関西ニュースKANSAI

　工事費の未払いをめぐり、下請け業者が団体を立ち上げました。

　大阪・関西万博では、アンゴラなど一部のパビリオンで休館が続いています。

　パビリオン建設に関わった下請けの建設会社らは、未払いになっている工事費を回収する目的で「被害者の会」を立ち上げました。

　会によりますと、アンゴラパビリオンについては、一部の下請け業者が、さらにその下請けの業者に費用を支払っていないということです。

（被害者の会・代表）「被害者がいっぱい出ている状況のなかで救済したいという目的で。かなり危うい状況ではいるのですが、彼ら（下請け業者）に対する支払いもやっていかなあかんと、苦境には陥ってます」

　被害者の会は、すでに警察に相談をしており、未払い分を一時的にまかなうため、今後は寄付を募るということです。

　アンゴラのパビリオン担当者は、取材に対し「アンゴラからの支払いはすでに全額完了している」「民間の会社間で相互理解が図られ、専門的かつ倫理的な方法で対立が解決されることを願っている」とコメントしています。