スタッフブログ
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2010年2月

いよいよ明日から発売開始!

4月23日→25日のABCホール初プロデュース公演【決戦!!ひなた荘】チケット発売が明日10時より開始されます。

こちらのホームページイベント情報でもご購入が可能になっておりますので、是非ご利用ください!

前述のブログでもご紹介していますが、これは1つのお話をどちら側から見るか、という両面からのストーリー。「ひなた荘」という廃墟に住み着くゴーストたちと、除霊師たちの対決を描きます。双方の言い分があって、双方の事情があって・・・・・・ですが、両方のストーリーにそれぞれ絡み合うという趣向になっております。

どちらの面もそれぞれの事情、背景があり、1つの事件をきっかけに絡み合います。

稽古も2倍、リハーサルも2倍かかるこの手間隙かける作品を、2倍面白いものとして皆様にお届けできますよう、久馬さんと赤鬼さんと共にがんばってまいりますので、是非ご来場ください!

少しずつ稽古の模様や進捗状況もこちらのブログでお伝えいたします!今誰よりテンションの上がっている、乗組員Nでした!

関西名物?

■ヨーロッパ企画さん、劇場入りしてきました。ABCホールでの演劇公演としては最長となる10日間・12ステのロングラン『曲がれ!スプーン』、いよいよ明日からです■滋賀の栗東を皮切りに、東京・京都・広島・福岡・名古屋と6都市を回って、ツアーの最後を飾る大阪公演。頑張ってください!■ただ今ホール内では舞台作りの真っ最中ですが、ホワイエではこんな光景が。いわゆるチラシの挟み込みというやつです。 ヨロキカ挟み込み.jpg10日分のお客様全員にお渡しするチラシの束を共同作業で束ねているところです■このブログでも時々『挟み込み情報』をアップしていますが、小劇場界の慣習として、指定された日時に指定された枚数を持参し、共同作業に参加すれば原則として演劇関係ならどんなチラシでもOK。前にも書いたとおり、束の中における順番にはいろいろなルールがあるようですが、演劇ファンに直接働きかけることができる最重要な宣伝媒体として、《どんなチラシを作ってどこに撒くか?》、にはどの劇団も大変知恵を絞っているようです■今回の公演は動員数も多く、大人気の劇団ということで多数の挟み込み希望が来て、つまり枚数も種類もすごくて、間違いなく(三代目)ABCホール史上最大規模の作業となってます。いやはやご苦労様です■・・・でね、実はこの「挟み込み」には、関東式と関西式があるのだそうです■関東式は、人が順番に並び、前の人から束を受け取って、そこに自分のチラシを挟んだら次の人に回していくスタイル。関西式は、ご覧のように長机にチラシを並べて、全員が輪になってグルグル回りながら、1人1周で1組の束を作り上げていくというスタイル・・・つまり、『紙が動く』式と『人が動く』式■仕上がりは関西式の方が美しいのだとか。それに和気藹々で楽しそうだしね。当ホールでは必ず音楽をかけながらやってます。なんだかこんな作業にも関東と関西の気風の違いがちょっとにじみ出ているみたいで面白いですね(艦長)

ヨーロッパ企画第28回公演『曲がれ!スプーン』、前売り券は既に売り切れています。

■当日券は、各回、上演の1時間前より若干枚発売されます。

出来た!!

ひなたチラシ.jpgイベント情報欄でも情報公開となりましたが、ABCホールがプロデュースに挑みます!!

 

劇場という「ハード」は、「ソフト」が無いと意味がありません。皆様にたくさんご利用いただいておりますが、待ってるだけでもいけません。

こんなソフト、うちの劇場にどうでしょう?

というアプローチをしてみたく、今回、「演技派の笑か師」ザ・プラン9のお~い!久馬氏と、神戸出身の「熱き泣かせ屋」劇団赤鬼のコラボレーションで始動しました。

ようやく本日チラシ第1弾が出来上がりました!

ABCホールの公演は今週末のヨーロッパ企画さんより挟み込み開始。関西の各劇場でもチラシ設置のご協力をお願いしておりますので是非是非お手にとってください!表面は、ABCホールを入ってすぐのロビーの階段で、裏面は、ホールの和室楽屋で撮影しました♪

 

チケット発売は今週27日(土)10:00~!!

わくわく!!多数のご来場心よりお待ち申し上げております!是非是非!!(乗組員N)

和劇!

