地震年表
365日のうち、260日あまりが
「地震の記念日」です。
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5月1日
1619年5月1日(元和5年3月17日)
麦島城はじめ公私の家屋が破壊した。備後で有感。
1839年5月1日(天保10年3月18日)
国泰寺門前の石灯籠大破、戸障子破損。津軽で強く感じた。
1939年5月1日(昭和14年)
男鹿地震
半島頸部で被害があり、死27、住家全潰479など。軽微な津波があった。半島西部が最大44cm隆起した。
5月4日
1767年5月4日(明和4年4月7日)
鬼柳(現北上市)で潰家1、焼失20余。津軽・八戸・盛岡・花巻・羽前南村山郡・江戸・八王子・甲府などで有感。
5月5日
1658年5月5日(明暦4年4月3日)
軽微な被害があった。
2023年5月5日(令和5年)
逆断層型地殻内地震(深さ12kmと14km)。2020年12月から活発化した群発地震活動のうちの最大およびそれに次ぐ地震。死1、傷48、住家全壊30、半壊169(2023年6月現在)。最大震度6強(石川県珠洲市)。
5月6日
1735年5月6日(享保20年 閏3月14日)
東照宮で石垣少々崩れる。守山(現郡山市)で稗蔵の壁所々割れる。江戸で有感。従来、閏なし3月14日とされていたもの。
5月7日
1964年5月7日(昭和39年)
青森・山形・秋田3県に民家全壊3などの被害があった。
5月8日
1847年5月8日(弘化4年3月24日)
弘化の善光寺地震
被害範囲は高田から松本に至る地域で、特に水内・更級両郡の被害が最大だった。松代領で潰家9550、死2695、飯山領で潰家1977(2977とも)、死586、善光寺領で潰家2285、死2486など。全国からの善光寺の参詣者7千~8千のうち、生き残ったもの約1割という。山地で山崩れが多く、松代領では4万ヶ所以上。虚空蔵山が崩れて犀川を堰き止め、上流は湖となったが、4月13日に決壊して流出家屋810、流死100余。
5月9日
1974年5月9日(昭和49年)
伊豆半島沖地震
伊豆半島南部に被害。死30、傷102、家屋全壊134、半壊240、全焼5。御前崎などに小津波。石廊崎から北西に長さ5.5kmの右ずれ断層が出現。
5月10日
1877年5月10日(明治10年)
チリのイキケ沖の地震による津波。波高は釜石で3mなど。函館などで被害。房総半島で死者があった。
5月11日
1789年5月11日(寛政1年4月17日)
阿波富岡町で文珠院や町屋の土蔵に被害、山崩れがあった。南部の沿岸地方、土佐室津など広範囲に比較的軽い被害。鯖江・広島・鳥取・岡山・山口・佐賀などで有感。震央は紀伊水道の可能性もある。
5月12日
701年5月12日(大宝1年3月26日)
地震うこと3日。被害が不明なのでMも不明。藤原京では感じなかったらしい。若狭湾内の凡海郷が海に没したという「冠島伝説」は否定されている。
1900年5月12日(明治33年)
遠田郡で最も激しく、県全体で死傷17、家屋全潰44、半潰48、破損1474。
5月13日
1028年5月13日(万寿5年4月10日)
大宰府で大揺れ、宇佐八幡宮の弥勒寺講堂転倒。
1449年5月13日(文安6年4月12日)
10日から地震があった。洛中の堂塔・築地に被害多く、東山・西山で所々地裂ける。山崩れで人馬の死多数。淀大橋・桂橋落ちる。余震が7月まで続いた。
1717年5月13日(享保2年4月3日)
仙台城の石垣崩れる。至る所で家・土蔵の崩れ・破損。花巻で破損家屋多く、地割れや泥の噴出があった。津軽・角館・盛岡・江戸などで有感。
1847年5月13日(弘化4年3月29日)
善光寺地震の被害と区別できないところが多い。潰家・大破ならびに死傷があった。地割れを生じ、泥を噴出し、田畑が埋没したところもあった。
1870年5月13日(明治3年4月13日)
小田原城内の所々で壁などが破損した。町田・江戸・塩山・馬籠・分水町で有感。
1997年5月13日(平成9年)
3月26日の地震と並行する断層による。川内市で震度6弱。傷43、住家全壊4、半壊25。
5月14日
1746年5月14日(延享3年3月24日)
日光東照宮の石矢来約20間倒れ、石垣少々崩れる。岩手県大迫町・宮城県宮崎町・江戸・八王子・日光・福井・京都・津軽で有感。
5月15日
1760年5月15日(宝暦10年4月1日)
城墻57ヶ所崩れる。余震があった。
5月16日
1968年5月16日(昭和43年)
十勝沖地震
青森を中心に北海道南部・東北地方に被害。死52、傷330、建物全壊673、半壊3004。青森県下で道路損壊も多かった。かなりの津波があり、三陸沿岸3~5m、襟裳岬3m、浸水529、船舶流失沈没127。鉄筋コンクリート造建築の被害が目立った。
5月18日
734年5月18日(天平6年4月7日)
民家倒潰し圧死多く、山崩れ、川塞ぎ、地割れが無数に生じた。生駒断層帯の活動によるものか?
