EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 大平貴之
4月 彦坂 裕
5月 ヨシダダイキチ
5月 五味美保
5月 加藤登紀子
6月 井上葉子
6月 羽仁カンタ
6月〜
7月
浦沢直樹
7月 石飛智紹
7月 ABC アウト
ドアフェスタ2005
8月 大蔵喜福
8月 佐藤文廣
9月 石飛智紹
青山 貴
9月〜
10月
トヨタ
白川郷自然学校
10月 彦坂 裕
10月 藤崎達也
11月 仁志田博司
11月 宇多弘行
12月 川端由美
12月 水谷優子
12月 2005年を振り返って
1月 手塚眞
1月 鈴木重子
2月 竹下景子
2月 鮎川ゆりか
2月〜
3月
石井竜也
3月 青木静
3月 パトリック・ライアン
3月26日ゲスト:
デザイナーパトリック・ライアンさん

パトリック・ライアン1 デザイナー、パトリック・ライアンさんは、ティンバーランドと手塚治虫の『火の鳥』とのコラボレーション、『Earthkeepers Collection - 2006 Spring Tezuka Partnership』にファッションディレクターとして参画しました。
  手塚「デザイナーとしてのこれまでの活動をお教えください」ライアン「スコットランドのグラスゴー美術学校を卒業しました。学生時代はテキスタイルの勉強をしていましたが、だんだん洋服に興味を持ち、ロンドンにあるセントマーチンズというファッション学校に行きました。そこで初めて日本人と出会って日本に興味を持ちました。その後山本寛斎を紹介され、仕事の依頼を受け2年間のつもりで日本に来ました」手塚「日本いらしたのが1998年。それからずっと日本にお住まいなんですか?」ライアン「そうです。2年のつもりが3年とだんだん日本にはまりました。気が付いたらもう18年ですね」

 手塚「94年にご自身のブランド『YABU-YUM』を立ち上げられましたがこれはどういったブランドですか?」ライアン「吉田真実というパートナーと2人でやっています。僕は日本のメインのファッションよりも隠れたファッションが好きなのでそれをやるために小さく始めたブランドです。それがいつの間にか注目されて大きくなりましたが...」

 手塚「今回の『Earthkeepers〜』に参加するきっかけは?」ライアン「パリに住んでいる日本人の友達にティンバーランドを紹介されて、最初に『傾く』テーマのプロジェクトに参加しました。これが凄く楽しくてまた以来が来たら是非やりたいと思っていました。それで2回目としてこの仕事を依頼されました。アニメのイメージを使ってデザインするのは大きなチャレンジでした」


パトリック・ライアン2 手塚「この『火の鳥』をどのようにデザインされていったのですか?」ライアン「僕は元々手塚さんのキャラクターはアトムしか知りませんでした。僕の友達でアトムのキャラクター使って洋服をデザインしている人がいたので、それと同じにならないようにしました。『火の鳥』のキャラクターをいっぱい使って子供っぽくするのではなく、大人が着られるように洗練されたデザインにしました。今回この作品を手がけるにあたって、手塚治虫の歴史を読んで“なるほど”と思ったのは、彼はストラビンスキーの火の鳥を見てインスパイアーされたそうです。そこで僕も彼の『火の鳥』をあちこちに使うのではなく、アジアの文化の中にある火の鳥を調べて、彼が最初に考えた『火の鳥』の精神を取り入れたいと思いました」

 手塚「このシリーズの中にコレクタブル(限定品)があるようですが、一般のものとの違いは?」ライアン「限定品はすべて日本生産です。これはティンバーランドにとっては初めてのやり方です。別々に刺繍を施して、組み立ていますので、着てもお洒落だし、モノとしての価値もあると思います」


青木静さん 中島悠さん

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