しです。
　また、維新の会に所属し百条委員会の副委員長だった岸口実県議には、立花氏に真偽不明の文書を提供した件に絡み、自民党や公明党、ひょうご県民連合が問責決議案を提案する方向で調整を進めています。
　決議案は、６月定例会最終日の１２日に提案され、即日採決される見通しです。
　また、増山県議や岸口県議らの情報漏洩を受けて、議会運営委員会の委員長から政治倫理条例案も１２日に提案されます。
　現在、兵庫県には会議規則違反があった際に、政治倫理審査会を立ち上げるための条例がないため、今回提案するに至りました。