スタッフブログ
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2014年2月

追善落語会だから、雨もまた・・・

■というようなことで、『中之島春の文化祭2014』、『大田王』、どーんとやります。お楽しみに!!!決まったことはどんどん発表していきますんで、チェックよろしくお願いします。

■さて、今日ABCホールでは『市川寿憲追善 たまさか落語会』開催です■市川寿憲さん・・・というのはとても面映ゆいので、イッちゃん、せめて市川君と呼ばせてもらいますが、1月9日付の本欄に少し記したとおり、彼はABCテレビ・ラジオのプロデューサーで、昨年秋に54歳の若さで他界しました。僕のちょっと後輩でした■芸人さんの追善興行というのはよく耳にしますが、スタッフの追善で落語会が開かれるのは異例のことだと思います。落語を始めとする上方芸能を市川君がどれだけ愛し続け、造詣が深かったか。噺家さんや現場の関係者から、どれだけ信頼され慕われていたかの証でしょう。不届きな発言であることは承知の上ですが、ちょっと羨ましい■彼の足許にも及びませんが僕も演芸が大好きで、長い間一緒に番組を作ってきました。先輩後輩というより友達同士のような時期もありました。はっきりとした原因がお互い分からないまま、だと思うのですが、ここ何年か疎遠にしていたのが悔やまれてなりません。前売券は完売です。僕は舞台袖からこっそり、皆さんの思い出話を聞かせてもらいます■あ、『たまさか』とか、『よしんば』とか、イッちゃんは若い頃からそんな古臭い言い回しが大好きな男だったのです(艦長)

文化祭&大田王 日程発表!

情報小出しですいません!詳細発表まで今しばし御時間はいただきたいのですが、
皆様の春と夏のスケジュールをいただきたく、とりあえず日程をお知らせ致しますので空けておいてくださいー!

なんと今年で6回目!
2009年から始まったABCホール開館記念イベント「中之島春の文化祭2014」の日程発表!


中之島春の文化祭2014
5月3日(土)・4日(日)の2Days!!


出演者についてはもう最終スケジュール調整まで来ておりますのでもうすぐ発表!
新たな顔ぶれにもご期待ください。
チケット発売は4月1日(火)予定です。


そして!!
15年振りに復活の幻のというか伝説のというか演劇コントユニット
[川下+三上+大王]=大田王
ABCホールプロデュース公演第4弾として上演致します!

こちらも詳細と出演者は最終調整中!
もうすぐ「じゃじゃーん!」と発表できるよう各所調整中ですのでしばしお待ちを!
でも「大田王と聞いただけでとりあえず行くから日程を!」という方の為に。

ABCホールプロデュース公演第4弾「大田王」
7月17日(木)〜21日(月)
でやります!!

どちらもABCホールの大イベントです!続報しばしお待ちを!!!!(乗組員N)



今なら差し詰め、『レジェンド』、ですか。

劇団Patch第4回公演『破壊ランナー』、ABCホールでまもなくです。3月6日(木)から9日(日)まで、全6公演。すでにSOLD OUTの回もいくつかあるようです。お急ぎください■実はこの週、つまり3月の2回目の週末に向けての数日間、大阪では注目の演劇公演がたくさんあって困るのです。Patchの他に主だったものとしては、メイシアタープロデュース『グッド・バイ』(3/6-9)、近鉄アート館"復活"オープニングシリーズ『一郎ちゃんがいく。』(3/5-9)、キューブ『PACO』(3/6-9・シアター・ドラマシティ)、MONO『のぞき穴、哀愁』(3/6-12・HEP HALL)・・・その他にも多数。うーむ。どうしてこう集中するかなあ。一郎ちゃん、PACO、破壊ランナーはいずれも"伝説の"という枕詞がつく名作です。熟練の劇団メンバーに新進女優がぶつかるMONOの新作も、太宰の未完の遺作を山崎彬が舞台化するグッド・バイも無論はずせない。

