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　自治体主導では全国初の「赤ちゃんポスト」設置を目指す大阪府泉佐野市は１０日、設置施設の候補は「りんくう総合医療センター」などの産科がある市内２ヵ所の医療機関だと明らかにしました。

　泉佐野市は来年度、親が育てられない子どもを匿名で預かるいわゆる「赤ちゃんポスト」の設置や、病院以外に身元を明かさず子どもを産む「内密出産」の実現を目指しています。

　市は１０日の市議会で、「赤ちゃんポスト」を設置する場所について、「りんくう総合医療センター」など市内に２ヵ所ある産科を持つ病院を候補としていることを明らかにしました。

　産科がある病院が好ましいとする一方、内密出産と場所をわけて赤ちゃんポストのみを設置するケースも想定し、小児科と連携できる複数の医療機関も候補として調査していくということです。

　市は秋以降、「赤ちゃんポスト」を運営している熊本県の慈恵病院や東京都の賛育会病院を視察し、今年度中に報告書を取りまとめるとしています。