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2019年10月31日

【ウエダのギモン】“壁の落書き”が観光スポットに!誰もが稼げるビジネスに!? 関西発 最新広告事情

特集

 大阪・難波で白昼堂々と落書きをしている人がいる、とのことなんですが、いったいどういうことなんでしょうか?私、ズバッとこの人を直撃してきました。

難波で白昼堂々と落書き!?トンデモ犯罪と思いきや・・・

「難波・道頓堀に来ました。この辺りに堂々と落書きしている人がいるというんですが・・・。(ナンバで有名な戎橋の上から辺りを見回すが)どうでしょうかね?さすがにこんな昼間から落書き、やっぱり夜中とかじゃないですかね。ちょっと探してみましょうか」(上田剛彦アナウンサー)


 落書きの現場をなんとかおさえようとしばらく探しましたが、道頓堀といっても戎橋や御堂筋付近ではないようです。範囲を広げてもう少し西へ。すると、そのとき!


「あ、あれあれあれあれ。あれですね。壁にスプレーで、ペイントしてますよね。こんな昼間から堂々と。ちょっと行ってみましょうか」(上田アナ)

「あっ、外国の方ですね。注意するにも英語で何て言ったらいいですかね。とりあえずエクスキューズミーから言ってみたいと思います。)


(駆け寄って)

「エクスキューズミー。あのうココ、No落書きです」(上田アナ)

「落書きじゃない、ちゃんと仕事してる」(外国人男性)

「落書きじゃない?え?お仕事なんですかコレ?」(上田アナ)

「はい」(外国人男性)

 いきなり流暢な日本語で返されたことの方がびっくりしましたが・・・ちゃんと見ると、落書きじゃありませんよねコレ。


「確かに、まったく迷惑がかからないようにシートも敷いてコーンも立ててるんですね」(上田アナ)


 しかしココで絵を描くって、どんな仕事?


「この辺は道頓堀アートストリートになる」(外国人男性)

「アートストリート?」(上田アナ)


 近くにはすでに完成した絵が整然と並んでいました。ここは、道頓堀川の両サイドが遊歩道として整備されている「とんぼりリバーウォーク」。この通りの一部で実は今「道頓堀アートストリート」というプロジェクトが進んでいて、今年中に35の作品を並べ、観光名所にしようというんです。ただ板を貼っただけ壁が、アートを彩るキャンバスに。


 この日、絵を描いていたのは、アメリカ人のエリック・スヴァリさん。日本人の奥様と堺市に住む、プロの絵描き、肩書きはアーティストです。下書きもせず、スプレーだけで描き上げていきます。


「普段はどんな絵を描いてらっしゃるんですか?」(上田アナ)

「普段はいろいろ、Tシャツのデザインとか店の中の壁も描きました。新町と堀江のシャッターも」(エリックさん)

「いつから日本にいらっしゃるんですか?」(上田アナ)

「11年半前ぐらい」(エリックさん)

「まさかそのとき、この道頓堀川のココに絵を描く事になると思ってました?」(上田アナ)

「全然」(エリックさん)

「ないですよね。じゃあ気持ちとしては最高ですか?」(上田アナ)

「うん(笑)」


 ちなみに、いま描いている絵は難波とも関係が深い歌舞伎役者と、アメリカの有名なラッパーを融合させた作品、だそうです。

 でもナゼ、こんな思い切った取り組みが始まったのでしょうか?遊歩道の管理を大阪市から委託されている南海電鉄、その担当者に尋ねると?


「戎橋に比べて賑わいや人通りが少ないエリアですので、アートの力を使って、人が立ち止まって楽しんでいただけるエリアになればなと思ってます」(南海電気鉄道 島津直生さん)


 同じ遊歩道でも戎橋付近は、今や世界中から人が集まる一大観光地。しかし、その戎橋から500mも離れていないのに西側の遊歩道はというと・・・人はあまり見当たりません。夜になると、多少ライトアップされ、オシャレはオシャレなんですけど、やっぱり人はまばらで、寂しい気もします。ここにアートで賑わいを作ろうとしているんです。

 「道頓堀アートストリート」。この取り組みに、付近で働く人たちの反応は?


「殺風景ですしね、何もなければ。こうやってアートにしていただけると、それに対してまたいろんなお客さんが集まってきてくれるので、非常にいいかなと思います。あんな絵は書けません、僕には」(スポーツ用品店の社員)


 川沿いの飲食店の店長は・・・


「ココに座ったお客さんは喜んで見てくれているので、ココの席の価値も上がりますし(アートは)増やしたらいいと思います」


 地元の商店街の理事を務める男性は、賑わいとは“別の効果”も期待しているといいます。


「落書きをする方には“アートに対してはいたずら書きをしない”、というルールがあるみたいで、こういう風に川沿いをずっとアートで飾っていただければ、おそらく落書きをする方はその上からは書かないんでしょうね」(地元商店街の理事)


 迷惑行為が減ることがありがたい様子でした。

 ただ、話はココで終わりではありません。アーティストを連れてきたのはこちらの若い二人。彼らは180(ワンエイティー)という会社を立ち上げ、壁に描くアートで、新ビジネスを手がけているというのです。 

 名付けて「ウォールシェア」。実はこれ、いまこの記事をご覧のみなさんももうかるかもしれない、という話です。その仕組みが分かる、1枚の絵があるというのですが・・・
「こちらになっております」

「(2人が案内してくれた絵を見て)めちゃめちゃかっこいいじゃないですか」(上田アナ)


 この絵に隠された「儲かる仕組み」って、ナニか分かりますか?ポイントは赤丸で囲んだこのマーク。


「駐車場の予約アプリを作っているアキッパ株式会社さん」

「よく見ます」(上田アナ)

 アート作品に見えて、実はこれ、企業のアート広告だったんです。ということは、


「広告主さんから広告料をいただいております。そのうちの一部を壁主さんに対してお支払いすることで、何もなかった壁から収益を得られる)」(180株式会社 上仲昌吾 代表)


 だから、みなさんの自宅でも職場でも、使っていない壁にアート広告が出れば収入が得られるというわけ。これが「ウォールシェア」。壁を、持ち主と広告主とアーティストで共有しましょうという意味です。


「こうやって見たらいろんな作品があり1個1個見ていくなかに実は広告も入っているのか」(上田アナ)

「そうですね」(上仲代表)


 この場所では、作品35点のうち10点ほどがアート広告になる予定です。

 二人のアイデアは、アートが持つ力を世界各国で感じたのがきっかけでした。


「治安が悪かった場所が、アートによって良くなったりとか、過疎化の村がアートによって復活したりだとか、そういう事例はたくさんあるので、日本にもそういう場所をもっと作って行きたいなと思っています」(180株式会社 川添 孝信さん)


 壁に絵があることで人が集まり、犯罪が起こりにくくなるというのです。


「具体的に言うと例えばどういう国でどういう所で?」(上田アナ)

「有名なところで言うと、ベルリンの壁も、今アートで有名ですし、ハワイのカカアコという所も昔は治安が悪かったんですけど、アートで今はもう誰もが行く場所になっています。そういう場所はたくさんありますね」(川添さん)

「じゃあ実際にアートによってその地域の経済的価値が上がっているってことですよね」(上田アナ)

「と思っています」(川添さん)

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特集

2019年10月18日

【ウエダのギモン】水曜日に行列ができる服屋さん?“衣服ロス”に立ち向かう在庫処分会社の挑戦

特集

 土日だったらみなさんお休みなのでわかるのですが、平日の真ん中、水曜日に行列ができるお店なんですね。これには深~いワケが。日本が抱える大きな問題が背景にありました。

「JR吹田駅前の商業ビルの1Fにやってきました。水曜日がポイントというそのお店なんですが、きょうは水曜日。ご覧ください。もう列をつくって並んでいる方がたくさんいらっしゃいます」(上田剛彦アナウンサー)
 「カラーズ」という服屋さんです。


「いま、お店が開きましたね。中に入っていきますお客さんたち。けっこうお目当ての物があるのかな、もう狙いを定めているような感じの方もいらっしゃいますね」

「手にいくつも持ってらっしゃる方がいますね。今日はあちらのお洋服まとめてお買い上げですかね。わー、お買い物楽しそう」(上田アナ)

 それにしても、なんでまとめ買いする人が多いのでしょうか?店内をよく見てみると・・・おやおや、おかしな値段がついてますよ。

「(ジャケットを手に取り)これからの季節、こういう1枚羽織るモノがあるといいですがお値段見てくださいよ。なんと300円です」「こういう風に上と下が付いてるヤツをロンパースという風に言うみたいなんです。このロンパース、おいくらかと言いますと、なんと驚きの、100円!で、もっと驚きなのが、元の価格はなんと、7900円、79分の1。(思わず)買おうかと思っちゃう」(上田アナ)

 どうやら、えげつないほど安い服屋さん、ということは間違いなさそうですが、「水曜日に行列ができる」って、どういうこと?


「毎週水曜日は値下げの日となっておりまして」(カラーズを経営するショーイチ 高橋隆亮 副社長)

「値下げ?」(上田アナ)

「1週間ごとに1ランクずつ下がっていく仕組みになっております」

「どういう意味ですか?まずこの青いタグは?」(上田アナ)

「こちらの青いタグがついた商品は今週は1000円なんですけど、来週まで残っていると、これが1コ下がって800円になります」

「あー!」(上田アナ)


 この要領で、1週間ごとに1ランクずつ値下がりし最終的には100円になるんです。お客さんはもう、そのへんは十分ご存じのようで・・・


「やっぱり水曜日だからいらっしゃった?」(上田アナ)

「値下がりするなぁと思って」


「きょうは何点ぐらい買われるんですか?」(上田アナ)

「(カゴの中の商品を数え)1、2、3点と冬物のセーターを見ようかなと」

「来週の水曜日まで待とうかなというときあります?」(上田アナ)

「ありますね。でもなくなったら悲しいのでめっちゃ悩んで長時間いることが多いです」

 しかしですよ・・・そもそもナゼ、こんなに安いの?


