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万博・大屋根リングを「物見塔」として保存する案 大阪府・市が国や協会に提案 維持管理には「運営費の黒字」充てる案も

06/23 15:10 配信

 大阪・関西万博の大屋根リングの活用をめぐり大阪府・市は23日、複数の案を万博協会や国などに提案しました。保存や維持にかかる費用を抑えるため、リングを「(物見塔=いわゆる展望台)」として保存する案や、維持管理に「運営費の黒字」を充てるなどの案を示しています。

 大屋根リングは万博の閉幕後、北東の約200mを「人がのぼれる状態」で残す案と南側の約350mを残す案が検討されています。

 北東側については府市が秋以降に公募し、決定する開発事業者に維持費などの負担を求める方針ですが、事業者が応じず人がのぼれる状態で保存することが不可能となった場合は、南側を残すことを目指しています。

 一方、南側のリングについては、国や経済界が管理・維持にかかる費用を負担しない意向をすでに明確に示していて、案を実現するためには、管理主体を確保することが急務の課題となっていました。

 こうした中、23日、国や協会、府・市などはリングの活用方法を協議する会議を開きました。

 南側のリングについて、府・市は会議で、建築基準法に基づく「建築物」として現状に近い状態で残す案や、いわゆる「展望台」として上部のみを活用する案などいずれも人がのぼれる状態で活用するための3案を提示したということです。

 また、管理主体をめぐっては、チケットやグッズなどの売上でまかなう「運営費」が黒字になった場合、協会からその剰余金を引き継ぐ「団体」が南側リングの管理を担う案も示したということです。

 この場合、公費に頼らず、南側のリングの保存や維持管理ができることになります。

 吉村知事は「現実的には準用工作物(=展望台)として活用することが適切だと思っている」「国交省とも議論が進んでいる」と述べ、今後改修や維持管理などにかかる費用の財源などについて検討を続けるとしています。

最終更新:06/23 15:10

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