地震年表
365日のうち、260日あまりが
「地震の記念日」です。
1
月
2
月
3
月
4
月
5
月
6
月
7
月
8
月
9
月
10
月
11
月
12
月
6
月
6月1日
1696年6月1日(元禄9年5月2日)
府庫・拝殿・寺院・仮屋などの石垣が崩潰した。
1747年6月1日(延享4年4月24日)
瀬戸で陶器釜が揺り崩れる。合計61間余。田原で溜の水こぼれる。
6月2日
1905年6月2日(明治38年)
芸予地震
広島・呉・松山付近で被害が大きく、広島県で家屋全潰56、死11、愛媛県で家屋全潰8。煉瓦造建物・水道管・鉄道の被害が多かった。1903年以来、この近くで地震が多かった。
6月3日
1772年6月3日(明和9年5月3日)
遠野・宮古・大槌・沢内で落石や山崩れ、死12。花巻城で所々破損、地割れあり。盛岡で石垣被害、家屋破損。江戸など有感。1987年1月9日の地震(「総覧」参照)に似ており、海岸近くのやや深い地震の可能性。
6月4日
1893年6月4日(明治26年)
択捉島で震動が強く、岩石の崩壊があった。津波は色丹島で2.1~2.4mなど。
6月5日
745年6月5日(天平17年4月27日)
天平の美濃地震
櫓館・正倉・仏寺・堂塔・民家が多く倒潰し、摂津では余震が20日間止まなかった。地割れや液状化の記録がある。
6月7日
1905年6月7日(明治38年)
5月28日頃からの群発地震の中の主震。家屋3が傾いた。土地・道路・石垣の崩壊・亀裂が多かった。
6月9日
762年6月9日(天平宝字6年5月9日)
被害不詳。罹災者に対し1戸につき穀物2斛を賜った。
1646年6月9日(正保3年4月26日)
仙台城・白石城で被害。会津で少々地割れ。日光東照宮で石垣など破損。江戸でも揺れがかなり強かった。津波の記事見当たらず。
1848年6月9日(嘉永1年5月9日)
両国で行灯倒れる。加賀藩邸の土塀が少々破損。
6月10日
1938年6月10日(昭和13年)
津波来襲、平良港で高さ1.5m。棧橋流失し、帆船に被害があった。
6月12日
1978年6月12日(昭和53年)
宮城県沖地震
被害は宮城県に多く、全体で死28、傷1325、住家全壊1183、半壊5574、道路損壊888、山(崖)崩れ529。造成地に被害が集中した。ブロック塀などによる圧死18。
6月13日
1648年6月13日(慶安1年4月22日)
小田原城破損、領内で潰家が多かった。箱根で落石、死1。江戸で舟のごとく揺れ、瓦落ち、土蔵や練塀の半数が砕け倒れた。小田原や江戸の大きな被害は疑問とする説がある。
1792年6月13日(寛政4年4月24日)
津波があった。忍路で港頭の岸壁が崩れ、海岸に引き上げていたアイヌの船漂流、出漁中のアイヌ人5人溺死。美国郡でも溺死若干。
6月14日
1668年6月14日(寛文8年5月5日)
伏木・放生津・小杉で潰家があった。高岡城の橋潰れる。
2008年6月14日(平成20年)
岩手・宮城内陸地震
岩手・宮城県境付近の山間地での逆断層型地殻内地震(深さ8km)。死17、不明6、傷426、住家全壊30、半壊146。最大震度6強(岩手県1市、宮城県1市)や4000ガル以上の加速度などが観測されたが、建物被害よりも地すべりなどの斜面災害が目立った。
6月15日
1896年6月15日(明治29年)
三陸沖地震
震害はない。津波が北海道より牡鹿半島に至る海岸に襲来し、死者総数は21959(青森343、宮城3452、北海道6、岩手18158)。家屋流失全半潰8~9千、船の被害約7千。波高は、吉浜24.4m、綾里38.2m、田老14.6mなど。津波はハワイやカリフォルニアに達した。Mは津波を考慮したもので、いわゆる“津波地震”。
1911年6月15日(明治44年)
奄美大島沖地震
有感域は中部日本に及び、喜界島・奄美大島・沖縄本島・徳之島などに被害。死12、家屋全潰422。この地域最大の地震。
1948年6月15日(昭和23年)
和歌山県西牟婁地方で被害が大きかった。死2、家屋倒壊60。道路・水道などに被害があった。
6月16日
1647年6月16日(正保4年5月14日)
江戸城や大名屋敷で被害、死者があった。小田原でも城の石垣が崩れるなどの被害。余震が多かった。
1662年6月16日(寛文2年5月1日)
寛文の琵琶湖西岸地震
比良岳付近の被害が甚大。唐崎・志賀で田畑85町湖中に没し潰家1570。大溝で潰家1020余、死37。彦根で潰家1千、死30余。榎村で死300余、町居村で死260余。京都で町屋倒壊1千、死200余など。諸所の城破損。花折断層北部と三方断層系の同時活動とする説がある。
1964年6月16日(昭和39年)
新潟地震