「メーカーさんの残り物を買い取らせていただいているお店だからです」(高橋副社長)

「メーカーさんの残り物?」(上田アナ)

「はい。アパレル商品というのは、気候(天候不順)などの影響がありまして在庫が残ってしまうんですよね」(高橋副社長)


 売れ残った服は、行き場を失い廃棄処分されることも珍しくありません。これは「食品ロス」になぞらえて「衣服ロス」などと呼ばれ、問題になっています。カラーズは、「捨てられるぐらいなら、安く買い取って安く売りましょう」というお店なのです。

 カラーズを経営するのは大阪市西成区に倉庫をもつ「ショーイチ」。まさに「衣服ロス」に立ち向かう在庫処分会社です。


「段ボールがすっと上まであるじゃないですか」(上田アナ)

「ありますね。ぜんぶ洋服ですね」(ショーイチ 山本昌一 社長)

「どれくらいの量があるんですか?」(上田アナ)

「だいたい100万枚ぐらいですね」(山本社長)


 年間だと、実に1000万点の衣服を買い取っていて、ほぼ毎日、大型トラック2台分くらいの量が搬入されるそうです。


「男性モノで何かおすすめありますか?(上田アナ)

「男性モノやったら、コレとか。コーデュロイのジャケットで」(山本社長)

「めっちゃいいじゃないですか。これからの季節に。ちなみに、音声消すのでので、どこで売られているか聞いていいですか?」(上田アナ)

「(笑)これは○○○(有名ブランド)で売られている商品で」(山本社長)

「よく買います。よく買いますボクそこで。(試着して)ちょっとサイズが・・・」(上田アナ)

「大きいですね」(山本社長)


 買い取り額は、定価の1割弱くらいが相場。その際、メーカーからいろんな要望を受けます。最も多いのが「タグを取ってほしい」というお願い。タグが付いたままで安く出回ればブランドイメージが損なわれるからです。中にはショーイチオリジナルのタグにつけかえることもあります。そのほか、「売る場所」についてもこんなお願いが。


「ブランドのある店から半径3km圏内では売らないでくれというのはありますね」(山本社長)


 さらに・・・


「国内では売ってほしくない。海外だけで売ってほしいというブランドもあります」(山本社長)


 しかも、メーカー側が今後進出するかもしれない国は避けてほしいと言われることも。なかなか細かい注文ですね。

「そもそもメーカーはなんでそんなにたくさん作るんですか?売れないぐらい」(上田アナ)

「メーカーさんは機会損失をすごく嫌うので」(山本社長)

「機会損失?」(上田アナ)

「そうです」(山本社長)


 ヒットして売り切れになった方が、うれしいような気もしますが、実際は「もっと儲かるはずの機会を失った」と、問題になるそうです。 


「多少多めに作るというのは業界の慣習としてあると思いますね」(山本社長)


 こんなデータがあります。去年、国内で供給された服は29億点。うち、売れたのはその半分にも満たない14億点。つまり、15億点が「売れ残り」です。ここまでの多さは、過去に例がなく服の売れ残りは、深刻な問題になっています。先週、衝撃のニュースがありました。アパレル大手の「オンワード」が今後、採算の取れていない数百店舗を閉鎖する方針を明らかに。アパレル業界は、苦しんでいるのです。



 服が売れ残る「衣服ロス」問題に立ち向かうショーイチですが、買い取った大量の服には、大きく3つの売り方があると社長は言います。


「まず一つ目は、かわいくて(同じ物が)たくさんある商品。これはモデルさんに着せて、キレイに写真撮影して、ネットショップで売る」


 撮影のときのポイントは、違うブランド同士でも、上下をうまく組み合わせること。セットで見せることで、価値の高い商品に生まれ変わらせているんだそうです。


「二つ目はかわいいけど3枚とか5枚とかバラバラな商品。そのまま店(カラーズ)に持って行く感じです」

「最後は、かわいい商品に比べるとかわいくない商品は、赤字でも売りますね。例えば500円で仕入れた商品だとしても300円スタートという感じで売っていきます」(山本社長)

「そんなんでいいんですか?赤字でいいんですか?」(上田アナ)

「でも、捨てるよりかはよくないですか?何とか使い方を考えるというのがボクは楽しくてたまらないので」(山本社長)


 このやり方を貫いてきたことでアパレルメーカーの信用を集め、今年度の売り上げは、過去最高の18億円を超える見込みです。

 現在「カラーズ」は、国内に9店舗。去年は海外にも進出しました。実は、海外に店を出したことで、メーカーからさらに信用されるようになりました。「卸す」だけだと、その後、どこで売られてどういう価格になるかわかりません。海外で安く仕入れてまた日本で売ろうとする逆輸入を企む人も出てきます。となるとブランドが傷ついてしまうわけです。そこで自らお店出し、売る場所や価格をコントロールします。さらに、ショーイチが取引するメーカーがお店を出す可能性がない国、たとえばマレーシアやシンガポールに出店したわけです。

 ショーイチでは、今まで買い取らなかった服がないとのことです。頭の通らない子供服を買い取ったこともありましたが、それでもそんな服でもいいという海外の孤児院にあげたそうです。とにかく、服を大事に守りたい、文化を守りたいというのが山本社長の考えです。「水曜に行列ができる店」にはこんな背景があったのです。

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特集

2019年10月17日

【つかトレ】いい意味で思ってたのと違う!?“なのにグルメ”って?

特集

 “なのにグルメ”って、この意味わかります?たとえば「怖い顔なのにサングラスをとったら目が優しい人」っていますよね。グルメで言えば、一般的にはホニャララなのに意外なお料理、お店構え、お店のご主人だったり・・・「いい意味で裏切ってくれる絶品のお店を3軒ご紹介いたします。

「まずは京都です。この奥に行きますと三年坂、さらに奥に清水寺があるという立地なんですけど・・・“ラーメン屋さんなのに”の後は何が続くんでしょうか?」(塚本麻里衣アナウンサー)
 ラーメン屋さんを探して歩くものの・・・


「塚本さん、通り過ぎました」(スタッフ)

「どこですか?えっ・・・ここ?どっからどう見てもカフェでしょ」


「ごめんください。こちらラーメン屋さんでお間違いないですか?」(塚本アナ)

「はい、ラーメン屋でございます。店長の田島でございます」(店長 田島光将さん)

「今、おいくつですか?」(塚本アナ)

「いま25歳になります」(田島店長)

「25歳!ラーメン屋さんのご主人なのに25歳!!」(塚本アナ)

 通り過ぎるのもわかりますよね。暖簾なんてないラーメン屋さん「Le sel(ル・セル)」。食材から調味料まですべてオーガニックにこだわったメニューが人気なんですが。


「(券売機の画面を見て)え?」(塚本アナ)

「当店ですね、コース料理でご用意してまして、メインがラーメンという形になります」(田島店長)z

「ラーメン屋さんなのにコース料理なんですか?」(塚本アナ)


 驚きでしょ?でもコース料理を出すのには納得の理由があります。実はこちらのお店を手がけているのが東京・西麻布にあるフレンチの名店。そこで修業を積んだ田島さんが店長として今年の4月にオープン。仕入れはもちろん、すべてのメニューを田島さんが任されています。まずはコースの前菜を。

超おしゃれ!ラーメン店なのに●●

「お待たせしました。最初の料理、前菜なんですけども。お野菜がツルムラサキとお茄子、スープが貝の燻製のおダシをおかけしています」(田島さん)

「ザーサイとかメンマとかじゃないということですよね。いただきます!(茄子を一口食べて)うわっ、おいしい!すごい味が染みててとろとろですし、不思議なのは和でも洋でもとれるような雰囲気があるんですよね。めっちゃ上品なお味」(塚本アナ)


 二品目は餃子じゃないですよ。野菜のラヴィオリ。ローストしたブロッコリーの花が乗っているんです。そして・・・


「京都丹後地方の有機米コシヒカリを宇治のほうじ茶で炊いたほうじ茶ご飯です。ご飯の上には卵黄を削っておかけてしています。ちょっと変わった卵かけごはんのように仕上げています」(田島店長)

「(思わずのけぞって)えっ!もうエッジが立ちすぎて困るんよぉ~」(塚本アナ)


 有機卵の黄身を3日間塩漬けにして水分を抜き、さらに一週間冷蔵庫で乾燥。最後に丁寧に削ります。手間と時間をかけた芸術品。


「うわっ、おいしい!何コレ!?卵黄の旨味が口の中に入った瞬間、熱で溶けてご飯に被さってのどを通っていく。つまり・・・おいしい」(塚本アナ)


 そして、いよいよラーメン。オーガニックの鶏ガラが日本にないため、わざわざ海外から取り寄せてまで田島さんが作りたかったのが・・・。


「白湯ラーメンでございます」(田島店長)

「きれい、ラーメンがきれい!見た目からして上品だし、美しいラーメン。(麺をすすって)第一印象はめちゃくちゃあっさりしてるんです。そこから伸びる味の深さが半端なく深い」(塚本アナ)


 ラーメンは他にもサワラやマグロなど5種の魚をつかったコンソメラーメン、そしてキャベツをメインに有機野菜のみでダシをとるという超濃厚ヴィーガンラーメン!この3つから選べます。デザート付きでお値段2500円。このラーメンのコースには店長のこんな想いが・・・。


「ベジタリアンとかビーガンの方にラーメンを用意したお店がなかなかないので、多くのお客様に楽しんでいただくために、こういったスタイルのお店をつくりました」(田島店長)

「25歳なのに味も考え方もしっかりしすぎている!」(塚本アナ)

美しすぎる!チーズケーキなのに●●

 お店は大阪市西区、靱公園の東にあるテイクアウト専門店「ジェイティード」。


「え?かわいい!見た目にまず鮮やかでかわいくてきれい!でもちょっと待って!チーズケーキと伺ったんですけど・・・」(塚本アナ)

「チーズケーキはショーケースの真ん中の段の3種類になります」(店長 佐野暢哉さん)

「えっ、これ本当にチーズケーキなんですか?」(塚本アナ)

「本当にチーズケーキです」(佐野店長)

「チーズケーキなのにゴージャス過ぎる!美しい!!いただいてもやっぱり何か違ったりするんですか?」(塚本アナ)

「それがとっておきの秘密となっております」(佐野店長)


 食べると衝撃!?きれいだけじゃないチーズケーキのとっておきの秘密とは?

