関西ニュースKANSAI

　出勤途中の電車内で女性の下半身をスカートの上から触るなどしたとして、大阪府警は１１日、刑事部刑事総務課に所属する男性警部補（４５）を停職１カ月の懲戒処分にしたと発表しました。

　男性は不同意わいせつの疑いなどで書類送検され、１１日付で辞職したということです。

　停職１カ月の懲戒処分となったのは、刑事部刑事総務課法令係に所属する男性警部補（４５）です。

　府警監察室によりますと、警部補は今年３月、出勤途中の電車内で１０代の女性の下半身をスカートの上から右の手のひらで触るなどしました。

　この直前に大阪府内の駅で周りを見回す不審な動きをする警部補に鉄道警察隊員が気づき、同じ車両に乗り込んで警戒に当たっていたということです。

　警部補は職務質問で容疑を認めた上で、警察官であることを申し立てたということで、警察が在宅捜査を進めていました。

　捜査の中では警部補のスマートフォンから合わせて１４人の女性のスカート内などを盗撮した動画や写真が見つかったということで、警察は１１日付で不同意わいせつと性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで書類送検しました。

　警部補は１１日付で辞職しました。

　國井栄次・府警監察室長は「警察官として言語道断の行為であり、厳正に処分しました。今後、職員に対する指導教養の徹底を図り、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。