EarthDreamingロゴ 放送内容
Line
4月 大平貴之
4月 彦坂 裕
5月 ヨシダダイキチ
5月 五味美保
5月 加藤登紀子
6月 井上葉子
6月 羽仁カンタ
6月〜
7月
浦沢直樹
7月 石飛智紹
7月 ABC アウト
ドアフェスタ2005
8月 大蔵喜福
8月 佐藤文廣
9月 石飛智紹
青山 貴
9月〜
10月
トヨタ
白川郷自然学校
10月 彦坂 裕
10月 藤崎達也
11月 仁志田博司
11月 宇多弘行
12月 川端由美
12月 水谷優子
12月 2005年を振り返って
1月 手塚眞
1月 鈴木重子
2月 竹下景子
2月 鮎川ゆりか
2月〜
3月
石井竜也
3月 青木静
3月 パトリック・ライアン
1月22日ゲスト:ヴォーカリスト鈴木重子さん

鈴木重子1 鈴木重子さんは東京大学法学部を卒業後、司法試験に挑戦しながら東京都内のジャズクラブを中心にジャズ・ヴォーカリストとしての活動をスタートしました。1995年に1stアルバムをリリースしてメジャーデビューすると同時にニューヨークの名門ジャズ・クラブ“ブルーノート”で日本人として初めてのライブを行い注目を集めました。1年に1作のペースでアルバムをリリースしながらジャズ以外にも活動の場を広げてこられ、今年デビュー10周年を迎えられました。   手塚「音楽に触れたきっかけは?」鈴木「覚えている一番最初は、母の子守唄です。シューベルトの子守唄を歌っていたのを覚えています。その当時の私にとって母の声は天使のようで、“私もお母さんのように歌えるようになりたい”と思っていました。でも最近母とカラオケに行くと、“あれはいったい何だったんだろう”と気になったりして(笑)」

 手塚「でも大学は東大の法学部で、司法試験を目指していて...。それがなぜ音楽の道を目指したんですか?」鈴木「勉強ができてしまい、東大に受かり、しかも法学部に行ってしまったものだから偉くならなければいけないと思ったわけです。かといって官僚になるとか一流企業にお勤めするというようには全然思わなかったんです。それに競争が嫌いで、司法試験に受かれば何とかなるだろうとという気持ちで受けました。でもそんな気持ちで通る試験ではなく、結局6年間大学にいて卒業後も何の身分もないまま司法試験の勉強をしていました。卒業した翌年からアルバイトでジャズクラブで歌うようになり、昼間は勉強、夜はステージという生活を送っていました。でもだんだん歌の仕事が忙しくなって来ました。それでも東大出のジャズ歌手なんてという思いがあってなかなか踏み出せませんでした。それがある日突然ふっと吹っ切れて、嫌々やっていた勉強を辞めて歌の道に進みました」


鈴木重子2 手塚「10枚目の『サイレント・ストーリーズ』このアルバムについてお聞かせください」鈴木「最初はジャズを歌っていたんですけれど、歌っているうちに私自身が訴えたいこと、やりたいことをよくよく考えてみたら、ジャズというジャンルである必要がないと気づきました。ですから今回のアルバムは私の私らしい所が一番出ていると思います。なんと言うか歌って口においしい曲オンパレードです。良い曲を歌っているとおいしい物を食べてる感じなんです。口で味わうものなので」手塚「口で味わうという表現はヴォーカリストならではですね」
line
1月29日 鈴木重子さん

鈴木重子3 手塚「昨年の“愛・地球博”でコンサートを行ったそうですが、どういう経緯で?」鈴木「それよりも前から“NPOプラントアツリー・プラントラブ”があります。そのNPOが仕事の一環としてやっている“ハンド・イン・ハンド〜アジアの子どもたちの秋の植樹祭”のために“HAND IN HAND〜地球にかえろう”を書きました。その曲が愛・地球博のコンピレーションアルバムに、日本代表として収録されました」手塚「それで呼ばれたんですか。そこで歌った時の印象は?」鈴木「皆でこの地球のために手をつないで歌っているんだなと思いました。この曲が出来た時にイメージした絵が地球の上で人や動物が手をつないでいる物でした。まさにそのものという感じでした」


鈴木重子4 手塚「自分なりにナチュラルなライフスタイルに変えていることはありますか?」鈴木「食べ物に気を付けてます。野菜のおいしさに目覚めてしまって、家で食べる時はだいたい、有機野菜と玄米ですね。完璧なベジタリアンではないのですが、なるべく普段そういう物を食べるようになりました。またそれと平行して、体の使い方を習いました。それによって、ますます自分の心と体のあり方に注意しながら暮らすようになりました」手塚「それは歌うことにも影響してきますか?」鈴木「そうですね。歌うということは歌が通るチューブみたいな物だと思っているんです。そのチューブが奇麗に磨かれていればいるほど、クリアで曇りのない気持ちのいい音が出て来ます。でもその磨くということには終わりがないので、磨いて奇麗にしていくことが歌手の人生かなと思っています」

手塚眞さん 竹下景子さん

このページのトップへ戻る
手塚るみ子プロフィール 放送内容 お便り トップページへ。

Line