放送内容

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4月 大山のぶ代
4月 中村征夫
5月 石垣島レポート
6月 西表島レポート
6月 本多俊之
6月〜
7月
Sophia
7月 舘内 端
7月 吉田戦車
7月〜
8月
Char
8月 近藤 篤
9月 森田正光
10月 お便り紹介
10月 アップリカ試験研究センター
10月〜
11月
Sugizo
11月 佐野元春
11月 久路流平
12月 片山右京
12月 坂本龍一
1月 お便り紹介
1月 筧 利夫
1月〜
2月
王様
2月 林あまり
2月〜
3月
舘内 端
3月 西村幸祐
3月 立川町風力発電レポート
7月8日 ゲスト:舘内 端(ただし)さん

舘内端1 自動車評論家の舘内端さんが代表を務められている、日本EVクラブは1994年に設立された市民団体です。「EV」とはElectric Vehicle、つまり電気自動車のことです。

 手塚「クラブ化しようとしたきっかけは?」舘内「1992〜93年に電気で動くレーシングカーを作ってアメリカのレースに出場したんです。そのときアメリカの高校生が市販の車をEVに改造してレースにでていたんです。僕は苦労して作ったんですけどね。それで聞いてみたらキットなどがアメリカにあると言うことだったので、日本に帰ってEV手作り教室を開こうと思ったんです。でそのときにしっかりした母胎が必要だと思って作りました」

 手塚「クラブでは、環境に対して優しい自動車作りというのも発信していらっしゃるんですよね?」舘内「そこがキーなんです。自動車の持つ環境問題は、大気汚染と、地球温暖化CO2ですね。それはユーザーが出している問題でもあるんではないか。そこで自分が被害者であり、加害者だという視点に立って、自分のできるところからやっていこうというのが、このクラブのベーシックな考え方です」

 手塚「現在“2001年充電の旅”と題して、日本全国を電気自動車で回っていらっしゃいますが、これは?」舘内「元々の発想は、現在EVクラブの会員が450〜500人ぐらい日本全国にいるんですが、なかなか東京などにでてこられないので、それならばこっちから電気自動車を持っていこう、と言うことから始まったんです。また行く途中で充電するためのコンセントを借りながら進んでいくことで、充電スタンドのインフラもできてくるし、いいんじゃないと言うことで始めました」


舘内端2 手塚「電気自動車はどのくらい走れる物なんですか?」舘内「これはなかなか答えにくいんですが、一般的な鉛電池を使用したとして一回の充電で、約50km〜100kmぐらいです。たとえば軽自動車を自分で改造して乗っていらっしゃる方がいるんですが、もう3万キロ走ってます。改造費は35万円だったそうです」

 手塚「ガソリンと、電気では経済的はどうなんですか?」舘内「4000km走って、電気代が1万4千円ぐらい、だいたいガソリン車の3分の1ぐらいですね。ただ電池の値段が高いのでどっちがと言うのは難しいんですけどね」 手塚「CO2の排出量はもちろん少ないわけですよね」舘内「自然再生エネルギーを使って充電して走れば、CO2の排出量は0ですね。このクラブの会員の中に、自宅の屋根にソーラーパネルを張って充電してる方がいるんですが、30kmぐらい走れるエネルギーを1日の充電で得られるそうです」手塚「実践されている方がいらっしゃるんですね」舘内「電気に切り替えると市民が自立して、交通と交通手段を手に入れることができるんです」
 手塚「このクラブの会員の方は楽しんでやってるんですね」舘内「楽しむと言うことが大事。苦しんで、苦しんで未来を作ると、苦しい未来が絶対来ますよ。だからそうではなくて、今の楽しさを重ねっていった未来は絶対に楽しい。ただ、環境負荷、エネルギー負荷、社会的負荷を抑えた楽しみ方を見つけましょう、と言うことですね」



「2001年充電の旅」で使用しているEV車
日本EVクラブホームページアドレスは
http://www.jevc.gr.jp/です。

Sophia 吉田戦車さん

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