関西ニュースKANSAI

　奈良市教育委員会は９日、市立中学校で１年から３年の生徒１８４人の顔写真が入ったデータを紛失したと発表しました。

　市教委によりますと、写真は生徒手帳に貼り付けるために撮影されたもので、４月に業者が写真のデータが入ったＣＤＲと、一覧表を納品しようと職員室を訪れ、担当教師の机の上に置きました。

　納品から１カ月近く経って、担当教師が机からＣＤＲなどがなくなっていることに気付き、職員総出で捜したものの見つからず、生徒や保護者に謝罪した上で警察に紛失届けを出したということです。

　現在のところ写真の流出など被害の報告はありません。

　市教委は「個人情報の適切な管理について周知徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしていて、今後は個人情報を含むデータの受け渡しは受領記録を付けることや、鍵のかかる保管庫などでの管理を徹底するということです。