■さてそんな中先日、僕は『破壊ランナー』の稽古場見学をして参りました。惑星ピスタチオ、"伝説の"代表作。ピスタチオは1989年結成、1990年に旗揚げ公演を行い、2000年に解散。わかりやすい。文字通り、90年代を駆け抜けた"伝説の"劇団です。ピーク時の動員は20000人に達したと云われ、これは夢の遊眠社や第三舞台などにも全く引けを取らない数字です■てなことを知った風に書いていますが、僕、実はピスタチオの生の舞台を観たことがありません。90年代というのは僕の30代後半から40代前半にあたりまして、これは一般に働き盛り、または働かされ盛りというやつで、僕の場合も例外ではなく、毎晩遅くまで仕事して休日は家で寝るだけ。TV番組を通じてPiperの黎明期に関わったり、東京から来た遊眠社などを観に行く以外、あまり劇場に足を運ばない生活を送っていたのです。最近は休みの日なんぞ、1時間ほど自転車漕いで町の反対側にある小さな小屋に出かけたりしますから、今の方がよほど元気です。あーしかし年のせいか自分語りが長くなる。いかんいかん。『破壊ランナー』の話■今回、うちのホールで公演があり、またラジオで紹介させていただくにあたって、惑星ピスタチオが上演した本作の映像(1995版)を初めて見せていただいたのですが・・・いや何というか、これは演劇というより別の何かですね。いや演劇は演劇なんだけど、表現方法が他の集団のそれと比べてあまりに特異です。無論いい意味でです。目的を達成するための方法論が実に明確だと感じました■目的とは私見ですが恐らく、これまでの演劇にないスピード感、同時代性、ダイナミックな視覚効果、です。そして恐らくこれらの実現のために編み出されたのが、以下のようなピスタチオ独自の演出技法です■①1人の俳優が複数の役を演じるお芝居はよくありますが、その極端な手法として、主役脇役問わず全ての俳優が舞台上で役柄を瞬時にチェンジして何人もの別の人物を演じる、『スイッチプレイ』。②機関銃のように繰り出される説明台詞、擬音語、擬態語と漫画的マイムで状況を実演する、『パワーマイム』。③俳優が素早くスムーズな移動で位置関係を変化させ、ロングからアップへ、縦ショットから横ショットへ、など、観客にまるで様々なアングルで撮影された映像を観ているように感じさせてしまう、『カメラワーク』■・・・これらはかつて、惑星ピスタチオの座付作家・演出家だった西田シャトナー氏と劇団メンバーの研究で編み出されたものです。今回Patch版『破壊ランナー』の潤色・演出を務めるご存知末満健一氏も、当時メンバーとして体験しています。勿論、シャトナー演出完コピ、などということを末満氏が試みる筈もなく、出演者や時代の変化に合わせた末満流の改変が加えられているのですが、彼が正統を継ぐ者であることは間違いない。そして更に注目すべきことに、今公演には惑星ピスタチオ全盛期を支えた2人の俳優、保村大和さん、遠坂百合子さんが参加するのです。かつてのファンには堪らない趣向ではないでしょうか■出演する俳優は、Patchメンバー11人に加え、保村、遠坂、そして山浦徹さんという3人のゲスト、全部で14人です。しかし、劇中に登場するキャラクターは、正確には誰にも分からないと思いますが恐らく100人以上。つまり、スイッチプレイ全開モードです!ひとたび芝居が始まったら、俳優たち各々が、数え切れないキャラクターを切れ目なく演じ分けねばなりません。暗転も、衣装替えもなく、舞台上を常にカメラの代わりに駆けずり回りながら!・・・わ。大変そう■そうでなくてもですね、この『破壊ランナー』、元々が大変な運動量の芝居なのです。何せ、生身の人間が音速の1.7倍、F1マシンの十倍近い速さで走るという。そんな未来のスポーツ『ソニック・ラン』に命を懸ける男たちの戦いの物語なんですから。超音速で走ることを体得した人類、そのフォームとは一体どんなものなのか?もちろん実際に走るわけにはいかないのでソニック・ランのフォームを表現するカッコイイ動きがあるんですが、これが滅茶苦茶俳優の体を酷使する。前屈みに姿勢を低くし、摺り足で、後方に大きく蹴るように片足を延ばす。元に戻して今度は反対の足・・・言葉で書くとこんな感じかなと思うのですが、想像以上に大変らしいです■『OLIVER BOYS』、『岩窟少年』、『白浪クインテット』と、これまでの3回の本公演、全く趣向の異なる演劇作品に挑戦してきた劇団Patchですが、今回が、肉体的には間違いなく断トツハードでしょう。ま、若いのだから今が頑張り時だよね、とおじさんは無責任に楽しませていただきます■しつこいですがチケットまだの方はお早めに!(艦長)