新潟・山形・秋田の各県を中心に被害があり、死26、住家全壊1960、半壊6640、浸水15297、その他船舶・道路の被害も多かった。新潟市や酒田市の各所で噴砂水がみられ、地盤の液状化による被害が著しかった。石油タンクの火災が発生。津波が日本海沿岸一帯を襲い、波高は新潟県沿岸で4m以上に達した。粟島が約1m隆起した。
6月17日
1683年6月17日(天和3年5月23日)
天和の日光地震
4月5日より地震多く、この日この地震。東照宮の石垣などに被害。江戸で有感。
1725年6月17日(享保10年5月7日)
城の石垣・蔵など少々破損。金沢で同日4~5回揺れた。
1973年6月17日(昭和48年)
根室半島沖地震
根室・釧路地方に被害。全体で傷26、家屋全壊2、一部破損1。津波があり、波高は花咲で2.8m、浸水275、船舶流失沈没10。また、6月24日の余震(M7.1)で傷1、家屋一部破損2。小津波があった。
6月18日
1213年6月18日(建暦3年5月21日)
山崩れ、地裂け、舎屋が破潰した。
1683年6月18日(天和3年5月24日)
天和の日光地震
卯刻から辰刻まで地震7回、巳ノ下刻にこの地震。石垣・灯籠がほとんど倒れた。夜中までに地震約200回。江戸でも小被害。
2018年6月18日(平成30年)
初動は逆断層。CMTでは横ずれのメカニズム(深さ13km)。都市直下の浅い地震でMに比べ被害大。死6。傷462.住家全壊21、半壊483。最大震度6弱(大阪府大阪市北区、高槻市、茨木市、箕面市、枚方市)。
6月19日
1494年6月19日(明応3年5月7日)
諸寺破損、矢田庄(大和郡山の西)の民家多く破損。余震が翌年に及んだ。
1694年6月19日(元禄7年5月27日)
能代地方に大きな被害、特に能代は壊滅的打撃を受けた。地方全体で死394、家屋崩れ1273、焼失859など。秋田・弘前でも被害。岩木山で岩石崩れ、硫黄平に火を発した。
6月20日
1894年6月20日(明治27年)
東京地震
青森から中国・四国地方まで地震を感じた。東京・横浜の被害が大きかった。神田・本所・深川で全半壊多く、東京で死24。川崎・横浜で死7。鎌倉・浦和方面にも被害があった。
6月22日
1670年6月22日(寛文10年5月5日)
上川4万石のうち農家503軒潰れ、死13。弘前・盛岡・江戸でも有感。
6月24日
1882年6月24日(明治15年)
市中で壁が落ち、板塀が倒れ、石灯籠の頭が落ちるなどの被害があった。
6月25日
1665年6月25日(寛文5年5月12日)
二条城の石垣12~13間崩れ、二の丸殿舎など少々破損。
1997年6月25日(平成9年)
陸域の横ずれ断層型地殻内地震。最大震度5強(益田市)。傷2、住家全壊1、半壊2。
6月26日
1615年6月26日(慶長20年6月1日)
家屋が倒壊し、死傷多く、地割れを生じた。
2000年6月26日(平成12年)
この日に始まった三宅島の火山活動に伴う群発地震。西方に拡大して活動の中心は神津島東方沖。8月末までにM5以上41地震、うちM6以上5地震が発生して松代群発地震を超える活動となった。全体で死1、傷15、住家全壊15、半壊20、土砂崩れ138など。M、Mwは7月1日の最大地震。
6月27日
1818年6月27日(文政1年5月24日)
岩代川俣で屋根石や店の品物が落ちた。矢祭・日光・鶴岡・江戸・生麦で有感。
6月28日
1948年6月28日(昭和23年)
福井地震
被害は福井平野およびその付近に限られ、死3769、家屋全壊36184、半壊11816、焼失3851、土木構築物の被害も大きかった。南北に地割れの連続としての断層(延長約25km)が生じた。
6月29日
1669年6月29日(寛文9年6月2日)
名古屋城三ノ丸の坤方の門・枡形の石垣が少し崩れる。
1799年6月29日(寛政11年5月26日)
上下動が激しく、屋根石が1尺も飛び上がったという。金沢城で石垣破損、城下で潰家26、損家4169。能美・石川・河北郡で損家1003、潰家964、死21。
1843年6月29日(天保14年6月2日)
所々崩れ、家痛む(『沢内年代記』)。雫石で山崩れという。
1913年6月29日(大正2年)
鹿児島地震
翌日再震(M5.9)、翌日の方が大きく両方で家屋倒潰1。地鳴りを伴った。
1980年6月29日(昭和55年)
群発地震の最中の最大地震。伊豆半島で家屋全壊1、一部破損17、傷7などの被害。神奈川でも傷1などの被害があった。
6月30日
2011年6月30日(平成23年)
東北地方太平洋沖地震の遠方誘発地震で横ずれ断層型地殻内地震(深さ4km)。牛伏寺断層の近傍で発生した。死1、傷17、住家半壊24(長野県による)。最大震度は5強(長野県松本市)。
ABC防災アクション!