地震年表
365日のうち、260日あまりが
「地震の記念日」です。
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3月1日
1633年3月1日(寛永10年1月21日)
小田原城の矢倉・門塀・石壁悉く破壊。小田原で民家の倒潰多く、死150。箱根で山崩れ。熱海に津波が襲来した。
1815年3月1日(文化12年1月21日)
小松城が破損という。岐阜県白鳥町の悲願寺で香炉が落ちた。金沢などで揺れが強かった。
3月3日
1933年3月3日(昭和8年)
三陸沖地震
震害は少なかった。津波が太平洋岸を襲い、三陸沿岸で被害は甚大。死・不明3064、家屋流失4034、倒潰1817、浸水4018、波高は綾里湾で28.7mにも達した。日本海溝付近で発生した巨大な正断層型地震と考えられている。
3月4日
1943年3月4日(昭和18年)
鳥取県東部地震
翌日にもほぼ同じ所に再震(M6.2)、両方で傷11、建物倒壊68、半壊515。
1952年3月4日(昭和27年)
十勝沖地震
北海道南部・東北北部に被害があり、津波が関東地方に及ぶ。波高は北海道で3m前後、三陸沿岸で1~2m。死28、不明5、家屋全壊815、半壊1324、流失91。
3月7日
1899年3月7日(明治32年)
紀和地震
奈良県吉野郡・三重県南牟婁郡で被害が大きく、木ノ本・尾鷲で死7、全潰35、山崩れ多数。奈良県では大和高田で全潰2など、大阪府で所々小被害。
1927年3月7日(昭和2年)
丹後地震
被害は丹後半島の頸部が最も激しく、京都府を中心に淡路・福井・岡山・米子・徳島・三重・香川・大阪に及ぶ。全体で死2912、家屋全潰12502(住家5024、非住家7478)。郷村断層(長さ18km、水平ずれ最大2.7m)とそれに直交する山田断層(長さ7km)を生じた。測量により、地震に伴った地殻の変形が明らかになった。
1952年3月7日(昭和27年)
大聖寺沖地震
福井・石川両県で死7、家屋半壊4など。山崩れや道路の亀裂などもあった。
3月8日
1729年3月8日(享保14年2月9日)
大地割れ、川筋に水湧く。下田で家・土蔵傾倒。余震が20日過ぎまで続いた。
1766年3月8日(明和3年1月28日)
弘前から津軽半島にかけて被害が大きかった。弘前城破損、各地に地割れ。津軽藩の被害(社寺含まず)は、潰家5千余、焼失200余、圧死約1千、焼死約300。余震が年末まで続いた。
3月9日
1843年3月9日(天保14年2月9日)
足柄萱沼村で石垣・堤の崩れ多く、御殿場の近くや津久井でも被害があった。小田原で城内に破損があった。
3月11日
1763年3月11日(宝暦13年1月27日)
前年12月の地震以来震動止まらず、この日強震。建物の被害が多かった。
1853年3月11日(嘉永6年2月2日)
小田原で被害が大きく、城内で潰れや大破があった。小田原領で潰家1千余、死24。山崩れが多かった。
2011年3月11日(平成23年)
東北地方太平洋沖地震(Tohoku earthquake):東日本大震災
日本海溝沿いの沈み込み帯の大部分、三陸沖中部から茨城県沖までのプレート境界を震源域とする逆断層型超巨大地震(深さ24km)。3月9日にM7.3(Mw7.4)の前震、震源域内や付近の余震・誘発地震はM7.0以上が6回、M6.0以上が97回、死19759(ほかに関連死6)、不明2553、傷6242、住家全壊122039、半壊283698(余震・誘発地震を一部含む;2023年3月現在)。死者の90%以上が水死で、原発事故を含む被害の多くは巨大津波(現地調査によれば最大約40m)によるもの。最大震度7(宮城県栗原市)、6強が宮城県13市町村、福島県11市町村、茨城県8市、栃木県5市町だが、揺れによる被害は津波に比べて大きくなかった。この領域では未知の規模で、869年貞観の三陸沖地震と1896年三陸沖地震級の津波地震が合わせて襲来したと考えられる。
3月12日
1635年3月12日(寛永12年1月23日)
長屋の塀など破損。増上寺の石灯籠ほとんど倒れる。戸塚で有感。
1835年3月12日(天保6年2月14日)
島根県高畑村で石地蔵・石塔・墓石などが倒れ、蔵の壁が破れ、石垣が崩れた。
2011年3月12日(平成23年)
東北地方太平洋沖地震の遠方誘発地震で逆断層型地殻内地震(深さ8km)。傷57、住家全壊73、半壊427(長野県・新潟県による;関連死を含まない)。最大震度6強(長野県栄村)、震度6弱が新潟県2市町。
3月13日
1909年3月13日(明治42年)
先の地震で家屋2が傾斜。前震か?あとの方が揺れが強く、横浜で煙突・煉瓦壁の崩壊などの被害があった。
3月14日
1872年3月14日(明治5年2月6日)
浜田地震
1週間ほど前から鳴動、当日には前震もあった。全体で全潰約5千、死約550、特に石見東部で被害が多かった。海岸沿いに数尺の隆起・沈降がみられ、小津波があった。
2012年3月14日(平成24年)
東北地方太平洋沖地震の周辺誘発地震で正断層型地殻内地震(深さ15km)。死1、傷1。最大震度は5強(茨城県神栖市、千葉県銚子市)。