■そうそう、今朝の朝ドラ「ごちそうさん」に楠見薫さんが出演されていました。劇団Patchの中山君演じる諸岡弘士のお母さん役で。楠見さんのダンナ様は後藤ひろひと氏(上記、爆笑&号泣の名作「PACO」の作者)なので、つまり、大王と中山君は義理の?父子だったというわけです。

【18日〜20日公演折り込みあります】

さて、戸次重幸一人舞台初日がただいま開場致しました。
今日から16日(日)まで全6ステージ。

そして、その後も実はABCホールは公演が続きます。
大阪ダンス&アクターズ専門学校と大阪スクールオブミュージック専門学校の卒業進級公演
2月18日(火)〜20日(木)まで上演されます。

2月18日(火)13:00/16:00 空晴:岡部尚子さん作演出の「たまたま、素敵。」
2月19日(水)13:00  こちらも空晴:岡部尚子さん作演出「線路は続く」
2月20日(木)15:00/18:30 はZ systemの中川浩三さん作演出「Urban Legend≒Job Hunting」

という関西演劇界の方々が若い学生さんの作演出を付けている舞台が上演されています。
(入場無料:当日着順自由席:入場人数制限有り)

こちらの公演の折り込み情報が出ました。

2月17日(月)18:00より800部

ご希望の方は上記日時にチラシ1種類につき1名要員でご参加くださいませ。
後ばさみはございません。

予めご了承くださいませ。(乗組員N)

寒い中、本当にすみませんでした

昨夜ABCホールでは『ホビット 竜に奪われた王国』の試写会が行われたのですが、映写機器の不調で約30分遅れでの上映開始となりました。寒い中長時間お待たせしたお客様、並びに関係者の皆様、誠に申し訳ありませんでした。

さて、戸次重幸一人舞台『ONE』、今朝」劇場入りされ、間もなく初日の幕が開こうとしています。いやーいつもながらTEAM NACSパワーはすごいですね。大阪公演全6ステの前売りチケットは即完売、当日券の情報に関しては前項をご覧ください。

戸次重幸一人舞台「ONE」当日券について

先週末は久々に大阪市内でも少しつもる雪が降りました。ムーンビームマシン「月雪の娘」という雪女伝説の物語の影響でしょうか(?)
寒くなりますと、ABCホール前の大階段やウッドデッキが凍ったり雨等で滑りやすくもなりますので、どうぞ皆様お足下お気をつけてご来場くださいませ。

本日よりTEAM NACSの戸次重幸さんの一人舞台「ONE」大阪公演がABCホールで上演されます。
前売券は完売しておりますが若干枚数の当日券が各回発売されます。

本日(13日)分のみ14時〜
14日〜16日の各回は10時〜
それぞれキョードーインフォメーション06−7732−8888
にて予約販売されますので、ご希望の方はお問い合わせください。
※予定枚数に達し次第終了

戸次重幸一人舞台「ONE」
13日(木)19:00
14日(金)19:00
15日(土)13:00/17:00
16日(日)13:00/17:00

予定枚数に達しなかった場合のみ、劇場入り口にて開演の1時間前より当日券の販売有り。
(当日券5000円)

お一人様2枚まで

上演時間は2時間15分ほど!
ご来場お待ち致しております。(乗組員N)

