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【参院選・和歌山選挙区】“保守分裂”に“候補者一本化” 新人7人が出馬の意向

06/17 15:36 配信

夏の参議院選挙・和歌山選挙区にはこれまで、
▼自民の新人・二階伸康氏(47)
▼維新の新人・浦平美博氏(53)
▼共産の新人・前久氏(69)
▼参政の新人・林元政子氏(51)
▼政治団体「NHK党」の新人・本間奈々氏(56)
▼無所属の新人・末吉亜矢氏(54)
▼無所属の新人・望月良男氏(53)
の7人が出馬の意向を示しています。

2019年に和歌山選挙区で当選した世耕弘成氏が衆院に鞍替えし、新人同士の戦いとなる見込みの今回。

自民は公認を争った二階氏と望月氏がともに出馬の意向で、分裂選挙となる公算です。また、立憲は維新との候補者一本化で、予定していた公認候補の擁立を見送ります。

■出馬会見などでの各者の主張はー

自民の二階伸康氏は二階俊博元自民党幹事長の三男で秘書を務め、前回衆院選につづく国政挑戦です。二階氏は「和歌山が輝けばこの国の形が変わる。最優先に取り組むべきは、ガソリン価格の値下げ。車が主な移動手段の和歌山県民にとって、価格高騰は大きな負担」と主張。さらに防災事業や高速道路の整備など、紀伊半島の強靱化に力点を置くと訴えています。

維新の浦平美博氏は高校教師などを経て和歌山市議を2期務め、2023年に和歌山県議に。党の県総支部幹事長も務めています。浦平氏は「社会保険料や税の問題、お金が回らない今の状況の改善を前に進めていきたい。また、和歌山は大部分が山林で三方が海に囲まれている。最も重要なのは1次産業。その未来を担うカーボンクレジット事業が大切だと思っている」と訴えています。

共産の前久氏は党の県副委員長で、参院選は4度目の挑戦です。立憲の候補予定者が出馬を取りやめたため、共産は候補を擁立しました。前氏は「自公を参議院でも少数派に追い込む。今の物価高での暮らしを助けるような政治への転換を図っていきたい。全ての分野で消費税を5%に引き下げることが求められているのでは。財源は大企業や富裕層への課税となる」などと主張しています。

参政の林元政子氏は和歌山県有田市の出身で看護師。前回衆院選に続く国政選挙挑戦です。林元氏は「今、少子高齢化が進むこの現状で、1年間に和歌山県全部の人口ほどの日本人が減り、その分、移民政策に舵を切っている。まずは日本が日本であり続けられるように、経済対策や地方創生、和歌山なら1次産業へのしっかりとした支援を訴えていきたい」と主張しています。

政治団体「NHK党」の本間奈々氏は元総務省の職員で、愛知県春日井市の副市長などを務めました。本間氏は「オーバーツーリーズムや外免切替、移民政策も含めた外国人の問題を日本人が非常に不安に感じているということも参院選で問われるべき」と訴え、経済的な困窮やお米やガソリンなどの物価高対策には、減税の必要性を掲げています。

無所属の末吉亜矢氏は和歌山市の出身。不動産会社の社長で、選挙への出馬は今回が初めてだということです。末吉氏は出馬の理由を「企業経営者として官民一体の事業にも取り組んできたが、なかなか成し得ないことが様々ある。現場の声を政治に届け、いち早く改善に動きたい」と述べています。中小企業の支援や商店街の活性化などの経済政策にも力を入れるということです。

無所属の望月良男氏は元有田市長で、自民の公認争いに敗れましたが、世耕衆議院議員と近いと言われています。望月氏は「市長として16年間、地方の現場で責任者としてやってきた。地域の皆さんのニーズを肌感覚で持ち合わせた政治家として、政策実現の行動をとっていける。ここは誰にも負けない」と主張。各地域の特性をいかした、地方が光り輝く強い国家を作っていくと訴えています。

最終更新:06/20 15:53

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