3月15日
1230年3月15日(寛喜2年閏1月22日)
大慈寺の後山が崩れた。
1763年3月15日(宝暦13年2月1日)
城の塀倒れ、御朱印蔵の屋根破損。
1832年3月15日(天保3年2月13日)
土蔵の破損が多かった。南宗寺・本寿寺の石碑所々痛む。
1855年3月15日(安政2年1月27日)
大井川の堤揺れ込み、焼津で古い割れ目から水が噴出。
1914年3月15日(大正3年)
仙北地震
仙北郡で最もひどく、全体で死94、家屋全潰640。地割れや山崩れが多かった。
3月16日
2022年3月16日(令和4年)
太平洋プレートの逆断層型スラブ内地震(深さ57km)。震源は上の地震にごく近い。死3(ほかに関連死1)、傷248、住家全壊224、半壊4630(2023年3月現在)。最大震度6強(福島県相馬市、南相馬市、国見町、宮城県登米市、蔵王町)。
3月17日
1649年3月17日(慶安2年2月5日)
松山城・宇和島城の石垣や塀が崩れ、民家も破損。広島では侍屋敷・町屋少々潰れ、破損が多かった。
3月18日
1855年3月18日(安政2年2月1日)
野谷村で寺・民家に破損があった。保木脇村で民家2軒が山抜けのため潰れ、死12。金沢城で石垣など破損。
1915年3月18日(大正4年)
芽室村字美生村と戸蔦村で家屋倒潰、死各1。
1987年3月18日(昭和62年)
死1、傷6のほか、建物・道路などに被害があった。
3月19日
1093年3月19日(寛治7年2月14日)
所々の塔が破損した。
1711年3月19日(宝永8年2月1日)
宝永の伯耆地震
因伯両国で家380潰れ、死4。山崩れや田畠の被害があった。美作の大庭・真島両郡で全潰118、山崩れ、田畑の被害。
3月20日
1939年3月20日(昭和14年)
大分県沿岸で小被害、宮崎県で死1。小津波があった。
2005年3月20日(平成17年)
福岡県西方沖地震
福岡県沿岸海域の左横ずれ断層型地殻内地震。最大震度は九州本土の6弱だが、玄界島ではそれ以上の可能性がある。死1、傷1204、住家全壊144、半壊353。
3月21日
1589年3月21日(天正17年2月5日)
民家多く破損し、興国寺・長久保・沼津の城の塀などが破損した。
1982年3月21日(昭和57年)
浦河沖地震
被害は浦河・静内に集中したが、札幌などでも小被害が報告されている。傷167、建物全壊9、半壊16、一部破損174、鉄軌道被害45。小津波があった。
3月22日
1894年3月22日(明治27年)
根室沖地震
根室・厚岸で家屋・土蔵などに被害。死1、家屋潰12、津波は宮古4.0m、大船渡1.5mなど。
1900年3月22日(明治33年)
鯖江町・吉川村で被害が最も多かった。県全体で家屋全潰2、半潰10、破損488など。
3月23日
1786年3月23日(天明6年2月24日)
23~24日で地震100回余。大石落ち、人家を多く破った。関所の石垣など破損。
3月24日
1240年3月24日(延応2年2月22日)
鶴岡神宮寺が風がないのに倒れ、北山が崩れた。
1861年3月24日(万延2年2月14日)
丑刻・寅刻と続けて大地震。寅刻の地震の方が強かった。白鳥村で庄屋の柱折れなどの小破損。額田郡4ヶ村で大破した家があった。
2001年3月24日(平成13年)
芸予地震
フィリピン海プレート内部の正断層型の地震。いわゆるスラブ内地震(深さ約50km)で、呉市の傾斜地などで被害が目立った。被害は死2、傷288、住家全壊70、半壊774。
3月25日
2007年3月25日(平成19年)
能登半島地震
海陸境界域の横ずれ成分を含む逆断層型地殻内地震。死1、傷356、住家全壊686、半壊1740。最大震度6強(石川県3市町)、珠洲と金沢で0.2mの津波。
3月26日
1751年3月26日(寛延4年2月29日)
諸社寺の築地や町屋など破損。越中で強く感じ、因幡・金沢・大阪・池田・伊勢・長浜で有感。
1831年3月26日(天保2年2月13日)
幕府書物方の壁が損じ、瓦がせり出した。船橋・流山で有感。詳細不明。
1997年3月26日(平成9年)
宮之城町・鶴田町・川内市などで傷36、住家全壊4、半壊31。最大震度5弱や4の余震が続いた。
3月27日
1963年3月27日(昭和38年)
越前岬沖地震
敦賀・小浜間に小被害があった。住家全壊2、半壊4など。
3月28日
1914年3月28日(大正3年)
前の地震の最大余震。藤木村で住家(本震で半壊状態)が全壊1。沼館町で家屋全潰数戸?
3月29日
1755年3月29日(宝暦5年2月17日)
殿中ならびに外通りに被害。津軽・盛岡などで有感。
1762年3月29日(宝暦12年3月4日)
新潟で土蔵に被害。三条付近で強く感じ、田畑や山林が崩れたという。新発田・佐渡などで有感。
3月31日
1836年3月31日(天保7年2月15日)
神社・寺の石垣崩れる。江戸で有感。2月末まで地震続く。
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