関西ニュースKANSAI

　大阪メトロが２０２４年度の決算を発表し、インバウンドの需要が増えたことなどから増収増益となりました。
　大阪メトロによりますと、２０２４年度の営業収益は鉄道・バスの乗車人員の増加などで前年度比約１０％増の２０２９億円。営業利益は前年度比９％増の４０４億円で増収増益となりました。
　特にインバウンド需要の伸びが大きく、乗車人員は約６４００万人で前年度比約１３００万人、２５．２％増。収入では約１２９億円、前年度比約２７億円増え、２６．２％の伸びとなっています。
　大阪メトロの河井英明社長は、２０２５年度の業績見通しは後日発表するとした上で、「大阪・関西万博が開幕して、４月の業績も極めて順調。万博の成功へ最大限、貢献することに取り組み、さらなる輸送能力の向上、事業活動の充実をはかっていきたい」と話しました。
　また、先月２２日夜、中央線が運転を見合わせ、夢洲駅に万博帰りの乗客らが滞留した問題で、河井社長は「大変申し訳ない」と陳謝し、万博協会との連絡体制を見直したと明らかにし、「今後は情報を迅速に共有して連携をより良くしていきたい」としています。