■最近公私とも心がざわつくことが多く、ちょっと更新が疎かになっておりました。Twitterなる新しいツールが流行っていると聞きつけ、ちょっとかじってみたりなんかもして■その間にあれじゃないですか、『決戦!!ひなた荘』の情報がアップされているじゃないですか。これ注目です!!お芝居ちゅうか演劇なんですが、これが普通のお芝居ちゅうか演劇ではない。■・・・ややこしいですね、この『劇場で変な人たちが台詞を喋って動き回る芸術』の呼び名、、、昔からずっと悩んでいるんですが、『芝居』という言葉には独特の無頼なニュアンスがあるし、『演劇』と書くとなんか理屈っぽくてつまらなそう(って感じる人が多いと思う)。シンプルに『』が個人的には好きなんですが、なんか学芸会っぽいし■まあ学芸会大いに結構だと思いますけどね。演劇はすべて学芸会と本質的に変わらない、と僕は思ってます。限られた空間・時間の中で人間たちが行う【うそっこ】あるいは【ごっこ】であるという点において。特に日本人の場合、ギリシャ悲劇だろうとシェイクスピアだろうとブロードウェイミュージカルのコピーだろうと、楽屋で焼き魚の弁当食って金髪や赤毛のカツラ被って出てきて日本語を喋るわけで■あ、いや僕は決してそれを否定しているのではありません。明治以降日本の演劇というものは常に伝統と近代の間で揺れ動いてきた。能や歌舞伎という自国の古典と西欧から輸入された戯曲や演技術の間で葛藤し、つまり【うそっこ】のあり方について悩み続けてきたわけで■それは例えば、朝青龍というトリックスターの出現によって日本人がみんな相撲の本質について悩み始めた・・・『相撲っていったい何なんだ!?スポーツなのか?神事なのか?興行なのか?』・・・みたいなことと同じなのでしょう■その過程の中で、歌舞伎=『旧劇』に対するアンチとして『新劇』が生まれ、やがて新劇や商業主義に叛旗を翻したいわゆるアングラや小劇場運動が若者たちを熱狂させ、そしてさらに現代では、小劇場出身ですっかり大きくなった劇団が歌舞伎界のスターを主役に迎えて大劇場で華やかなロングラン公演を打ち・・・と、何だか混沌としている■まあそれが日本なんですね。元々混沌のしずくから生まれた国だし。宗教も政治も言葉も文化も生活習慣もみんな混沌。『和を以って貴しとなす』です。異質なものでも合わさって仲良くやっていこう・・・この風土が日本そのもの、つまり『和風』であり、国の呼び名にもなっている■車における環境配慮が現状日本においてはハイブリッドカーに特化しているのも、『和』の精神のなせる業なのかもしれません。なんだそうだったのか。・・・というか久し振りだからといってハナシが広がり過ぎ。

決戦!!.jpg■そんなわけで、『決戦!!ひなた荘』は演劇における『和』、『ハイブリッド』の試みです。あるひとつの抗争事件を、二つの視点から描いて2本の劇を作ろうという企画の、総合タイトルなのです。といってもあくまで楽しいコメディですからご心配なく。なんつっても、お~い!久馬と赤鬼のコラボですからね、面白さは保証つきでしょう■そもそも『抗争』というのが、オンボロアパートに棲みついた幽霊(ゴースト)と除霊師(バスターズ)の戦いで、久馬歩がゴーストの視点から、赤鬼がゴーストバスターズの視点からこのバトルを描きます■だからこれは、ゴーストvs.バスターズの戦いというより、むしろ久馬vs.赤鬼の勝負ですね。『ダイナマイト関西』(お笑い好きの間では注目度抜群の大喜利トーナメント)で過去2回の優勝を誇るという、誰もが認めるギャグメーカー・お~い!久馬と、お客様を笑わせ泣かせ興奮させ、絶対満足して帰ってもらうというプロ意識のツヨ~い劇団赤鬼の、これは戦いでもあり融合でもある、と。

■どちらか片方観ても面白く、両方観ればもっと面白い、『決戦!!ひなた荘』にご期待ください!(艦長)

 

お~い!久馬×劇団赤鬼 『決戦!!ひなた荘』

4月23日(金)   15:00・・・BG★   19:00・・・GB   平日マチネ特別料金

  24日(土)   14:00・・・GB     18:00・・・BG

  25日(日)   14:00・・・GB     18:00・・・BG

              ・BGが劇団赤鬼の作/演出によるバスターズ視点編

              ・GBが久馬歩の作/演出によるゴースト視点編

キャストは、両方に出る人、片方に出る人いろいろで、ゲストも何人か登場予定

詳細はおいおい・・・

【ブロードキャストショウ挟み込み情報】

直前になりましたが、今週金曜日からABCホールで初公演となる、ブロードキャストショウの挟み込みが決定いたしました!下記ご希望の方はご査収くださいませ。

 

2月18日(木)13:00~1000枚

1種類につき1名要員

ABCホールロビーにて

 

 

直接チラシをお持ちの上、ご来場くださいませ。

また、翌週のヨーロッパ企画公演については、以前にこのブログでお伝え済みです、そちらをチェックしてください!