「いただきます。(一口食べて)は?なにこれ?今のところ私がわかるのは穀物とコーンとハム?」(塚本アナ)

「ほぼ正解です。チーズケーキに見立てたお総菜のケーキになっているんです」(佐野店長)

「え~、チーズケーキなのにお総菜!チーズケーキを食べるんだぞっという脳の状態でこれを食べたときのびっくり感」(塚本アナ)

「すごく混乱します」(佐野店長)


 ということで、中身はスパム、卵、コーン、押し麦でサラダ仕立ての惣菜チーズケーキ。それを踏まえていただくと。


「具材中心に食べるとサラダですね。なんでこういうものをお作りになろうと思われたんですか?」(塚本アナ)

「元々、お店のコンセプトが目からも口からも美を取り入れるとうことで、見ても驚きがあったり食べても驚きがあったりというのをどういったものがいいかなと考えました」佐野店長)


 こちらはマンゴーソースがかかっていて、中に生ハムや枝豆が入った「Bee」。お酒に合うケーキです。そしていちばんの衝撃がAjisai(アジサイ)。中身が、ひき肉、ペンネ、ということは・・・そうボロネーゼ!温めていただくそうです。でもこのケーキ、食べるのはデザートとして?それとも、一品料理として?


「料理の一品として召し上がっていただければ」(佐野店長)

「パスタが出ててポテトが出てて、このケーキみたいな」(塚本アナ)

「そうですね」(佐野店長)

「浮くなぁ~」(塚本アナ)

「一番目立つのは間違いないです」(佐野店長)

行列必至!人気デニッシュなのに●●

「こちら『サトウカエデさん』というパン屋さんなんですけれども、ただいま午前9時50分。お店のオープン前なのにこの行列です」(塚本アナ)


 去年11月オープンにもかかわらず行列の人気店、「箕面デニッシュ サトウカエデ」。その名の通りデニッシュ専門店です。朝10時の開店と同時に行列は店内へ。私も並びましたが、なかなかお店には入れません。


「ここのデニッシュ召し上がったことはありますか」(塚本アナ)

「前も買えなかったんです。来たら何もなくて」(塚本アナの前に並んでいたご夫婦)


 実は過去に2度売り切れて今日はご夫婦で3度目のチャレンジ。でも今回は念願かなってデニッシュを手に入れられそうですね。


「待つことおよそ30分。びっくりなのがショーケースの中、まあまあスカスカなんです」

「たくさんの方が並んでいるんですけど、何を一番お目当てでいらっしゃってるんですか?」(塚本アナ)

「箕面デニッシュで並んでいただいております」(店員)

人気ナンバー1の箕面デニッシュ!国産の小麦を使った生地に上質なバターを贅沢に練り込み何層にもなるように折り重ね焼き上げます。そうすることで口に入れた時にバターの甘みと香りが広がるんだそう。苦労して手に入れたデニッシュ。いただきます!


「(一口かじって)ん~!バターの香りがすごい! 噛むとバターがジュワジュワ溶け出してきますね」(塚本アナ)


 さて「●●」に何が入るかというと・・・。


「人気のデニッシュなのにやすやすとメディアの取材を受けてくれる?すごく対応が優しい?」(塚本アナ)

「違います。コレには続きがあるんです」(スタッフ)

 続きがあるということでやって来たのは・・・。


「阪急大阪梅田駅2階中央改札口にやってきました。私の目の前にはなぜかパンがたくさん並んでいるお店があります。でも私にはどういうことかまったくわかりません」(塚本アナ)

「(スマホを塚本アナに渡す)これ持ってお店に行ってください」(スタッフ)

「スマホ?(画面をのぞき)受け取りの準備が完了しました。箕面デニッシュ サトウカエデ。朝、並んだお店ですけど」(塚本アナ)


「(店員に)あの、この画面なんですけど・・・」(塚本アナ)

「こちらの商品でおまちがえないですか?」(店員)

「えっ、待って待って待って!(包みの中身を取り出し)さっき私がめっちゃ並んで買ったやつやん。これどういうことなんですか?」(塚本アナ)

「こちらアプリやWebの事前予約で指定した日時に『TORiCLO』の店舗に来ていただくだけで、人気の商品を行例なし売り切れなしでスムーズにお取り置きできることになっております」(店員)

「そういうことか!行列ができる人気店なのに、すぐに買えるシステムがあるんだ」(塚本アナ)


 今月1日からスタートした新サービス。テイクアウト商品をお取り置きするアプリ「ピックス」で、『TORiCLO』のページに入ると行列ができる人気店11店舗のパンを事前予約できます。しかも取りに行く時間を10分刻みで指定できるので、行列に並ぶ必要なし!もちろん売り切れなし!!


「私の前に並んでいるご夫婦にも一目散に教えてあげたかった。3回チャレンジしてやっとって言ってたあのご夫婦に」(塚本アナ)

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2019年10月17日

「会いたい・・・」 生き別れた日本人の母を探して66年ぶりに里帰り アメリカ人女性の過酷な人生

特集

10月、1人の女性が66年ぶりに、来日しました。バーバラ・マウントキャッスルさん、71歳。


「私は少女のときに日本を離れ、老女として戻ってきたの(笑)」(バーバラ・マウントキャッスルさん)


5歳で養子縁組され、アメリカへ。差別、虐待の日々の中で、心の支えだったのが日本人の母。


「私の人生はずっとずっと、とてもさみしかった。いつもお母さんが迎えに来てくれると思って希望を持ち続けていました」(バーバラさん)


戦後すぐのヨコスカで、なぜ母は私を生み、手放したのかー


(Q,もしお母さんがご存命なら会ってみたい?)

「もちろん会いたい」


ある関西人の情熱で、母親を辿る旅が実現。生まれ故郷で、彼女が目にしたのは・・・

始まりは1通のメッセージ

母親探しのはじまりは、去年8月にさかのぼります。


「キガワノブコという女性を知りませんか?」


和歌山大学観光学部の木川剛志・准教授。彼のフェイスブックに、突然、アメリカからメッセージが届いたのです。


「もともと日本生まれで、そのときの彼女の日本の名字がキガワで、キガワノブコさんがお母さんだと」(木川剛志さん)


差出人はシャーナ。彼女の母バーバラは元々の名前が木川洋子で、「いま日本人の母を捜していて、同じ『キガワ』という名字の日本人を検索、手あたり次第連絡している」という内容でした。


「僕自身そういうことに興味あるほうだったんで、できる限りのことはやろうと。研究者なのでそこくらいはやろうと思いましたね」(木川さん)


偶然の巡りあわせに運命的なものを感じ、木川さんは、去年11月アメリカに飛びました。バーバラが暮らしているのは、カウボーイの町・テキサス。初めて顔をあわせた2人。まずは彼女の記憶をたどっていきます。


「日本で覚えていることは?」(木川さん)

「お母さんがご飯を作ってくれたこと。家に井戸があったこと」(バーバラさん)

差別、困窮も・・・母との暮らし「幸せだった」

バーバラは1947年11月に神奈川県横須賀市で生まれました。母の名前は信子。父はアメリカ兵とみられていますが、はっきりわかりません。


「貧しかったけど、お母さんとの生活は幸せだったし、いつも安心していられました」(バーバラさん)


当時の横須賀は、日本人女性とアメリカ兵の間に生まれた子どもたちが劣悪な環境に置かれ、そうした子への差別が強かった時代。困窮を極める生活の中、バーバラは体を壊し、児童養護施設に預けられます。そこで、アメリカ軍将校の養子になる話が決まったのです。


「木川洋子ちゃん(バーバラさん)だけが、ドナルド中尉の夫妻の養女として許された」


当時の新聞には、海外養子縁組に決まったバーバラの姿が。アメリカに渡る前、母は何度も会いにきてくれたといいます。


「私が『置いていかないで』と泣くと、お母さんは『心配しないで、迎えに行くから』と言ってくれました」(バーバラさん)


渡米後も続く苦難

母と会ったのは、それが最後。5歳で海を渡り、アメリカではじまった生活は、苦難に満ちていました


「英語がうまく話せず、学校では“ジャップ”と呼ばれ友達はできませんでした。家では養父母から虐待を受け、ずっと悲しい毎日でした」(バーバラさん)


対日感情が悪かった時代に加え、虐待…。幸せを感じるようになったのは、19歳で子どもを授かってから。4人の子どもを育て、今は12人の孫もいます。


「苦労はたくさんあったけど、薬や酒におぼれることもなく、自分を強く保ってきました。

母が望む姿の私に、なりたかったんです」(バーバラさん)


写真は1枚もなく、顔さえも忘れてしまった母。でも、人生を振り返る年になったいま、日に日に強くなる、その面影。


(Q.もしお母さんがご存命なら会ってみたい?)

