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地震年表

365日のうち、260日あまりが「地震の記念日」です。

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9月1日

1596年9月1日(文禄5年<慶長1年>閏7月9日)慶長の豊後地震
前月より前震があった。この日の大地震で高崎山など崩れ、八幡村柞原八幡社拝殿など倒壊。海水が引いた後大津波が来襲し、別府湾沿岸で被害。大分などで家屋ほとんど流失。「瓜生島」(大分の北にあった沖ノ浜とされる)の80%陥没し、死708という。伊予でも被害。
1649年9月1日(慶安2年7月25日)
川崎宿の民家140~150軒、寺7宇が崩潰。近くの村で民家が破倒し、人畜の負傷多数。江戸でも被害。
1923年9月1日(大正12年)関東地震、関東大震災
東京で観測した最大地動振幅14~20cm。地震後火災が発生し被害を大きくした。全体で死・不明10万5千余、住家全潰10万9千余、半潰10万2千余、焼失21万2千余(全半潰後の焼失を含む)。山崩れ・崖崩れが多い。房総方面・神奈川南部は隆起し、東京付近以西・神奈川北方は沈下した。相模湾の海底は小田原-布良線以北は隆起、南は沈下した。関東沿岸に津波が襲来し、波高は熱海で12m、相浜で9.3mなど。

9月5日

1596年9月5日(文禄5年<慶長1年>閏7月13日)慶長の京都地震
京都では三条より伏見の間で被害が最も多く、伏見城天守大破、石垣崩れて圧死約600。諸寺・民家の倒潰も多く、死傷多数。堺で死600余。奈良・大阪・神戸でも被害が多かった。余震が翌年4月まで続いた。
1818年9月5日(文政1年8月5日)
幕府書物方の壁に亀裂ができた。
2004年9月5日(平成16年)
フィリピン海プレートの逆断層型スラブ内地震(深さ38kmと44km)。津波による小被害があり、長周期地震動が注目された。死0、傷30、住家全壊0、半壊0。最大震度5弱(前震が2市村、本震4市町村)。

9月6日

2018年9月6日(平成30年)北海道胆振東部地震
逆断層型の深い地殻内地震(深さ3.7km)。浅い所から出た強い地震動による地すべりと火力発電所停止(全道停電)があった。死43。傷782。住家全壊469、半壊1660。最大震度7(北海道厚真町)。

9月7日

1369年9月7日(正平24年7月28日)
東寺の講堂が傾いた。史料少なく震源もMも不明。
1893年9月7日(明治26年)
知覧村付近で被害が多く、家屋・土蔵・石垣・堤防など破損。近くの村々でも被害。倒家2。

9月8日

1768年9月8日(明和5年7月28日)
和賀郡沢内で震動が強かった。29日にも2回地震、家屋・塀などの被害が少なくなかった。
1918年9月8日(大正7年)
沼津まで有感、津波あり。津波の波高、はウルップ島岩美湾で6~12m(死24)、根室1m、父島1.5mなど。千島海溝沿いの巨大地震。

9月9日

1616年9月9日(元和2年7月28日)
仙台城の石壁・櫓など破損。江戸で有感?津波を伴う?
1969年9月9日(昭和44年)
死1、傷10、住家一部破損86。崖崩れが多かった。

9月10日

1943年9月10日(昭和18年)鳥取地震
鳥取市を中心に被害が大きく、死1083、家屋全壊7485、半壊6158。鹿野断層(長さ8km)、吉岡断層(長さ4.5km)を生じた。地割れ・地変が多かった。

9月11日

1835年9月11日(天保6年閏7月19日)
福島県須賀川で土蔵ひび割れ、壁落ちる。江戸で有感。

9月12日

1495年9月12日(明応4年8月15日)
鎌倉で大揺れ。由比ヶ浜では海水が鶴岡八幡宮の千度壇まで到達し、「大仏殿」にまで侵入。津波・洪水の溺死者200余。京都で有感。相模トラフ沿いの巨大地震?
1821年9月12日(文政4年8月16日)
青森で小店の屋根落ち、子供1人死亡。八戸で蔵などに被害。