あす、初日

■ムーンビームマシンさん、今朝小屋入り、あす『月雪の娘』の初日です。ABCホール初お目見え、なんです実は■ふと思い出したのが、おとといの夜、珍しく燗酒などをいただいて帰る道すがら見た、高層マンションの真上にかかった玲瓏たる三日月。冬の夜空は、都会でも美しい。昨夜は、MONOさんの稽古場を見学しての帰り道、京都・四条烏丸あたりで前夜より少しだけ厚みを増した月を眺めました。気づけば、粉雪もちらちら。週末は大雪になるとの予報です。雪深い地方の皆さんにとってはちょっと失礼な感想で恐縮なのですが、『月雪の娘』、なんともこの季節にぴったりのかっこいいタイトルだと思います■ラジオ番組でご紹介するに当たって台本を送っていただき拝読したのですが、この作品は、小泉八雲・作『怪談』の中の一編、『雪女』の後日譚。というわけで、まず『雪女』がどんなお話なのか簡単にご紹介します■

ある猛吹雪の夜。渡し守の小屋での夜明かしを余儀なくされた二人の男が、雪女に襲われる。雪女は年老いた男の命を冷酷に奪うが、もう一人の若く美しい青年・巳之吉は、決してこの夜の出来事を口外しないことを条件に見逃してやる。次の冬、巳之吉の前にお雪という美しい娘が現れる。二人は夫婦となり、十人の子をなし、何年も幸福に暮した。しかしある夜、ふとしたはずみで巳之吉は禁を破り、妻にあの夜の事を話してしまうのだった・・・!

■『月雪の娘』は、このとき後に残された子供たち、とりわけ、長女とその妹を中心に描く物語です。雪女と人間の間に生まれ、哀しい運命を背負った二人の娘。彼女らをめぐる様々な人々の愛と憎しみ■ひょっとして間違っているかもしれませんが、作・演出のSarahさんは、ヨーロッパにおける吸血鬼一族に当たる存在として雪女を描いているんじゃないかと思います。逃れられない血脈、恐ろしい宿命...吸血鬼伝説には、古来欧州の人々を惹きつける独特の『恐怖の美学』みたいなものがあります。それを、冬の日本の土着性の中でリアリティをもって描き出すために生まれたのが、本作『月雪の娘』なんだと■関西小劇場界で活躍中の俳優陣が大挙出演します。冬のお話ですが、もちろんABCホールの中はじゅうぶん暖房しております。どうぞしっかり防寒の上、美しく激しいお芝居をご覧にお越しください!(艦長)

ムーンビームマシン『月雪の娘』  作・演出 Sarah

月雪の娘.jpg2月7日(金)      19:00

   8日(土) 14:00 19:00

   9日(日) 15:00

※当日券は開演1時間前から発売

※上演時間は2時間弱(予定)

【ムーンビームマシン】折り込み情報

コンビニもスーパーも百貨店も年に一度こんなにも巻寿司を売るのですね、という節分が過ぎました。「ジルゼの事情」でCoccoさんの圧倒的な迫力に押されているうちに2月に突入しておりました。
今日(4日)からまた寒くなるようですのでどうぞお風邪などひかれませんように。
ABCホールの入り口にはお客様用のアルコール消毒薬もご用意しております。

さて、そんな寒い季節にぴったりの「月雪の娘」。
こちらは小泉八雲の「雪女」のアフターストーリーを描いたムーンビームワールド全開のファンタジーです。
劇場内はもちろんあたたかくしてお待ちしておりますので、是非共ご来場くださいませ。


折り込み情報は下記です。
ムーンビームマシン「月雪の娘」
2月6日(木)18:00〜700部

※1種類につき1名要員
※後ばさみはございませんので上記開始時間までに必ずお越し下さい。
ご希望の方はホール入り口へ直接お越し下さいませ。

また、ABCホールのロビーにはチラシ棚があります。
数に限りはございますが1枚ものでしたら50枚ほどまで、二つ折りなどでしたら30枚まで
お預かり致しますので、折り込みの際少し多めにご持参いただけましたら設置させていただきます。

よろしくお願いします!(乗組員N)


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