「もちろん会いたい」(バーバラさん)



5歳の子を持つ父親でもある木川さん。心を揺さぶられ、日本での母親探しを始めました。戸籍の調査や、住民への聞き込みで、横須賀市の秋谷という町に住んでいたことを突き止めます。


「ここがもともと木川さんの家、ここに長屋があったんです」


調査は、半年以上に及び、母親の元同僚まで探し当てます。しかし…母・信子さんは、1987年に61歳で亡くなっていたことがわかりました。


「ズーンと体が沈みこむというか、今まで感じたことがない感情が出てきました」(和歌山大学准教授・木川剛志さん)


「母が亡くなっていても、その足跡を辿ってみたい」そう願ったというバーバラ。その思いにこたえ、木川さんは旅費などの寄付を募り、日本に招待することを決めました。

66年越しの悲願 故郷・日本へ

5歳で日本を離れたバーバラが、66年ぶりに日本に降り立ちました。亡き母と、自らのルーツを辿る、旅のはじまりです。


「おかえりママ」

「ありがとう。感じる(故郷を)感じる」

「きれい」

「そうね美しいね」

「まだわからない、何を期待するのか」


東京・八王子に移り住み、1987年に亡くなっていた、母・信子さん今回の来日で、1番の目的だという母の墓参りへ。


「母もきっと長い間私のことを考えたと思います。痛みを感じて生きていたと思います。私はあなたを見つけました。お母さんはずっと一緒にいました」(バーバラさん)


そして、母と過ごした生まれ故郷、横須賀市・秋谷へ。


「海の音が大好き」(バーバラさん)


そこは美しい海の景色が広がる、静かな町。海のすぐ近くにある、かつて暮らした母の実家を訪ねます。


「覚えていないわ」(バーバラさん)


ところが、家の裏手にまわると…


「私が覚えているのはこれ、そうこれ。この井戸を覚えている。井戸の形が丸いでしょう。よく見たら中が丸いでしょう。私が覚えているのと同じ」(バーバラさん)

「ユア・ママ・セイムフェイス!」

少しずつ、母と過ごした故郷のことを思い出していきます。木川さんが何度も横須賀に足を運び、探し当てた1軒の家。ここに母・信子さんを、知っている女性が。


「信ちゃん、あぁやっぱりそっくりよねあんた、そっくりだわ。懐かしい。何十年も経っちゃったもんね。でも(母の)面影はいっぱい…。(母に)そっくりね、よく似てます」(母・信子さんの知人女性)

「私は母の顔を知らないの。分かればうれしいけど」(バーバラさん)


近くに住み、昔、母・信子さんと遊んだという95歳の女性。感情があふれ出ます。


「母はどんな性格でしたか?かわいかった?優しかった?」(バーバラさん)


「優しかった。よくおしゃべりしました、あなたのお母さんと。生きてるってすごいねー、すごい」(女性)

「私の方がもっと嬉しいの、本当よ」(バーバラさん)


その後、顔をあわせる町の人はみな、同じ言葉を口にします。


「ママ・ママ・フェイス・セイム・フェイス」

「同じ顔ね、うれしい、それを聞けてよかった。私は写真がないからお母さんがどんな顔をしているか分からないの」(バーバラさん)

「セイム・フェイス・ユア・ママ」

「鏡を見れば、母が見えるということね」(バーバラさん)


町の人から伝わってくる、亡き母とのつながり。故郷を歩き、多くの人と触れ合うことができました。

旅の終りにサプライズ

そして、旅の終盤サプライズが待っていました。母・信子さんが生前働いていたパン工場の同僚があるものを持って駆けつけてくれました。


「ビッグニュースがあるの。サプライズなの。見つかったのよ写真が」(信子さんの元同僚の女性)


取り出したのは1枚の写真。


「ここ、この方」(元同僚の女性)

「That is my mother!」(バーバラさん)


そこには、和服姿の母・信子さんが確かに映っていました。


「とてもうれしい…」(バーバラさん)

  

長く失っていた母の面影。やっと再会できました。


「母は私にとって唯一の親だから今日までどんな顔だったか思い出そうとしてきたけど、できませんでした。これで救われました」(バーバラさん)


「お母さんのお墓まいりをして、そして、その面影をバーバラさんが実際に得たというのが、この1年間やってきてよかったなと思いました」(和歌山大学准教授・木川剛志さん)


生き別れた母と、自らのルーツを探した、66年ぶりの日本。1人の関西人と紡いだその旅は、深く、深く、胸に刻まれました。

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特集

2019年10月12日

【つかトレ】うまい店は卸に聞け! かつお節編

特集

 今回は、うまい店は卸しに聞け! 「おおもと辿ってうまいお店を聞く」かつお節編です。超極薄のかつお節から辿っていくと、それはそれはダシが美味しい名店に出会えました。

「かつお節と言ってもかつお節を削る機械をいろんなお店に卸している業者さんにうかがいたいと思います。いかに上手く、きれいに、芸術的に技術をもって削るか削れるかとうことが料理にとっては大事なんです」(塚本麻里衣アナウンサー)


(エムズネット ヤマキタを訪ねました)

「勝手なイメージですけど、無骨な感じの場所でこだわって卸していると聞いたので、こんなに光るクロスのネックレスを付けた方が社長さんとは思ってなかったです」(塚本アナ)

「結婚何周年目かに買ったものです」(エムズネット ヤマキタ 代表取締役 山北教浩さん)


「看板もコレしかなくて・・・」(山北社長)

「看板というか表札ですね」(塚本アナ)


 西成にある 「エムズネット ヤマキタ」。こちらで作られるかつお節削り機が名だたる料亭に卸されているそうなんです。

「もしかして(かつお節削り機ってこれですか?)(塚本アナ)

「はい。今年で86年にりますが、日本で一番古い業務用かつお節削り機専門メーカーなんです。私はまだ5年ですが」(山北社長)

「何代目でらっしゃいますか?」(塚本アナ)

「3代目です」


 そんな3代目のかつお節削り機は、他ではまねのできない薄さが自慢です。


「今、もう出荷待ち状態で並んでいる状況です」(山北社長)

「この“0.01ミリ”というのは何ですか?」(塚本アナ)

「お客様によって好みの厚みに変えられるので、こうやってスイッチを入れると・・・(たちまち極薄のかつお節が落ちてくる)」(山北さん)

「わっ、わっ、わ~!、すご~い!花びらみたいにかつお節が削れて出てくる!削り出した途端からすごくいい香りがするんですね!(いったい)どうなってるの?」(興奮する塚本アナ)


「かつお節というのは削ってからの時間が大事なので、かつお節の場合30分って言われてます」(山北社長)

「えっ、鮮度が30分」(塚本アナ)

「(口に放り込み)おいしい!口に入れた瞬間からほどけるような食感になるというか、ふわっと鼻から抜ける香りが広がるんです。これだけでずっと飲めますね」(塚本アナ)


「これが0.01ミリです」(山北社長)


 これまで不可能だった 0.01ミリの薄さを実現したことで、ミシュランの星獲得店も導入しているんです。


「ぼくは世界で一番おいしいかつお節を削れる人だと思っています」(山北叉長)

「感動しました。最終、もらえないかなって思ってます」(塚本アナ)

「このかつお節削り機の実力を感じられるお店をいくつか教えていただけますか」(塚本アナ)

「かつお節から取れるダシの味をすごく分かりやすく教えてくれる本格的な割烹やさん。それから2軒目はちょっと変わりダネで難波駅の構内」(山北社長)

「駅の構内!?」(塚本アナ)

「(お土産にもらったかつお節を食べながら)『炭火割烹いしい』さん。外観から高級店です」(塚本アナ)


 ABCからほど近い福島にある「炭火割烹いしい。実はミシュラン一つ星の焼鳥店、鳥(とり)匠(しょう) いし井」プロデュースのお店なんです。


「かつお節削り機のヤマキタさんからご紹介してもらったんですけど」(塚本アナ)

「削ってます」

「お使いになってどれくらいですか?」(塚本アナ)

「このお店自体が4月末にオープンしたんでまだ5カ月くらいですが、私自身は修業時代からヤマキタさんの社長さんとはおつきあいがあります」

「しっかりしたかつお節を削ろうと思ったら・・・」(塚本アナ)

「ヤマキタさんの製品が一番です」

 そんなヤマキタの機械で0.01ミリに削る極上のかつお節を生かしたお料理は・・・出汁のうま味が際立つ繊細なコースでの提供です。


「まず本日、お椀をご用意します。営業中もお客様1組1組におダシをひいて、ひきたてのおダシを提供しているんです」

「いい香り!さっきまで昆布の香りだったのが一瞬にしてかつお節の香りになった」(塚本アナ) 


 コース料理の中から何品かいただきました。まずは最高級本枯れ節で取ったかつお出汁の椀物。


「甘鯛を炭火で焼いて椀だねにしてます」

「いただきます。あ~っ・・・やばっ!おいしい。鼻から抜けるおダシの香りが最高にいいんですよ。そこにゆずの香りも加わって鼻や口の中にフッとかつおダシが居残ってくれてもう極上です。浸かってる鯛がうらやましい」(塚本アナ)


 華やかなかつお出汁に、香ばしく炙った甘鯛がたまりません。そして皮のまま 炭火で焼いた 愛媛の絹皮なす。熱々を剥いてくださって・・・かつお節をふんだんに盛り付けた一品。みずみずしいなすにかつおの旨みがたっぷり染み入ります。さらに・・・

「京都の平井牛の焼肉定食でございます。ハラミの部分です。通常はこの焼肉定食を召し上がっていただき、ご飯のおかわりされたい方には卵かけご飯にして食べてもらっています」

「動悸がすごい!もうどうしましょ!」(塚本アナ)


 まずはお肉から。


「(口に入れて)ん~おいしい!柔らかいしでもそれにちゃんと赤身の弾力もあって、でも繊維自体はホロホロとほぐれていくのでたまりません」(塚本アナ)


