放送内容
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4月 大山のぶ代
4月 中村征夫
5月 石垣島レポート
6月 西表島レポート
6月 本多俊之
6月〜
7月
Sophia
7月 舘内 端
7月 吉田戦車
7月〜
8月
Char
8月 近藤 篤
9月 森田正光
10月 お便り紹介
10月 アップリカ試験研究センター
10月〜
11月
Sugizo
11月 佐野元春
11月 久路流平
12月 片山右京
12月 坂本龍一
1月 お便り紹介
1月 筧 利夫
1月〜
2月
王様
2月 林あまり
2月〜
3月
舘内 端
3月 西村幸祐
3月 立川町風力発電レポート
6月10日 ゲスト:本多俊之さん

本多俊之1 本多俊之さんは、サックスプレーヤーだけでなく、作曲家としても活躍されています。今回は映画「メトロポリス」の作曲を手がけられた本多さんに、製作秘話などを伺いました。
 手塚「この映画の音楽を担当されたきっかけは?」本多「それはりんたろう監督からやってくれないかと言うことで始まったんですが、りん監督は僕のことをジャズプレーヤーではなくフュージョンプレイヤーと思っていたようで“本多さんはジャズでもやってくれるかな〜”(笑)と失礼なことを言ったんです」手塚「映画の内容が近未来を描いているのに、あえてジャズを選んだって言うのは、監督の考えですか?」本多「監督が“近未来の話だけど、そこにレトロ感覚を入れたいから、音楽の側からもそういうアプローチをして欲しい”というアイデアが最初からあったんです。それで監督は全編ジャズにしたかったようですが、僕が試写を見た感じでは作品のスケールに無理があると思って、オーケストラサウンドも取り入れたんです。ただ最初のデモテープを出したときに、“保険”という意味も含めていわゆる可愛い音楽を入れてみたんですが、監督にばっさり切られてしまいました(笑)」手塚「え、その曲はお蔵入りしてしまったわけですか?」本多「いいんですよ、それで方針が分かったわけですから」
 手塚「苦労されたところは?」本多「映像の方と一緒にお仕事するときは、全体を支配するメロディラインを作るんです。そのメロディーはいろいろアレンジを替えて沢山出てくるわけですから、強いメロディーでなくちゃいけないですよね、それが最初に苦労したところですね。ただ今回は直ぐに出てきたんで良かったです」


本多俊之2 手塚「映画の中で歌がある曲が出てくるんですが...」本多「レイ・チャールズの曲が主人公ケンイチ君のティマに対する気持ちなんですよね。それでティマからのアンサーソングはどうかなと思って作ったんです。それであの流からいくとジャズ・女性ヴォーカル・バラードだとおもったんです。それで監督に言ったら“そうかな〜”と言われてしまいました。(笑)だったらデモテープを作ってしまおうと思ったんです。それで出来上がったテープを監督に聴いてもらったら“いいじゃない!”と言うことで決まってしまったんです」手塚「それも本多さんのアイデアだったんですね。人間の声っていうのは、この映画を何倍もふくらましてますよね」本多「そんなに言っちゃって良いんですか〜(笑)」

 手塚「本多さんの今後の予定は?」本多「新しいアルバムの素材を作っているところで、デジタルの良さとアナログの良さをミックスした、サックスの室内楽ようなのを作りたいんですけどね。(笑)口で言うのは簡単なんですけど」手塚「イメージが伝わりにくい...(笑)」


西表島レポート Sophia

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