 

さて、まだまだ寒いですがABCホールの事務所は頭から湯気が出そうな日々でございます。もう少しあったかくなったころのお話の準備のため。そちらも今週中にはアップしますので是非ともチェックしてください。春はABCホールへ!!(すべての季節に言うてますが・・・・・・、お待ちしてます♪)

(乗組員N)

しっくりこんなぁ...

横綱朝青龍が引退を表明しました。と書けば潔い身の処し方のように聞こえるのですが、実際は横綱審議会から引退勧告が発せられて、相撲協会理事会の中で結論が割れた末、「解雇」か「引退」かの二択を迫られた中での苦渋の選択だったようです。一報に接した、内館牧子さんの笑顔と白鵬の涙が印象的でした。

それにしても昨日から今朝にかけて、新聞・テレビのニュース・ワイドショーの担当者は悩んだでしょうね。「小沢幹事長不起訴」と「朝青龍引退」のどちらがトップ記事(ニュース)なのか・・・。本来なら政治の問題の方が大きいでしょうが、不起訴の話はその前日も報道していて、ホントにびっくりしたのは相撲の話題だし・・・みたいな感じですね。

朝青龍を語るとき「平成の大横綱」ということがよく言われますが、これは正しい表現なのでしょうか?これが正しいのであれば、今回引退させることはなったのです。土俵の外での素行がどんなに悪かろうが、土俵で勝ち続ければいいわけです。断っておきますが、私は個人的には朝青龍が好きです(でした)。ただし「スモウレスラー」としてです。内館さんもおっしゃってましたが「朝青龍はアスリートとしては最高だけど、横綱としては失格」という発言をなさってます。私の心情に近いものがあります。

力士が横綱に昇進するとき、「ますます相撲道に精進します」ということをいいます。相撲はスポーツのようですが、「道」に通じる精神の発露と言えると思います。その意味で、ただ単に強ければいいというわけでなく、不断の精神鍛錬が必要とされます。それが「横綱の品格」ということなのでしょう。そもそも「土俵」は神が存在するところであり、そこで相撲をとる力士の最高位である横綱は、相応の人間性が求められるのはある意味で当然だと思います。それは別に難しいことではなく、普通の人が守るような倫理の感覚を持ち、加えて少しだけ相撲界を引っ張るリーダーシップがあればいいのだと思います。これはどの組織でも当てはまることで、社長がバリバリ仕事はするけど、社外では連日連夜飲み歩いて、人を殴っているのでは、社員は誰もついていかないでしょう。

なんだか後味の悪い結末になってしまったのですが、これも朝青龍の「身からでたさび」なのでしょう。でもあのパフォーマンスを見られないのは少し残念な気がします。春場所に行こうと思っていましたが、どうしようかな・・・。

(乗組員・F)

春の気配、だけど

■先月末にアクサル『八犬伝』が終わって、ABCホールはしばらくお休み。工事やクリーニングが入って、ちょっとオーバーホールです。9日(火)の「新婚さん」まで催し・番組とも一切ないのですが、調べてみると開館以来、8日も何もなかったのは初めてですね■春の文化祭、そして間もなくお披露目する文化祭直前のマル秘公演に向かって、ひっそり準備中って感じです■艦長は、そろそろ苦手なシーズンの到来というわけで、先ほど花粉症の予防治療に行ってきました。大阪の中心部、繊維問屋街のど真ん中にある古びた内科医院なんですが、ここが飛び切り楽しいのです■以前はこの内科の隣に耳鼻科医院があって、そこで診てもらっていたのですが、その耳鼻科の先生が、ドリフのコントで志村けんが演じるよぼよぼの老医師そのもので、白髪を振り乱しながらの言動がすごく楽しい。鼻の診察をするとどうしても鼻水が出るのですが、この先生、それを自らティッシュで拭いてくれるんです。やさしい!で、そのティッシュをどうするかというと・・・僕の手にギュッと握らせるんです。いやいや・・・なら自分で拭くよ。愛すべきというか何というか■ところが残念ながら3年ほど前にこの耳鼻科医院は廃業してしまいました(たぶん先生の引退ですね)。もうあの治療は受けられなくなるのかと心配したのですが、何とお隣の内科医院が、その治療法をそのまま引き継いでくれたのです。僕にとっては有難い話なのですが、この内科の老先生がまたおかしくて・・・。志村けんが引っ込んだら今度は加藤茶先生登場!って感じなんです。いや会ってもらえれば分かりますが、頭ツルツルで丸眼鏡でテンション高くてもうそっくり■しかも熟年のちょっと怖い看護師さんがまた味があって、雑誌読んでる若い受付嬢と合わせて、あれはもう立派なコント一座ですね(艦長)

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