 柔らかな平井牛をいただき、お代わりを。卵にいくら、そしてかつお節節・・・


「(ごはんをかきまぜつつ)ン~もう絶対おいしいやん!は~っ、いただきます」(塚本アナ)

「ン~うふふ、鼻息で(かつお節が)飛んだわ。キング・オブ・TKG(たまごかけご飯)じゃないですか。誇張して言ってるんじゃなくて、かつお節の存在感がすごいですね。ダメですね。人をダメにするこのTKGは」(塚本アナ)

「近鉄大阪難波駅にやってきました。ヤマキタさん曰く、駅の改札を出てすぐということだったんで、“グリル千本”か“なにわ麺次郎”なんですよ。おそらくかつお節を使ってるということであると“なにわ麺次郎”かな」(塚本アナ)

 今年7月にオープンしたばかり、近鉄・大阪難波駅 構内にある 「なにわ麺次郎」。お店の前からいい香りしてますね。 

「(お店に入ると)あれじゃない?」(塚本アナ)


 早速、ヤマキタさんのかつお節削り機を見つけました。


「やはり方々にいる仲間と会えたような気分になります。“なにわ麺次郎”ということは麺のお店ですか?」(塚本アナ)

「ラーメンのお店でございます」(なにわ麺次郎 近藤啓介 店長)

「ヤマキタさんのかつお節削り機は違いますか?」(塚本アナ)

「全然違いますね。0.01ミリの薄さというのがなかなかできないんです。透き通るくらい薄いのでそれで取るダシは別格なダシが取れます」(近藤店長)

 鹿児島の最高級本枯れ節を極薄の0.01ミリに削り香り立つかつおだし、さらには魚介や鳥だしを合わせた自家製スープ。麺はスープに合うよう・・・細麺で。そう細麺。


「お待たせしました。追い鰹ラーメンでございます」(近藤店長)

「これはヤマキタさんのところのかつお節削り機で削ってるかつお?」

「はい、そうでございます」(近藤店長)

「スープの上で(かつお節が)踊ってますねんな。(スープを一口すすって)わ~おいしい、めっちゃおいしい!かつおの魚介の部分と鶏の部分の強弱が本当に絶妙」(塚本アナ)


「(麺も勢いよくすすり」やわカタの麺にこの本当に上品であっさりしたスープが絡んで、そこにもう一段削られたかつお節のお味がアクセントになりますね。口の中でかめばかむほど一段新たなダシになってスープと麺に絡んできます)(塚本アナ)

「何を笑ってるんですか」(塚本アナ)

「そこまで絶賛していただくとうれしいです」(近藤店長)

 極薄のかつお節から出る濃厚な出汁の旨み、香りが際立つまさにかつお節を味わうためのラーメン。


「ヤマキタさんのところのかつお節は、最初に食べたときは電気が走るくらい衝撃でした。もうこれだっていうくらい」(近藤店長)

「かつお節で電気が走るんですよ。悔しいけど食べてみないと分からないですよ、この感覚って」(塚本アナ)

「私も毎日、ご飯と一緒に食べてます」(近藤店長)


 西成の町工場で作られた機械が一流の味さらにはラーメンの奥深い旨味を支えているとは知りませんでしたね。

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特集

2019年10月11日

【ウエダのギモン】今、養蜂が静かなブーム お手軽飼育でつくる極上ハチミツの味は

特集

 養蜂がブームとはいえ、素人ができるのか?おいくらかかるんでしょうか?そもそも楽しいのか?養蜂家の方にたくさん話を聞いてきました。


「(巣箱を開けて)うわ~っ、すごいすごい!」「これすごいですね」

「最高やね」


 ミツバチが冬を越す為に一年かけてためた蜜。養蜂家たちは毎年この時期に、その巣の一部をいただきます。


「(一口すくって)めっちゃ美味しい!」

 ここは兵庫県、三田市の山の中。巣箱がたくさん並んでいます。箱の中は空洞になっていて、蜂たちは天井部分から下へ向かって巣を作ります。ある程度巣が、大きくなったらピアノ線などで一番上の部分だけをカットして蜜を収穫します。見ていると結構むずかしそうですが、これ、素人でもできるものなんでしょうか?


「仕事でしている人はいません。ほとんど趣味です」

「たまに朝仕事行く前の夜明けに来たりとか」


 なんと皆さん、趣味で養蜂をする人の集まり「摂丹(せったん)日本ミツバチの会」のメンバーです。大変そうに見えて意外と楽しくやっているそうです。


 今年2月に養蜂を始めたばかりの坂口さん。月に1度、自分の巣箱を見に来るようですが、蜂にハマる理由は?


「巣ができているのを見ると、がんばってくれたなって感動しますね。最近はどんどん花の蜜やら花粉などを集めて戻って来てくれて、それを見ているとすごい落ち着くというか、可愛いなって思いますね。あといっぱい集まって何をしてるのか、あまりわからないですけど何かの意図を持って行動してそうな感じがすごく可愛いです。(ぼくの気持ちは)伝わってない感じがしますけど」(坂口駿さん)

 今、彼らが育てているのは日本に昔から生息している「ニホンミツバチ」。国内ではこの「ニホンミツバチ」だけではなく外来種の「セイヨウミツバチ」も蜜を採るために飼育されているんですが、実は「セイヨウミツバチ」の方が“はちみつ”はたくさん採れるんです。なので我々が普段口にする“はちみつ”のほとんどはその「セイヨウミツバチ」のもの。ではなぜ、趣味でやっている皆さんは採れる“はちみつ”が少ない「ニホンミツバチ」を 飼育しているんでしょうか?

「セイヨウミツバチは難しいんですよ。(飼育経験者に話を振って)なぜセイヨウミツバチに行かないのかって?」(養蜂家の男性)

「手間がかかりますね」(セイヨウミツバチの飼育経験者)


 「セイヨウミツバチ」は決まった花からしか蜜を採らないため、餌となる花の管理が一苦労。それに“はちみつ”の収穫も年に数回しないといけないので何かと手間がかかります。 一方、日本ミツバチ」は自分で自然環境にあるいろんな花の蜜を採ってきてくれます。巣箱によって味にばらつきがあるものの、世話はとっても簡単なんです。それに、お店で買うと100グラム1000円以上という高価な“はちみつ”を独り占めできるんですから、美味しい話ですよね。

 ところで、この巣箱と蜜蜂はいったいどこで手に入れるんでしょうか?


「インターネット上にいっぱい設計図というか、箱はこんなサイズで厚みはこうでという風に載っているのでそれを見て作りました」(坂口さん)


 そう。ほとんどは手作りなんですが、慣れない工具を使ったり木に穴を開けたりするのはちょっと面倒だと感じる人のために、初心者のための“スタートキット”というものが売れています。これがどんでもない優れものなんです。


「京都府綾部市にやってきました。虫の声、ススキ、ちょうどいい。ちょうどいい季節です。そして養蜂初心者キットを作ってらっしゃる方がいるという風にいると…(ぎこぎこ)なんかギコギコもう音が聞こえてきましたね。こんにちは、ABCテレビの上田剛彦と申します。きょうはよろしくお願いします」(上田アナ)

「志賀です。よろしくお願いします」(志賀さん)

「京都ニホンミツバチ週末養蜂の会」代表の志賀生実さん(67)です。

 早速、スタートキットを見せていただきました。まずは立派な巣箱が2段。巣箱の作り方やニホンミツバチの生態などをまとめたガイドブックにDVDも付いています。そしてスゴイいのが、これ。ミツバチの巣を熱で溶かして固めた「蜜蝋(みつろう)」これを巣の天井部分に塗るんだそうです。


「こうして置いておくと、昔ここで仲間が巣を作っていた安全な場所だろうということで寄ってくるという風に言われています」(志賀さん)


 ニホンミツバチを飼育するには、実は野生のものを捕まえなければいけないのですが、この蜜蝋があれば簡単にゲットできてしまうという訳なんですね。


 “スタートキット”極めつきがコレ。「待ち箱ルアー」と書かれていますが…。


「ニホンミツバチが“キンリョウヘン”というランの花に集ることがわかっています。それを京都先端科学大学の先生が科学的に分析をして新しくこういう商品を作られたんです」(志賀さん)

「この中にはそのランの成分が入っていて、ミツバチがなぜか知らないけど吸い寄せられるんですね」(上田アナ)


 志賀さんも開発に参加したこの商品、詳しい理由は解明できていないそうですが、天敵のスズメバチも寄せ付けることなく、ニホンミツバチだけを誘う画期的なものなんです。“スタートキット”これら6点で1万7818円(+税)。養蜂初心者にはもう、欠かせないアイテムになっています。

 ただ、みなさん驚かないでください。こう見えても志賀さん巣箱業者ではありません。20年前から趣味でニホンミツバチを飼育していたんですが、気づけばみんなに巣箱を作ってあげるようになり、それがあれよあれよという間に全国へと広がり、今に至っているそうです。


「これを買った人は巣箱も興味あるじゃないですか。だから巣箱とこれがセットで欲しいという人がいっぱいいて、もうしょうがないなと。あんまり作りたくないんです。(笑)」(志賀さん)

「正直でいうとここまでしたくない(笑)。今、売るために作らざるを得なくなっちゃった。お仕事をやめてのんびりしてゆっくりミツバチと向き合おうと思ったら、そんな暇ないぐらいになっちゃった」(上田アナ)

「そうそうそう」(志賀さん)

 予想外に売れて複雑な気持ちですが、できればのんびりミツバチを眺めていたいそうで、観賞用に作ったという巣を見せてくださいました。


「あっ、なんか蜂がいるな。わ~っ、わかりますあれっ、わ~っ、おもしろいおもしろい」(上田アナ)


 この巣で、貴重な蜂の姿を拝見できました。たとえば、1匹だけ胴体が長いのがいますよね、これが女王蜂、なかなか見ることができません。以前から見たかった「8の字ダンス」も見ることができました。花の場所を他の蜂たちに教えているんです。こういう観察が楽しいんですよね。僕にはよくわかります。


