Crosstalk
01

心動かす瞬間を!
夏の高校野球とスポーツ番組制作への情熱

夏の風物詩のひとつと言える「夏の高校野球」。夏の日差しのもと、甲子園で白球を追う球児たちの姿は、多くの感動や名場面を生んできました。そんな夏の高校野球をはじめとするスポーツ番組制作の魅力について、高校球児たちの熱い夏を伝えるスポーツドキュメンタリー番組『熱闘甲子園』の編集長(総合演出)と高校野球中継のディレクターの二人にお話を伺いました。

01

入社前からスポーツ番組制作希望

大谷

子どもの頃から野球を含めたスポーツ全般が好きで、アスリートを取材するドキュメンタリー番組を作ってみたいと考えてスポーツ番組制作を志望しました。

宮脇

私はスポーツを見るのが好きで、よくスタジアムに行っていました。会場では多くて数万人しか見られませんが、放送なら何倍、何十倍の人に映像で場の熱狂を届けられる点に惹かれ、入社当初からスポーツプロデュース部を志望していました。

大谷

実際に異動が決まった時はどんな気持ちでしたか?

宮脇

入社当初は「言い続けたらいつか行けるかな」ぐらいの気持ちでした。それが、こんなすぐに実現するとは思っていなくて。言われたときは驚きました(笑)

大谷

自分もずっとスポーツを志望していました。ラジオ営業には約5年いたので、テレビとラジオもまったく違うし、番組制作は営業の仕事とは全然違うから、楽しみ半分、怖さ半分でしたね。

02

高校野球関連の番組や中継の醍醐味

大谷

担当する「熱闘甲子園」では、選手自身の奮闘や活躍に加え、その裏側にある努力や葛藤に注目し、見る人々の心を動かす映像にして届ける、この仕事の一番の醍醐味はこれです。

宮脇

「熱闘甲子園」ならそこですよね!高校野球中継では、試合の流れを読みながら、その瞬間に最も伝えるべき映像を選択するのが最大の醍醐味です。例えば、選手のファインプレーでは、最も印象的な映像を選択し、リプレーで流すといった工夫をしています。

大谷

試合中継は“瞬間の選択”の連続ですもんね。「熱闘甲子園」は、よく「負けたチームの視点が多い」と言われますが、夏の高校野球で負けた3年生の中には野球選手生活が終わる球児もいるんですよ。彼らの立場や気持ちを意識すると、それはそれで良いかな、と。

宮脇

私もそう思います。逆に試合中継は熱狂ばかりに着目しすぎず、試合として見せるべき瞬間を見せないといけません。カメラマンが「いい絵だ」と思う映像ばかりつないでも、試合中継としては満足できない番組になってしまいます。

大谷

実は「熱闘甲子園」でテーマソングとともに選手たちのプレーが流れるエンディング映像を担当した時、そこに49の代表校すべてを登場させました。これは選手全員が「勝利」という同じ方向に向かって全力で取り組んでいることを伝えたかったんです。

宮脇

夏の高校野球は毎年開催されますが、球児にとってはたった一度の夏ですもんね。なので高校野球中継でも、控えの選手や記録員、伝令、代打や代走も顔と名前を映すことにこだわっていて、球児やご家族が喜んでくれます。大谷さんのエンディング映像も含め、番組制作者のこだわりって、言われないとわからない小さなところにも息づいているんですよね。

03

スポーツ番組の面白さややりがい

大谷

やっぱりスポーツって心が動くんですよね。現場から心が動く瞬間を伝えられることがスポーツに関わる仕事の面白さです。しかも、生中継では、たったひとつのミスも、全部映像として流れてしまいます。関西はもちろん、全国ネットの生中継もあるので…そんなプレッシャーと戦いながら番組を成功させるのって、放送局でなければ味わえないような緊張感やスケール感があるんですよね(笑)。

宮脇

確かに!スポーツは人の感情を動かしますよね。それもあってスポーツの仕事って飽きないんです。例えば、タイガースの試合を2試合中継しても、試合ごとに展開や見どころは必ず異なりますから。常に新鮮な気持ちで番組制作に臨めるんですよ。

大谷

なるほど!あと新しい取り組みも多いかな。野球だけじゃなくて駅伝とか、BMXやブレイキンのようなアーバンスポーツとか。新しいスポーツや大会の現場に足を運ぶのが楽しい。

宮脇

それこそ地上波以外にもWeb配信やCS放送もあるから、多種多様なスポーツの映像化に取り組めます。初めて見る競技を中継することもありますよね。

大谷

あるある!先日担当したイベントの仕事で、30m競走を初めて見ました。「世の中にはいろいろなスポーツ競技があって、まだ知らないことがたくさんあるな」と思い知らされました。

04

ABCの働き方

大谷

今のABCは、私や宮脇のようにジョブローテーションで複数の部署を経験している人が多いのかな。

宮脇

そうですよね。今は会社全体として、テレビを軸にイベントや中継などを複合的に組み合わせて新しいコンテンツを作っていこうという流れがありますよね。

大谷

最近は他部署から異動してくるケースが多く、その結果、自由闊達に意見交換ができる雰囲気が生まれたり、アイデアの幅も広がっていると思います。他部署で構築した人脈がスポーツで強みになることも多い。今となっては、私も最初からスポーツ配属じゃなくて良かったと思います。

宮脇

私も最初はラジオ営業で、そこから報道、そして今はスポーツプロデュース部にいますが、同じテレビ局でも業務内容や扱う素材が全然違うんですよ。だから部署を異動するごとに「また新しい気持ちで頑張ろう」という新鮮な気持ちで仕事に取り組めるんです。飽き性な方なので、転職せずとも仕事が新しくなるABCは働きやすい職場と言えますね。

05

学生へのメッセージ

宮脇

今やABCはテレビ局だけどテレビだけじゃないというか(笑)。CS放送やWeb配信、YouTubeのコンテンツだって作りますから。テレビにとらわれすぎず、多様なメディアに挑戦しているのがABCらしいと思います。あと、人を巻き込む熱意と自分軸を持っていれば、ABCでの仕事には「楽しい」がたくさんありますよ。

大谷

自分が置かれた環境や立場の中で、しっかり物事を楽しもうとする人はABCに合っているかも。全社的に若い人がきちんと意見を言えて、話ができる雰囲気はありますし、テレビ局もまだまだ捨てたもんじゃありませんよ(笑)。

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