地震年表
365日のうち、260日あまりが
「地震の記念日」です。
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7月4日
715年7月4日(和銅8年5月25日)
山崩れが天竜川を塞いだ。数十日後決壊、民家170余区が水没した。
7月5日
715年7月5日(和銅8年5月26日)
正倉47が破潰、民家もあちこちで陥没した。
7月6日
1350年7月6日(正平5年5月23日)
祇園社の石塔の九輪が落ち砕けた。余震が7月初旬まで続いた。
7月8日
1857年7月8日(安政4年閏5月17日)
城内で石垣などに小被害。市中でも小被害があった。
1858年7月8日(安政5年5月28日)
八戸・三戸で土蔵・堤水門・橋など破損。青森・弘前・陸奥・田名部・鰺ヶ沢・秋田で強く感じた。
7月9日
1498年7月9日(明応7年6月11日)
日向灘の大地震と考えられてきたが、九州での甚大な被害を記述した史料の信憑性は乏しく、次の地震と混同している可能性がある。京都・奈良ではこの地震による強い揺れを感じたが、被害は記録されていない。その後しばらく余震が続いた。
1730年7月9日(享保15年5月25日)
前日のチリのパルパライソ沖の地震による津波。陸前沿岸で田畑を損じた。
1854年7月9日(嘉永7<安政1>年6月15日)
安政の伊賀地震
12日頃から前震があった。伊賀上野・四日市・奈良・大和郡山付近で被害が大きかった。上野付近で潰家2千余、死約600、奈良で潰家700~800、死約300など、全体で死1300余。木津川断層の活動であろう。
7月10日
863年7月10日(貞観5年6月17日)
山崩れ、谷埋まり、水湧き、民家破壊し、圧死多数。直江津付近にあった数個の小島が潰滅したという。
890年7月10日(寛平2年6月16日)
家屋傾き、ほとんど倒潰寸前のものがあった。
1804年7月10日(文化1年6月4日)
文化の象潟地震
5月より付近で鳴動があった。被害は全体で潰家5千以上、死300以上。象潟湖が隆起して陸あるいは沼となった。余震が多かった。象潟・酒田などに津波の記事がある。
7月11日
1935年7月11日(昭和10年)
静岡地震
静岡・清水に被害が多く、死9、住家全潰363、非住家全潰451。清水港で岸壁・倉庫が大破、道路・鉄道に被害があった。
7月12日
1676年7月12日(延宝4年6月2日)
津和野城や侍屋敷の石垣などに被害。家屋倒潰133、死7。
1769年7月12日(明和6年6月9日)
八戸城の殿中および諸建物、塀、諸士町家の損害大。御殿通り・外側通りなどで破損、南宗寺で霊屋など破損。大橋5間落ちる。
1949年7月12日(昭和24年)
呉で死2。壁の亀裂、屋根瓦の落下など小被害があった。
1993年7月12日(平成5年)
北海道南西沖地震
地震に加えて津波による被害が大きく、死202、不明28、傷323。特に地震後間もなく津波に襲われた奥尻島の被害は甚大で、島南端の青苗地区は火災もあって壊滅状態、夜10時過ぎの闇の中で多くの人命、家屋などが失われた。津波の浸水高は青苗の市街地で8m以上となった。
7月13日
869年7月13日(貞観11年5月26日)
貞観の三陸沖地震
城郭・倉庫・門櫓・垣壁など崩れ落ち倒潰するもの無数。津波が多賀城下を襲い、溺死約1千。流光昼のごとく隠映すという。三陸沖の巨大地震とみられる。Mwは津波堆積物の調査による。
7月14日
1857年7月14日(安政4年閏5月23日)
田中城内で被害。藤枝・静岡で強く揺れ、相良で人家が倒れたという。
7月15日
1941年7月15日(昭和16年)
長野地震
長野市北東の村々に被害があり、死5、住家全壊29、半壊115、非住家全壊48。
7月16日
934年7月16日(承平4年5月27日)
午刻に地震2回、京中の築垣が多く転倒した。
2007年7月16日(平成19年)
新潟県中越沖地震