「コレみながらお酒飲めますね」(上田アナ)


 そして養蜂家だからこそ味わえる珍しいものをいただきました。


「えっ、お~っ」(上田アナ)

「これはなかなか食べられない」(志賀さん)


 これは巣蜜(すみつ)といって蜂が巣に貯めこんだままの自然のはちみつ。まさに新鮮そのもの。


「あー美味しい!濃い。でも甘すぎずに酸味もあるし、香りが抜けるし複雑な味」(上田アナ)


 自分で飼育して、自分で食べる「蜜の味」、みなさんも体験してみてはいかがでしょうか。

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特集

2019年10月10日

【オフレコ】「厳しいノルマ」に迫られターゲットに選んだのは高齢者・・・暴走する「かんぽ生命」営業の現場 現役局員が語ったその実態とは

特集

 今年発覚した、かんぽ生命による「不適切な保険販売」問題。客が不利益を被ったとみられる契約は、およそ18万件。


「(高齢者は)獲物ですね。ターゲットですから・・・」


保険を販売する現役の郵便局員が語った「暴走する営業現場」の実態。顧客を無視し、契約を量産した「かんぽ生命」。郵便局員たちによる「保険営業の闇」に迫る。


支払額が保障額の倍・・・新たな契約に不可解な点が

「オフレコ」取材班が向かったのは京都市内の住宅街。長女夫妻と同居する81歳のAさんは長年、郵便局を利用してきた。しかし、2月、契約している「かんぽ生命」の保険を同居する長女夫妻が確認したところ、不可解な点がいくつも見つかった。


(Q.81歳から780万円を払わないといけない?)

「そうなんですよ、ひどいですよね」(Aさんの長女)


2年前、Aさんが契約した夫(84)の終身保険。死亡保障金が300万円に対し、満期となる95歳までの支払いは「780万円」にのぼった。Aさんの年金は月額10万円弱だが、保険の支払いはその半分を超えていた。


「保険というか、積み立て(貯金)みたいな感じでね」(Aさん)

(Q.貯金だと思っていた?)

「うん、そんな高い保険料とは思っていなかった」(Aさん)


かんぽ生命では、郵便局員に対し、70歳を超える顧客と契約する場合、家族の同席を義務づけている。しかし、Aさんの場合、同席は求められなかった、という。 


「(契約時)70歳代以上(のお客)であれば、家族との同席が推奨されている中で、まず同席依頼がなかった。私が遠方に住んでいるならともかく(母らと)同居してるんですよ」(Aさんの長女)


さらに、Aさんを担当した郵便局員の男性は、2年前の契約の際、解約する必要のない保険を解約し、新しい保険に切り替えていた。

流れはこうだ。Aさんの夫は、4つの保険に加入していた。いずれも契約したばかりの保険だった。しかし局員の勧めで、死亡保障300万円に対し、支払総額が600万円になる新しい「終身保険」に加入した。

(特約込みでおよそ780万円)

契約直後の解約では、払戻金が減るため、損失はおよそ100万円にのぼったが、Aさんは何も理解していなかった。


「いくら死亡保障が300万円と言っても、その倍払うというのが分かっていて、契約する人はまずいないと思う。そこを理解させないで、契約させてしまうのがその辺が詐欺というか、ひどいなと思う」(Aさんの長女)

(Q.だまされたと思う?)

「今になってみたら、そう思いますけど、その時はまさか・・・と思うからだまされたとは思っていなかった、そのときはね」(Aさん)

(Q.大事なお金ですよね?)

「そうです、あり余ったお金ではないです。私らはもう年金生活ですからね」(Aさん)


Aさんがこれまでの保険契約で失った金額は総額300万円以上。Aさんのように、保険料の返金を希望する顧客は現時点で、全国で2万6000人にのぼっている。

職員が勤めていた郵便局に直撃

「こちらの郵便局ですね。JR京都駅前にある、こちらの郵便局に勤める男性営業マンが女性の担当だったということです」(ABCテレビ・天本周一記者)


 Aさんを担当していたのは、京都中央郵便局に勤める若手の男性局員。郵便局を訪ねた。


「朝日放送テレビの記者の者です。かんぽ生命の〇〇さんとお話したいんですけど」


 現れたのは、Aさんを担当した局員とは別の局員で「対応できない」と一蹴された。


記者「郵便局のその方たちが不適切な営業をしているかもしれない、という事案が会社に持ち込まれたんです。担当者にお話を伺いたいのですが」(天本記者)


郵便局職員「突然来られても・・・」

記者「そちらだって、突然、高齢者の家に行って、不適切な営業をしているでしょ。事案についてどうなのか、お話を伺いたい」

郵便局職員「お答え出来ない」

「ターゲットはお年寄り」現役局員が語る衝撃の実態

 保険販売の実態はどんなものなのか。現役の郵便局員が取材に応じた。


「不適切というよりも、不正に近い販売。解約しなくても良い商品を解約させて、新しい契約を結ぶ。これが一番いけない。あとはお年寄り。年配の貯金残高がある家に販売に行くので、その貯金残高を使って保険に入れちゃう(契約させる)。これが一番悪質だな、と思う」(郵便局員の男性)


保険を販売する郵便局員は、「ゆうちょ銀行」の預金データを閲覧した上で勧誘する高齢者を選んでいるという。


「普通、通常貯金にいくら入っているのか、定額定期にいくら入っているか、全部見れます。(勧誘する高齢者が)郵便局にいくら持っているか、完全に把握して行きますし、上の方のマニュアルでも言っています。『それ(貯金残高)を調べてから行け』と」(郵便局員の男性)


販売員は現金を多く持つ高齢者の自宅に電話をかけ、アポイントを取る。その際、保険の話はしない、という。


「アポを取るときは、『制度の改正がありましたから、お渡ししなければならないものがあります』(と言う)。そうすると、お年寄りは『渡さなきゃいけないものがあるなら、来てもらわないといけない』と思う」(郵便局員の男性)

不正販売の背景にあるのは、「厳しいノルマ」だ。郵便局では、保険を担当する局員について、売り上げに応じ「成績優秀者」「不良者」と格付ける、優秀者は、手当を多く受け取る一方で、不良者には「懲罰研修」が待っている、という。


(Q.狙いは70歳以上?)

「80歳を超えた人たち。この人たちを契約者にする」

(Q.ターゲット?)

「ターゲット。標的ですね。(成績優秀者は)罪の意識は全くない。お年寄りをみて、残高を見ていても、70~80歳代の人たちは年金暮らしですから、その(残高の)お金がなくなったら、自分たちの生活困っちゃうわけですよ。けど、そんなところを見ていない。残高があれば、とにかくそれを全部、保険契約にしようとする」


営業再開は来年1月以降の見込みだが、局員は「このままでは何も変わらない」と指摘する。


「商品の見直しもしないし、不正販売した人をチェックもしない」

(Q.処分もしない?)

「ない、一切ない。全くない」

「また、同じ事を繰り返すんじゃないか、

 繰り返すと思いますね」

(Q.反省はないんですね?)

「何もないです」

日本郵政のトップは・・・

先日、開かれた経営陣による記者会見。トップは辞任を否定し「情報が上がってこなかった」と弁明した。


「今般の事件、事象については、きちっと経営陣まで(現場の)情報が上がっていなかったのは事実であります。1日も早く信頼を回復出来るようにする。これに全身全霊を打ち込むことが私の経営責任」(日本郵政・長門正貢社長)



今回の問題は非常に根が深く、そして郵便局という性質上、被害は全国、そして、高齢者の多くに広がっている。


9月30日に郵政グループが発表したこの問題に関する「中間報告」によると、顧客に不利益を与えた、と疑いのある契約18万件のうち、調査できたのは6万8000件だった。まだおよそ11万が未調査で、法律に違反している契約は現時点で1400件程度にのぼっている。


日本郵政グループが問題発覚前の2015~18年の4年間で、金融庁に法令違反を報告したのは、わずか73件。現時点でこれまでに比べ、20倍近い件数にのぼり、いかに上層部が現場の暴走を把握せず、管理が出来ていなかったかが分かる。かんぽ生命は再生するかどうかは、経営陣にかかっている。

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特集

2019年10月4日

【島田大の記者目線】絶妙なセンスでヒット作連発の社長に直撃!「100円グッズ」テッパンの極意とは・・・

特集

安くて役立つ品々・・・魅力いっぱい100円ショップ

ちらは、全国およそ1300店舗を誇る、大阪発祥の100円ショップ「ワッツ」。

「これはもう日常生活で役立つ物はほとんど揃っているんじゃないですか、100円で。100円ですよ、100円。」(島田大記者)


生活に必要なものなら何でもそろう、100円ショップ。


「ぷらっと来て、いいのが有ればラッキーという感じ。余計なものを買っちゃうって、パターンが多い」

「100均やったら失敗しても大丈夫かな、って」

「とりあえず100均は大好き」


家計を守る、主婦のハートもがっちり掴んでいます!

そんな100円ショップで、知る人ぞ知る「ヒットメーカー」があることを、ご存じでしょうか。



「こんなのありますが、なんですかこれ?花卵(からん)コロン?名前が面白い。ころころ転がすだけでゆで卵がお花に大変身。ゆで卵をこういう風にカットするんだ、これで」(島田記者)

  

ほかにも、豆腐に絵柄が浮かび上がる「スタンプ」や、まぁるいハムをあっという間に可愛いリボンに変える「型抜き」。さらには、フワッフワのメレンゲをマグカップで手軽に作れるグッズまで!!どの商品も、なくても生活はできるけど、「あったら便利」なものばかり。

この絶妙なセンスで、ヒット作を生み出し続ける会社が、実は、和歌山にあるのです!

