放送内容
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4月 大山のぶ代
4月 中村征夫
5月 石垣島レポート
6月 西表島レポート
6月 本多俊之
6月〜
7月
Sophia
7月 舘内 端
7月 吉田戦車
7月〜
8月
Char
8月 近藤 篤
9月 森田正光
10月 お便り紹介
10月 アップリカ試験研究センター
10月〜
11月
Sugizo
11月 佐野元春
11月 久路流平
12月 片山右京
12月 坂本龍一
1月 お便り紹介
1月 筧 利夫
1月〜
2月
王様
2月 林あまり
2月〜
3月
舘内 端
3月 西村幸祐
3月 立川町風力発電レポート
12月16日 ゲスト:坂本龍一さん

坂本龍一1 12月20日に「非戦」という本を出版される坂本さんは、9月11日の米同時多発テロを間近で体験なさいました。
 坂本「9時少し前にドーンという音を聞いたんです。以外に近い音で、近所の工事現場での事故かなと思いました。で、テレビを付けたらビルが燃えていて、それでも事故かなと思っていると、2機目が突っ込んできて...、屋根に上って写真を撮りました。その後アフガンに対する空爆の気運が高まってきて、このままいくとまた、罪のない人たちが犠牲になるので、どうしてもそれは避けたいと思って、新聞などに投稿しました。そしてインターネットからいろいろ情報を集め、それを大勢の人と共有するために、メーリングリストを作りました。それを元にしてこの本を作りました」


坂本龍一2  手塚「この本どんな方々が書いていらっしゃるのですか?」坂本「日本人と海外の方と半分ずつぐらいかな、50人ぐらいの方の意見が載っています。専門的な知識を持っていらっしゃる方から、友達のミュージシャン、一番若い意見では日本の小学6年生の子供たちの意見もあります」手塚「子供たちの意見って興味深いですね。この先どうなるのかとか...」坂本「そうだよね。僕が小学校の頃なんて、新幹線が出来たり、テレビがカラーになったり、それこそ手塚治虫さんの世界でしたよね。楽しく科学が発達した平和な社会、というのを未来のイメージとして持っていたよね。未来は明るかったな〜。今の子供たちは大変だと思うけど」

 手塚「この本は主にどなたによんで欲しいですか?」坂本「そうですね、普段あまり本を読まないといわれている、若い世代。彼らに手にとって貰いたいね、と作っているときから思っていました。それとよんだ人たち、それぞれの“非戦”を深めていって欲しいですね」
URL http://www.sustainabilityforpeace.org/


12月23日 ゲスト:坂本龍一さん
坂本龍一3   手塚「今年坂本さんは「地雷ゼロキャンペーン・ソング」や「非戦」の出版、環境保護などがありましたが 、こういう社会的な活動をされるきっかけはなんですか?」坂本「本人はあまりそう意識はないんですが、40を過ぎてそれまでの無茶な生活が出来なくなったんです。それで大貫妙子さんに手相を見てもらったら“ あんたもう長くないわね”といわれてしまいました(笑)でギクッとして、整体に通ったり、食べ物に気を付けたりするようになったんです。それからですね。食べ物、水、空気、これらは環境ですよね。ですから自分のことを大事にしようとしたら、環境のことに気を遣わざるを得ないですよね。だから自然に関心を持つようになったんです」

坂本龍一4 手塚「来年の活動をお伺いしたいのですが?」坂本「(笑)僕は計画性のない人生を歩んでいるので、何も決まってないんですけど。9月のテロ以降なかなか音楽を作る頭になれなかったんですが、やらなければいけない仕事もありましたので、作りました。それはブライアン・デ・パルマ監督の新作「Femme Fatale」、本橋成一監督の「アレクセイと泉」あとフランスの哲学者ジャック・デリダのドキュメンタリー映画の音楽を手がけました。それでこれらのサウンドトラックをCDにしようと思っています。それと〜、いろいろ仕事してるな〜俺(笑)東京お台場の科学未来館の音楽を依頼されたんです」手塚「じゃ〜サウンドトラックが目白押しですね」坂本「あと従来のソロアルバムも作りたいと思っています」手塚「皆さん待ち望んでいらっしゃいますよね」坂本「少し仕事の量、減らしたいんですけどね〜(笑)」

12月30日 ゲスト:坂本龍一さん
坂本龍一4 手塚「坂本さんは“人はパンドラの箱を開けてしまったんではないか”とおっしゃっていますが、あのお話は最後に希望が残るじゃないですか、その希望とは具体的にはどんなことでしょうか?」坂本「戦争は単なるけんかではなくて、利権を求めて争うこと、現代に言い換えれば“石油”利権のことだと思います。だから僕たちが石油に依存した生活をやめれば、利権が発生しなくなると思うんです。ですから世界中が、自然エネルギーを使っていくようになれば、戦争がなくなると思います。それが具体的な“希望“ですね」
 手塚「今年一年、いろいろなゲストの方々をお迎えしながら、様々な問題、希望をお伝えしました。
  みなさんもいろいろな生き方がある中で、より平和で、安心して暮らせる人生を選択できるチャンスを、この番組を通して掴んでいただけたらと思います。そして争いのない平和な地球について、これからもご一緒に考えていきたいと思います」

片山右京さん お便り紹介

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