9月13日

1855年9月13日(安政2年8月3日)
仙台で屋敷の石垣、堂寺の石塔・灯籠崩れる。山形県・岩手県南部・新潟県分水町・常陸太田で有感。

9月14日

1984年9月14日(昭和59年)長野県西部地震
王滝村に大きな被害をもたらした。全体で死29、傷10、住家全壊14、半壊73、一部破損517、道路損壊205など。死者および住家全壊は主として王滝川・濁川の流域などに発生した大規模な御岳の山崩れと土石流によるものである。

9月15日

1710年9月15日(宝永7年8月22日)
平(現いわき)で城などに被害。江戸で天水ひるがえるほど。

9月18日

1733年9月18日(享保18年8月11日)
奥郡に被害、因幡でも地大いに震う。京都・池田・讃岐で有感。

9月20日

1498年9月20日(明応7年8月25日)明応の東海地震
紀伊から房総にかけての海岸と甲斐で震動が大きく、熊野本宮の神殿が倒れ、遠江では山崩れ地裂けた。津波が紀伊から房総の海岸を襲い、伊勢大湊で家屋流失1千戸、溺死5千、伊勢・志摩で溺死1万、静岡県志太郡で流死2万6千など。南海トラフ沿いの巨大地震とみられる。
1525年9月20日(大永5年8月23日)
由比ヶ浜の川・入江・沼が埋まって平地となったというが疑わしい。27日まで昼夜地震があった。

9月21日

1510年9月21日(永正7年8月8日)
摂津・河内の諸寺で被害。大阪で死者があった。余震が70余日続いた。
1931年9月21日(昭和6年)西埼玉地震
死16、家屋全潰207(住家76、非住家131)。
1933年9月21日(昭和8年)
石川県鹿島郡で死3、家屋倒潰2、破損143などの被害があった。富山県でも傷2。

9月25日

1810年9月25日(文化7年8月27日)文化の男鹿半島地震
男鹿半島の東半分で5月頃より鳴動があり、7月中旬から地震が頻発、27日にこの地震。寒風山を中心に被害があり、全潰1003(寺を含む)、死57(163とも)。秋田で強く感じ、角館・大館・鯵ヶ沢・弘前・鶴岡で有感。

9月26日

2003年9月26日(平成15年)十勝沖地震
太平洋プレート上面の逆断層型プレート境界地震で1952年とほぼ同じ場所。不明2、傷849、住家全壊116、半壊368。最大震度6弱(道内9町村)、北海道および本州の太平洋岸に最大4m程度の津波。

9月27日

1611年9月27日(慶長16年8月21日)慶長の会津地震
若松城下とその付近で社寺・民家の被害が大きく、死3700余。山崩れが会津川・只見川を塞ぎ、南北80kmの間に多数の沼を作った。
1843年9月27日(天保14年9月4日)
幕府書物方の庫が少々損じた。
1947年9月27日(昭和22年)
石垣島で死1、西表島で死4。瓦の落下・地割れ・落石などがあった。震央は国際地震輯報による。

9月28日

1091年9月28日(寛治5年8月7日)
法成寺の仏像倒れ、その他の建物・仏像にも被害。

9月29日

1823年9月29日(文政6年8月25日)
山崩れあり、西根八ヶ村に被害、潰家105など。岩手山の北30kmにある七時雨山も崩れ、死69、不明4。
1858年9月29日(安政5年8月23日)
安方町で米蔵潰れる。狩場沢村(現平内町)で道路に亀裂があった。
1882年9月29日(明治15年)
熱海で落石、墓石の転倒があった。原・八王子で有感。

9月30日

1956年9月30日(昭和31年)
白石付近で死1、非住家倒壊あり。その他小被害があった。