EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 福岡 司
4月 坂本美雨
5月

鈴木幸一

5月 小野田淳乙
5月 石古暢良
6月 渡辺正行
6月 中村 透
7月 宮脇 昭
8月 羽仁カンタ
8月 鈴木祐美子、北本忍
8月 矢島 稔
9月 鈴木祐美子、北本忍
9月 原田麻里子
9月 上岡 裕
9月 森谷秀樹
10月 櫻田 厚
10〜
11月
矢野恭弘
11月 ECO & MUSIC
11月 山崎伸治
12月 疋田 智
12月 小林武史
12月 この1年を振り返って
1月 田中 優
1月 藤崎達也
1月 インドラ・グルン
1月 土居健太郎
2月 金子竜太郎
2月 里中満智子
2月 鮎川ゆりか
3月 青木一夫
3月 桐田哲雄
3月 愛・地球博1
湯本哲哉
3月 愛・地球博2
10月3日ゲスト:(株)モスフードサービス代表取締役CEO
櫻田 厚さん

櫻田厚1 手塚「様々な飲食事業を展開なさっている櫻田さんに“食の安全”についてお伺いします。お店に行くとその日お店で使っている野菜の生産者のお名前が書かれたボードがありますね。これは食の安全を確保するために非常に重要なことだと思いますが、いつ頃から始められたのでしょうか?」櫻田「1997年から始めたのですが、94年頃から慣行野菜の生産者の所までたどれるように研究を始めました」手塚「慣行野菜とは?」櫻田「スーパーや八百屋さん、百貨店などに並んでいる物といった方が分かりやすいと思いますが、その多分9割以上はこの慣行野菜です。農薬や化学肥料など、日本にはその正確な基準がありませんが...その中で作られた野菜。農薬や化学肥料を出来るだけ使わないようにした物が、減農薬野菜。で完全有機野菜というのが1%以下。これも日本の中で見直しがされて少しずつ増えています」

 手塚「現在お店で使われている野菜の生産者の方はどのくらいいらっしゃるのですか?」櫻田「今、全国で約2,000の契約農家で作られています」手塚「ハンバーガーはビーフが最も重要だと思うのですが、どのようにこだわって選択されているのでしょうか?」櫻田「97年。当時はナチュラルビーフという呼称の米国産を使っていました。しかし味プラス安心とか安全という物をもう一度確認して、オーストラリアは唯一、肉骨粉を使用しない国だったのでオーストラリア、ニュージーランドの指定した牧場から入れています」手塚「あとはパンですとか塩などもこだわっていますね。モスバーガーはスローフードを目指しているわけですね」


櫻田厚2 手塚「いろいろな商品を開発する過程で、独自の物がありますか?」櫻田「開発チームに言うことは、食の安全性ですとか安心感ですとか...人間は健康になりたい欲求がありますから...でも食べ物ですからおいしくなければいけない。その“おいしい”というのはいろいろな要素が積み重なって感じるわけで、そこにはサービスのあり方、お店の雰囲気など食の周辺も大事にしています。特に素材については国の内外にかかわらず、私自身ががなるべく時間を取って選んでいます。それを開発チームに渡していろいろなアイデアを出し、取捨選択していきます」

 手塚「親子連れでお店を利用する方が増えてきましたが、そういう方達にメッセージを」櫻田「子供の時から健康になれるような食事をする習慣を付けましょう。そのためにはそれをリードしていくお母さんですとか学校ですとか、行政と民間が一体にならないと、お子さんが自分の好きなものしか食べないということを改善出来ません。それをお手伝いしたいと思います」

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10月10日 櫻田 厚さん
櫻田厚3 手塚「通常モスバーガーは赤地に白で“M”の看板でしたが、最近は緑地に“M”のお店、通称“緑モス”が増えてきましたがこれは?」櫻田「一つは自然をイメージするいろということで緑を採用しました。もう一つは看板の素材をぬくもりが感じられる“木”にしました。メニューも緑モス用の物を導入しつつ、今までのファーストフード店ではあり得なかった接客係を店内に配置する、ファーストカジュアルを確立させていきます」

 手塚「今年3月に“ISO14001”を取得されましたが、具体的な取り組みをお教えください」櫻田「無駄をなくし、リサイクルを推進し、バリアフリーにすることを目指しています。例えば雨水を使った洗浄機を実験的に導入したり、生ゴミを圧縮して堆肥を作ったりしています」


櫻田厚4 手塚「“モス夢チャレンジ”についてご説明ください」櫻田「これは約20年ほど前から行っている、アメリカ遊学制度が始まりです。複数の方々がその地域の何かに貢献していることをモスが応援しようということです。例えばある商店街の落書きを消して、商店のシャッターに絵を描くという企画を採用しました」

 手塚「“モスクリスマスソング”というのは?」櫻田「お店のクリスマス・キャンペーンソングを作ってみませんかという企画です」

 手塚「今後取り組んでいきたいこと、夢をお聞かせください」櫻田「この日本で生まれたブランドをアジアのブランドに育て上げ、将来は世界のブランドにするというのが夢です。もう一つは健康で長生きする日本人ということをもっと研究してお手伝いしたいと思っています」


森谷秀樹さん 矢野恭弘さん

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