新潟県沿岸海域の逆断層型地殻内地震(深さ17km)。2004年中越地震に近いが余震活動は不活発。震源域内の原子力発電所が被災した初めての例。死15、傷2346、住家全壊1331、半壊5710。最大震度6強(新潟県3市村、長野県1町)、地盤変状・液状化なども目立った。日本海沿岸で最大35cm(柏崎)の津波。
7月17日
1694年7月17日(元禄7年閏5月25日)
大揺れ。別子銅山火事。焼死300という。坑内における死約200。
7月18日
1517年7月18日(永正14年6月20日)
倒家が多かった。史料少なく詳細不明。
1952年7月18日(昭和27年)
吉野地震
震源の深さ61kmでやや広域の被害。近畿圏に加えて愛知・岐阜・石川各県にも小被害があった。死9、住家全壊20。春日大社の石灯籠1600のうち650倒壊。
7月19日
1768年7月19日(明和5年6月6日)
矢倉沢で田畑に被害。1里先は小震という。江戸・八王子・甲府・塩山で有感。
7月20日
1740年7月20日(元文5年6月27日)
奈良で鳥居一つ倒れる。和泉国助松村で土手壁が多く痛んだ。
1780年7月20日(安永9年6月19日)
土蔵倒れかかって小家1軒潰れ、死2。亀ヶ崎城内で被害。余目・金浦でも小被害。
1835年7月20日(天保6年6月25日)
仙台城で石垣崩れ、藩内で被害。岩手県藤沢町で石垣崩れ、蔵の壁を損じた。
7月21日
1625年7月21日(寛永2年6月17日)
地震のため熊本城の火薬庫爆発、天守付近の石壁の一部が崩れた。城中の石垣にも被害、死約50。
7月22日
976年7月22日(天延4年6月18日)
宮城で諸役所、左右両京で諸舎屋・諸仏寺の転倒多く、死50以上。近江の国府・国分寺や関寺(大津市)で被害。余震が多かった。
1768年7月22日(明和5年6月9日)
王城などの石垣が崩れた。津波が来て、慶良間島で田園と民家9戸を損じた。
7月23日
1791年7月23日(寛政3年6月23日)
松本城で塀など崩れる。人家・土蔵も多く崩れた。27日暮までに地震79回。高山・甲府・江戸で有感。
1886年7月23日(明治19年)
家屋倒損、道路・石垣破損、山崩れなどの小被害。上高井地方で前震があった。
7月24日
1910年7月24日(明治43年)
有珠山地震
15日以来地震頻発、この地震などで虻田村で半潰・破損15、その他でも小被害があった。この約7時間半後、有珠山が噴火した。
2008年7月24日(平成20年)
太平洋プレートの正断層型スラブ内地震(深さ108km)。死1、傷211、住家全壊1、半壊0。最大震度6弱(岩手県1村、青森県3市町、6強は後に取り消し)が観測されたが、短周期の揺れのため被害は比較的少なかった。
7月25日
1882年7月25日(明治15年)
家屋の倒潰なし。那覇各村で241ヶ所、首里各村で252ヶ所の石垣が崩壊。余震が多かった。
7月26日
2003年7月26日(平成15年)
陸域の逆断層型地殻内地震。同日に大きな前震(M5.6)と余震(M5.5)も起って連続地震と呼ばれた。M6級だが浅く、震源域に局所的に大きな被害が出た。傷677、住家全壊1276、半壊3809。3ヶ所で震度6強を記録した。
7月27日
1955年7月27日(昭和30年)
死1、傷8。山崩れ多く、道路の破損・亀裂、トンネル崩壊などの小被害があった。
7月28日
1672年7月28日(寛文12年閏6月5日)
岩木山の南方が崩れた。
1889年7月28日(明治22年)
熊本市を中心に半径約20kmの範囲に被害があり、県全体で全潰234、死19。橋の落下や破損が多かった。
7月30日
1649年7月30日(慶安2年6月21日)
川越で大揺れ、町屋700軒ほど大破。江戸城で石垣など破損。藩邸・侍屋敷・長屋の破損・倒潰あり。死50余。日光東照宮破損。余震日々40~50回。余震は月を越えて続いた。
7月31日
1640年7月31日(寛永17年6月13日)
駒ヶ岳噴火に伴い津波があり、死700余、昆布舟流出100余。
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