EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 大平貴之
4月 彦坂 裕
5月 ヨシダダイキチ
5月 五味美保
5月 加藤登紀子
6月 井上葉子
6月 羽仁カンタ
6月〜
7月
浦沢直樹
7月 石飛智紹
7月 ABC アウト
ドアフェスタ2005
8月 大蔵喜福
8月 佐藤文廣
9月 石飛智紹
青山 貴
9月〜
10月
トヨタ
白川郷自然学校
10月 彦坂 裕
10月 藤崎達也
11月 仁志田博司
11月 宇多弘行
12月 川端由美
12月 水谷優子
12月 2005年を振り返って
1月 手塚眞
1月 鈴木重子
2月 竹下景子
2月 鮎川ゆりか
2月〜
3月
石井竜也
3月 青木静
3月 パトリック・ライアン
9月4日ゲスト:スマッシュ石飛智紹さん
レインボー・エコー青山貴さん
石飛智紹5
石飛智紹さん
 今夜のゲスト、石飛智紹さんは7月10日にもご出演いただいています。
 レインボー・エコーの青山さんは“ニュー・パワー・ギア”キャンペーンのコーディネーターとしてフジ・ロック・フェスティバルに参加されました。元々アヴァロン・ステージの舞台監督でもありました。
 手塚「レインボー・エコーはNGOの団体なんですね」青山「野外フェスティバルのプロデュースチームが“発電機って臭いよね”という所からソーラーパネルで音を出してみようと始めました。より気持ち良く楽しめる方法を模索していた団体です」

 手塚「今年のフジ・ロック・フェスティバルの参加者はトータルでどのくらいだったんですか?」石飛「4日間で12万5千人の方に来ていただきました」手塚「ただ今年は天候に恵まれませんでしたね」石飛「そうですね山の天気は変わりやすいので、毎日夕立がありました。でも年々皆さん慣れてきて、たくましくなってきました(笑)」

 手塚「今年の出演アーティストの感想は?」石飛「一つには雨がらみの話(笑)あと山間部でやるのはフジロックぐらいしかなくて、山の緑が音をうまく吸収してくれるので、とても良い音になると評判でした」手塚「有名な出演者が結構一般の人に交じって遊んでいるというのは、フェスティバルならではですね」


青山貴1
青山 貴さん
 手塚「例年と違っていることがあると思うのですが」石飛「人も増えてきたということもありますが、ゴミが増えてきたなということで、それは残念ですね」手塚「それは会場内に散らかっているということですか?」石飛「そうです。我々も含めて危機感が薄れてきたのかなと思います」手塚「青山さんはどう感じましたか?」青山「客さんの装備が充実してきているということですね。楽しそうに雨の中でご飯食べたりしていますから、あとは...」石飛「青山君はずっとアヴァロンにいるからあまり出歩けないんですよ(笑)」

 手塚「アヴァロンフィールド自体はどのように変わってきましたか?」石飛「ある意味余裕が出てきている。アヴァロンが最初に出来た時は食事をするためだけに来て、あとはいなくなるという場から、アヴァロンに行こうという目的を持った人が増えました」

 手塚「新潟の中越地震を支援するブースについてのお客さんの反応は?」石飛「中越元気村というNGOの方に来て貰ってキャンペーンをやったんですが、最終日には新潟県知事がご挨拶に来ていただきまして、改めて忘れないで欲しいと言うことを訴えられたと思います」

 手塚「アヴァロンで白井貴子さんがトークセッション行ったようですが...」青山「エネルギーについてのトークセッションです。白井さんの日常生活から出てくる、女性ならではの感覚でのお話でした」

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9月11日 石飛智紹さん、青山貴さん

石飛智紹、青山貴1 手塚「アヴァロンフィールドの電力はバイオディーゼルで賄いました。私も見せて貰いましたが、発電機自体は普通の発電機でしたね」青山「そうです機材は何も変わりありません。ただ燃料が違います。今回は食用油をリサイクルしたものを業者さんから買って使いました」手塚「3日間でどのくらいの廃油が使われたのですか?」青山「千リットルです。開催日はドラム缶約1.5本。仕込みやバラシで使ったのを入れて約5本半でした」手塚「燃費は軽油と比べてどうでしたか?」青山「変わらないと思います。数値として燃費の差ありませんでした」石飛「どういう電力の使い方をするかで燃費は変わります。急激に多くの電力を使えば燃費は悪くなります。アヴァロンフィールドの場合は急激に電力を使いませんでしたから、燃費が悪くなることはありませんでした」

 手塚「バイオディーゼルに変えて不安はありませんでしたか?」青山「正直な所、よく石飛さんがゴーサインを出したなと思いました」手塚「(笑)」青山「試し運転をしていなかったので、大きな緊張感がありました」石飛「誰かがやらないと始まらないですから...」手塚「電力のパワーとかはどうでした?」青山「そういうことはなかったですね。今回ソーラーパネルを運ぶ車をバイオディーゼルにしました。それで感じたのは軽油と違いエンジンがすごく静かだったということですね。会場の発電機も前年に比べて静かだったという意見もあります」石飛「音の大きさというよりは周波数が違ったんでしょうね。ですからあまり不快な感じがしなかったのは事実ですね...まぁ〜気分かもしれませんが...。でも匂いは確実に違いますね。そういうストレスが少なかったというのも仕事をする環境として良かったですね」


石飛智紹、青山貴2 手塚「今回やってみて手応えはありましたか?」石飛「かなりな手応えはあったので、仮にですよ、来年どうしようかという時にもっと精度がいいものが沢山準備出来るのか、どうやって運ぶのか...。今年はポリタンクに移して給油したんです。他の所はタンクローリー車が来て給油したんで、そういった問題をクリアしたいと思います」

 手塚「そういう廃油などは国がやっている組織やルートを利用させてもらえると思うのですが」石飛「自治体ですよね。地産地消というのか、エネルギーの自給自足というのか。それが一番の可能性だと思います。湯沢町は原材料が沢山あります。それは温泉旅館が沢山ありますから食用の廃油が沢山ある、これを何とかしたい。各自治体は前向きに研究しているので、加速がつくんじゃないかと思っています」

 手塚「来年のフジ・ロック・フェスティバルの展望をお聞かせください」石飛「ゴミのことなどを含めた、お客さんのマナーというか、お互い助け合うような気持ちをさらに我々と作っていけるように努力したいということですね」青山「学祭の実行委員の学生と話をした時に“僕もバイオディーゼルを使ってやってみたい”と言っていました。こういう波が広がっていけばいいなと強く思います」


佐藤文廣さん トヨタ白川郷自然学校レポート

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