世に出した100円グッズが1000種類以上!ヒットメーカーに直撃

「和歌山県海南市にやってまいりました。こちらが小久保さんの本社。なかなか立派な会社ですよ。社長さんがいらっしゃった。あっ、こんにちは」(島田記者)

「小久保です。よろしくお願いいたします」


100円グッズ界のヒットメーカー・小久保工業所の小久保好章社長に直撃取材です。


小久保社長「こちらがショールームになります」

島田記者「こちらの商品全て小久保さんの商品?すごいですね、こんなにあるんですか。」

小久保社長「これはまだ一部で、まだ他にもたくさんあります」


現在販売中の商品だけでも1000種類以上!!これまでに、数多くの商品を世に送り出してきました。その中でも、最近のメガヒット商品をご紹介しましょう。まずは…


小久保社長「クルリンカッターという商品です。真ん中にこれをぷちっとさす。ハンドルを持って回してもらうと」

島田「らせん状に切れていく!うわぁ、すごい!」

「すごい!ほらほらほら、すごい僕でも簡単にできる。」

さらに、じゃがいもをカットすれば、屋台の味・トルネードポテトだって簡単にできてしまうのです!

こんなに便利なのに、100円ですよ、100円!


ほかにも・・・

「クマさん出来ましたよ、クマさんいいですねぇ!」

出来たてのゆで卵を、型にはめて冷やすだけでかわいい動物に大変身!!

その名も「ゆでたまごっこ」。

100円グッズ「テッパンの極意」とは・・・

すべての商品開発に関わっているという、小久保社長。これから、新商品に関する会議があるということで、特別にのぞかせていただくことに。どうやら、企画書を取り上げて話が進んでいるようですが・・・


島田記者「これはどういったものなんですか?」

小久保社長「冷凍のピラフはレンジでチンして食べようと思うと真ん中が冷たい。このプレートに盛り付けてチンすると、まんべんなくあったかくなります」


ドーナツ状の器に入れることで、冷凍されたご飯をムラなく温められる商品。可愛く盛り付けをすれば、インスタ映え間違いなしです!


さらに、もう一つの企画書が。


小久保社長「こういう突っ張り棒を置いてくと、ずり落ちたりする。それを何とか改善できないかと言うので、これを」


狭いスペースでも手軽にハンガーラックに変えてしまう、突っ張り棒。ただ、ついつい衣服をたくさんかけ過ぎて、落下させてしまった方も多いはず。そこで、落下させないために両端を固定するのが今回の企画「つっぱり補助板」。


小久保社長「何かひと工夫。商品を考える時にたくさんの機能を思いついても、それをつけない。この商品は何をするものか考えて、それをするのに必要な機能だけ、ひと工夫でつける」


100円グッズの極意。それは「欲しい機能をひとつだけ、ひとつの商品に詰め込む」。

この2つの企画は、世に送り出されていくのでしょうか。

日を改め、小久保社長と待ち合わせをしたのはバイクショップ・・・!?


島田記者「いらっしゃいますかね・・・こんにちは!きょうはこちらに?」

小久保社長「バイクを見に」

島田記者「もうバイクは結構長く乗ってらっしゃるんですか」

小久保社長「高校1年生の頃から」


バイクに乗り始めて40年以上という、小久保社長。そろそろ買い換えを考えているようです。ただバイクと、100円グッズ。一見、無関係のように見えますが…


小久保社長「気分転換できますから。『また新しいことを考えられるし』って、自分に言いきかせて買うんですけれどもね(笑)。企画しとしてやりたいって言ってくる商品を、バイクに乗ってるときにもうちょっと改良しようっていうの思いついたり」


バイクに乗ることで、アイデアがふと浮かぶ事があるという小久保社長。気分転換と言いつつも、やはり商品のことが、頭から離れないようです。

試作品がカタチに・・・果たして商品化は

企画がスタートしてから4ヵ月。試作品を作るということで、和歌山市にある金型工場へ。あの「つっぱり補助板」がいよいよ、商品化へ動き出しました。


島田「これが金型ですか?これ!?」

大西「外観では何もわからないんですけど」


金型の中身を見せてもらうと、たい焼き器の様に、商品を量産するための窪みが!その金型から、ついに製品が生み出される瞬間です…。


島田記者「開きました、開きました。これですね?よっ!あ!とれた!まさに商品の誕生の瞬間に立ち会った訳ですよ」

出来たてほやほやの「つっぱり補助板」第1号!ただ、まだ試作品段階。最後に社長の最終チェックが待っています!

そして1週間後。運命を左右する、商品化を決定する会議が行われていました。あの「つっぱり補助板」の試作品もありました。果たして社長のOKは出るのでしょうか!?


島田記者「両脇の枠ところにつっかえ棒の補助板を貼って落っこちないようにしてます。上から押さえても落ちませんね。すぐ製品化?」

小久保社長「製品化!サンプルもできてて良かったんで」


やりました、「つっぱり補助板」は商品化決定!

さらに、冷凍ピラフなどをむらなく温めることができるあの「エンジェルプレート」は?


島田記者「いまオッケー?」

小久保社長「今初めて見たんで」

島田記者「今初めて見たんだ、今初めて見てオッケー?」

小久保社長「うん」

島田記者「早いですね」

小久保社長「そうなんですよ、ははは(笑)」


「エンジェルプレート」も即決で、オッケー!企画担当の方々も、ほっとしたのでは?


島田記者「社長に見せるまでドキドキするもんですか?」

小久保社長「あんまりしないやんな?」

担当社員「めっちゃします・・・(笑)」

島田記者「めっちゃしますって言ってますよ」

小久保社長「数あるから慣れてるやんな(笑)」


無事、新たな100円グッズが2つ、世に出ることが決まりました!

それから10日後。小久保工業所で行われた取引先との商談会。あの「つっぱり補助板」と「エンジェルプレート」を売り込む、小久保社長の姿がありました。


取引先担当者「調理例があるだけで使い方が想像できるからいいですね」

島田記者「かなり商談相手の方は興味を持っているようですよ」


新商品は、かなり好評のようで11月には皆さんの手に届くかもしれません。


島田記者「手応えはありましたか?」

小久保社長「みなさんお困りみたいで、今回のイチ押し商品2つです。1週間でも10日でも前倒しに発売出来ればと思っています」


100円グッズの極意は「あったら便利なこと」を、実際に形にしてみること!これからも、アイデアマン小久保社長のヒット商品に期待です!!

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特集

2019年10月4日

【天本周一 こだわる男】なぜ?ひとり親なのに「児童扶養手当」支給が停止  難病発症、4人の子育て…ギリギリの生活で打ち切られたその理由は

特集

“命を支えるお金”

「児童扶養手当」とは、ひとり親家庭の子ども、もしくは父や母に重い障害のある家庭の子どもを支えるためのお金で、「命を支えるお金」です。


 京都府に住む山田真有さん(34)は重度の障害を持ちながら、高校2年生の長女から小学4年生の次男まで、食べ盛りの子ども4人を育てるシングルマザー。山田さんはその「児童扶養手当」の支給が打ち切られていたのです。


 京都府が作成している「児童扶養手当のしおり」の表紙にも、「ひとり親家庭のために」「父、または、母が重度障害の家庭も対象」とはっきり記されています。山田さんの「児童扶養手当」の支給は、なぜ打ち切られたのでしょうか。さらに、もし山田さんに配偶者がいた場合、なぜか手当ての一部が支給されることもわかりました。知られざる「児童扶養手当の闇」に迫ります。

家庭内暴力、難病…ひとりで働きながら4人の子育て

「ちょっとチクってしますね」


 週2回の点滴は生きていくために欠かせない治療です。山田さんは、全身に痛みが広がる原因不明の難病「線維筋痛症(せんいきんつうしょう)」のほか、化学物質過敏症を患っています。


(Q.これは何のための注射なんですか?)

「これは化学物質過敏症の(ための点滴)。解毒しないと、体の中のヨウ素少ないので」(山田真有さん)


山田さんは10年前、夫の家庭内暴力から逃げるため、子ども4人を連れて、家を出ました。最初は、派遣社員として工場で働きながら、子どもを育てていましたが、病気を発症。その後は「生活保護」と「児童扶養手当」などの収入で暮らしてきました。

生活を安定させるため、障害年金の申請を続け、2年前、ようやく障害年金の支給が始まりました。しかし、同時にこれまで受け取っていた「児童扶養手当」は打ち切られました。


「言われた時、『なんで』という思いがまず(あった)。あれだけ確認して障害年金を受けても(児童扶養手当の支給は)大丈夫と聞いていたのに、打ち切られるってどういうことなんだろう」(山田さん)

「児童扶養手当」打ち切りの理由は

 行政の担当者は打ち切りの理由として「1人で複数の公的給付は原則受けられない」と説明しましたが、その際、こんなことを漏らしたと言います。


『山田さんにもし配偶者がいれば、手当の一部は支給されましたが、山田さんはひとり親なので、支給出来ません』


「本当に配偶者がいる、いないで、(手当の支給が)変わるというのが本当に納得出来なくて」(山田さん)


現在の法律では、配偶者がいる障害者に対しては障害年金が支給されるのに加え、「児童扶養手当」の一部が、配偶者に支給されますが、配偶者がいない障害者に対しては、「児童扶養手当」は支給されない仕組みとなっています。

つまり、山田さんが「ひとり親」だったことが「児童扶養手当」の支給が停止された理由でした。


「シングルマザーには色々厳しい条件が課せられる。うちだったら、ヘルパーさんが男性だったりするが(役所が)男女関係を疑ったりする。そういう厳しい調査を受けているにも関わらず、結婚していないと(手当と年金の)併給が出来ないのは不平等というか、差別というか、本当に納得出来ない」(山田さん)

子どもたちのために節約 食事は1日1回 真夏もクーラーなし

「起きて、起きて、朝」


 山田さんの子どもは、高校2年の長女をはじめ、小学4年生になる次男の4人。病気であまり動けない山田さんに代わって家事を担っています。

(Q.お姉ちゃん(長女)がお母さん代わり?)

「あと、(長男が)お父さん代わり。家事全般が弟(長男)で、洗濯物とかは自分(長女)がやっています」(山田さんの長女)


生活はギリギリです。月の生活費は10万円あまりで、自宅にはクーラーや電子レンジ、テレビなどの電化製品はありません。節約のため、山田さん自身の食事は1日1食に抑えている、と言います。

   

「部屋の電気はほとんど使わない。水も使わない。自分が買い物に行くけど、1000円でどれだけ物が買えるか、工夫したり、持っているお金でどれだけの物を買えるか、節約しています」(山田さんの長女)


打ち切られている「児童扶養手当」は月額およそ5万円。このお金は高校に通う長女の学費に充てる予定でした。


「全部が狂いましたね。本当にある意味で(手当を)あてにしていたので。あてにして、子ども(長女)を高校に行かせた。親がひとり親だろうか、両親揃っていようがその差がないようにして欲しい」(山田さん)


厳しい生活をやりくりし、なんとか長女の教育費を捻出する山田さん。7月、「児童扶養手当」の支給を求め、京都府を相手に裁判を起こしました。

行政の担当者は・・・

一方、府の担当者は「今の法律では支給は難しい」と話します。


「公的年金を受給された場合に『児童扶養手当』を支給しない規定がございまして、山田さんの場合はまさしくその条文に該当したということで、支給されないと」(京都府ひとり親家庭支援担当・高尾浩之課長)

(Q.山田さんのご自宅に行って現状を把握している?)

「今回の場合(山田さん)は明らかに条文に引っ掛かっておりますので、現地(山田さんの家)までは行っていないと」(高尾課長)

「人間が人間として生きられる権利を」

山田さんを支援する弁護士は、今回の裁判をこう位置づけています。


「この裁判は人間の生存に関わる問題なんですね。山田さんの置かれている境遇、生活に対し行政からの援助もなく放置されていいのか、という思いがあります。(裁判所は)人間が人間として生きられる当然の権利を認めてもらいたい」(田中 俊弁護士)


現在の「児童扶養手当法」では、障害年金を受け取っている人に配偶者がいる場合は、障害年金を本人が受け取り、配偶者が手当の一部を受け取ることが出来ますが、ひとり親の場合は、受け取れない仕組みになっています。子どもを支えるためのお金である「児童扶養手当」が配偶者がいる、いないで支給の有無が分かれるというのは「法律の落とし穴」とも言えます。

山田さんを支援する弁護士によると、山田さんと同じく、重い障害を抱えているにも関わらず、ひとり親を理由に「児童扶養手当」を打ち切られている障害者の保護者は全国でも一定数いるとみられ、今後は全国で裁判を起こしていく、と話しています。


【山田さん弁護団の連絡先】

heikyuchoseiiken@gmail.com

【ひとり親「児童扶養手当」支給打ち切り問題/電話一斉相談】

10月12日(土)午後1時~午後5時

(電話)06-6206-7830

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特集

2019年10月4日

【ウエダのギモン】乗ってびっくりド派手バス めざせ14種類全制覇 大阪発BRT「いまざとライナー号」

特集

 大阪の南北の通りのことを「筋」と呼ぶんですが、その筋の中でも環状線の外側、けっこう東を走っているのがこの今里筋という通りなんです。なぜここを派手なバスが走っているのか?そもそもなんで派手なのか?そこには深いワケがありました。

大阪・今里筋を走るバス “派手”なのはなぜ?

 大阪市東成区の「今里」交差点。この辺りは、大阪メトロ「今里駅」の真上にあたる場所です。


「ありました。これですね。立派ですね。屋根もついていてスタイリッシュでオシャレ」(上田剛彦アナウンサー)


 ウワサのバスの名前は「いまざとライナー」。この停留所を起点に、今年4月から運行しているそうです。いまざとライナー」を運営している大阪メトロの担当の方と一緒に、乗ってみることにしました。


「来ました来ました。そうそうそう、ボクここよく通るんですけどこのオレンジの車体、気になってたんですよね。やっぱり近くで見るとけっこうスタイリッシュですね」(上田アナ)

 でも、派手なのは、車体だけじゃなかったんです。


「へ~、いや、驚き!内装おもしろいですねこれ」(上田アナ)


 「いまざとライナー」は車内まで個性的なデザインになっていました。


「どういうコンセプトなんですか?」(上田アナ)

「こちらのバスはビンテージ風のバスとなっております」(大阪メトロ 交通企画課 伊藤圭介 課長)

「これなんだろう?デニムですか?」(上田アナ)

「そうですね、色あせたデニム生地のような形で」(伊藤さん)


 まるで、膝に穴が開いたジーンズみたいな感じですね。


「シニアの方にも、どこか懐かしいような感じを味わっていただけるのかなという風に」(伊藤さん)


 (出発)いまざとライナーの運行は、10分~30分間隔。バスは全部で14台あるというのですが、ココで衝撃の事実が。


「実は、14台全部デザインが違うんです」(伊藤さん)

「えっ?全部!14種類あるんですか?いまビンテージでしたよね?あと13あるってことですか?」(上田アナ)

「そういうことです」(伊藤さん)

 そう聞くと、見たくなりますよね。次に来たバスに、もう一度乗ってみました。すると、現れたのは・・・なんと・・・!


「あれ?全然違う。なんかえらいポップな。天井から壁から。今回なんですか、コンセプトは?」(上田アナ)

「アメリカンになってます」(伊藤さん)


 ちょっと昔のカフェをイメージしたカラフルでにぎやかな空間になっていました。ハンバーガーにコーラ。これぞ分かりやすいアメリカン。もっと見たくなりましたので、もう1回下りて、もう1回乗ってみることにしました。すると。そこにはなんと・・・驚きの!


「和になります」

「これ、和?」(上田アナ)


 座席には市松模様を施し、窓の周りは「障子」っぽく。つり革には手毬みたいな飾りも付けて、古民家のような雰囲気を表現しているんですって。

 1台ずつ違うデザイン。お客さんは、それなりに楽しんでいるようで・・・


「今朝はココにクマさんがあって、いま帰りは金魚で、ワッと思って見てたんですよ」(年配の女性)

「行きはクマさん、帰りは金魚。ちょっと癒やされました?」(上田アナ)

「うふふ」(笑)


「デザイン、きょうは和ですよね」(上田アナ)

「きょうは落ち着いてますね」(別の女性)

「え?前回は違ったんですか?」(上田アナ)

「この間は赤い水玉が…かわいらしいのがありました」


 きっと、これのことですね。テーマは「ポップ」。明るい色使いの中に、スイーツを散りばめた、なんともおいしそうなバス。ほかには。


「動物園みたいなやつに(乗ったことがあります)」(若い女性)


 ココは、夕日が沈むサバンナ。体を休めるヒョウもいればこちらをじっと見つめるキリンも。念のため言っておきますが、テーマは天王寺動物園、ではありません。アフリカンです。

個性派バスで需要喚起 メトロ延伸区間で社会実験

「そもそもどうしてこの個性的なバスを走らせることになったんですか?」(上田アナ)

「この沿線におきまして、需要の喚起・創出をはかるということと、鉄道に代わるものとして成立するのかの可能性を検証するために」(伊藤さん)


 どういうことか説明すると・・・この今里筋には、以前から地下鉄・今里筋線の延伸計画がありました。今里から湯里六丁目までの6.7キロです。しかし、およそ5年前、大阪市が意見を求めた有識者などから、「採算はとれない」と判断され、延伸計画は”凍結”しました。とはいえ、一部には延伸すべきとの声が残ったまま。ならば、今里筋にひとまずバスを走らせ、需要を掘り起こしながら今後のことを考える実験をしてみないか?というアイデアが浮上し、現在に至るわけです。だから、「いまざとライナー」は特別なバス。デザイン以外にも、普通の路線バスとは違うところがあります。


「通常の路線バスですと約400mの停留所の間隔になっているんですけども、いまざとライナーは約1kmとなってまして、地下鉄の駅と同じような間隔になってます。これによりまして、早く目的地まで到達できると」(伊藤さん)


 この特徴から、いまざとライナーは、路線バスと区別して「BRT」(バス高速輸送システム)と呼ばれています。

 実はこのバス、今里筋だけを走っているわけではありません。今里筋からあべの橋までを結ぶルートと、長居までを結ぶルートを設定。利便性をより高めるため、大きな駅に接続しています。運行開始から半年足らず。いまざとライナーは、需要を高める実験ですから、利用者の数がカギとなりますが、最新の集計では、曜日を問わず1便あたり10人程度という状況です。


「けっこう乗れるバスですから、10人だとちょっと物足りないのかなと」(上田アナ)

「そうですね。まだまだ、もっと知ってもらうような努力を我々としてはしていかないといけないと思っています」(伊藤さん)


「実験なんですよね、いつまでやるんですか?」(上田アナ)

「一応5年間。そこでまた一定の判断をするという形になっています」(伊藤さん)

「5年たったらどういう選択肢があるんでしょうか?」(上田アナ)

「1つはそのまま継続する」(伊藤さん)

「いまざとライナーとして継続する」(上田アナ)

「という形もありますし、やめてしまうという形も。もしくは地下鉄の方の検討という形にもなる可能性もあります」(伊藤さん)

「地下鉄を新しく掘るという選択肢もまだあるんですか?」(上田アナ)

「そうですね。可能性としてはあるんですけども、それは需要がないということになりますので、それを見極めるためのもの(実験)になってますね」


 鉄道空白エリアの住民の足をどう考えるのか。実験の行方を見守りたいと思います。

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