1917年5月18日(大正6年)
静岡県中部地震
死2。煉瓦塀・煉瓦煙突の被害が多かった。志田順による発震機構の先駆的な研究で知られる地震。
5月21日
1751年5月21日(寛延4年4月26日)
高田城で所々破損、町方3ヶ所から出火した。鉢崎・糸魚川間の谷で山崩れ多く、圧死多数。松代で死12。富山・金沢でも強く感じ、日光で有感。全体で死1500以上、家潰8千余。余震が多かった。
1792年5月21日(寛政4年4月1日)
寛政の島原地震
前年10月から始まった地震が11月10日頃から強くなり、山崩れなどでたびたび被害があった。この日に強震2回、前山(天狗山)の東部が崩れ、崩土約0.325km
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が有明海に入り津波を生じた。対岸の肥後でも被害が多く、津波による死者は全体で約1万5千、「島原大変肥後迷惑」と呼ばれた。
5月22日
938年5月22日(承平8年4月15日)
宮中の内膳司頽れ、死4。舎屋・築垣倒れるもの多く、堂塔・仏像も多く倒れる。高野山の諸伽藍破壊。余震多く、8月6日に強震があった。
1241年5月22日(仁治2年4月3日)
津波を伴い、由比ヶ浜大鳥居内拝殿流失、岸にあった船10艘が破損した。津波は風浪とする説もある。
5月23日
1925年5月23日(大正14年)
但馬地震
円山川流域で被害多く、死428、家屋全潰1295、焼失2180。河口付近に長さ1.6km、西落ちの小断層二つを生じた。葛野川の河口が陥没して海となった。
1938年5月23日(昭和13年)
小名浜付近の沿岸と福島・郡山・白川・若松付近に被害があった。福島県で家屋の被害250など。茨城県磯原で土蔵倒壊1。小津波があった。
1960年5月23日(昭和35年)
チリ地震津波
24日2時頃から津波が日本各地に襲来、最大全振幅は三陸沿岸で5~6m、その他で3~4m。北海道南岸・三陸沿岸・志摩半島付近で被害が大きく、沖縄でも被害があった。日本全体で死・不明142(うち沖縄で3)、建物全壊1500余、半壊2千余。震央とMs・Mwは世界の年代表。
5月24日
1705年5月24日(宝永2年閏4月2日)
阿蘇で坊の大破や崩れがあったという。岡城で被害があったという。
5月25日
1749年5月25日(寛延2年4月10日)
宇和島城で所々破損、矢倉大破。大分で千石橋破損。土佐・広島・岩国・佐賀・延岡で強く感じた。
5月26日
1828年5月26日(文政11年4月13日)
出島の周壁が数ヶ所潰裂。天草で揺れが激しかったという。天草の海中で噴火に似た現象があったという。
1983年5月26日(昭和58年)
日本海中部地震
被害は秋田県で最も多く、青森・北海道がこれに次ぐ。日本全体で死104(うち津波によるもの100)、傷163(同104)、建物全壊934、半壊2115、流失52、一部破損3258、船沈没255、流失451、破損1187。津波は早い所では津波警報発令以前に沿岸に到達した。石川・京都・島根など遠方の府県にも津波による被害が発生した。
2003年5月26日(平成15年)
深さ約70kmのスラブ内地震。震央の位置から三陸南地震とも呼ばれる。傷174、住家全壊2、半壊21。深いため次の地震に比べ被害は小規模。
5月27日
1293年5月27日(正応6年4月13日)
鎌倉強震、建長寺・寿福寺をはじめとする寺社および家屋が多数倒壊。建長寺は炎上した。山崩れも多発し、大慈寺が顛倒・埋没したともいわれる。余震活動はきわめて活発で、非常に強い揺れも続発した。死数千あるいは2万3千余。津波は明記されていないが、浜辺の死体140は津波による死者の可能性がある。相模トラフの巨大地震?
1704年5月27日(宝永1年4月24日)
能代の被害が最大。被害家屋1193のうち倒潰435、焼失758、死58。山崩れが多く、十二湖を生じた。岩館付近の海岸で最大190cm隆起。弘前でも城・民家などに被害があった。
1801年5月27日(享和1年4月15日)
久留里城の塀など破損、民家の潰れるもの多かった。江戸などで有感。
1833年5月27日(天保4年4月9日)
大垣北方の村々で山崩れ多く、死者11という。余震が多く、8月まで続く。震源は根尾谷断層に近い。
5月28日
599年5月28日(推古天皇7年4月27日)
倒潰家屋を生じた。「日本書紀」にあり、地震による被害の記述としてはわが国最古のもの。被害の範囲が不明でMは推定できない。
1712年5月28日(正徳2年4月23日)
八戸で御屋舗小破損。御家中・御町別条なし。余震は25日まで続いた。盛岡・弘前で有感。
5月29日
1466年5月29日(文正1年4月6日)
天満社・糺社の石灯籠倒れる。奈良でも揺れが強かった。
1725年5月29日(享保10年4月18日)
東照宮の石矢来・石灯籠倒れる。江戸でもやや強く感じた。
1938年5月29日(昭和13年)
屈斜路湖地震
家屋倒潰5、死1。屈斜路湖付近で小被害。
5月30日
1650年5月30日(慶安3年5月1日)
石垣破損。
1735年5月30日(享保20年4月9日)
幕府御書物方の西・東の蔵の目塗土が落ちた。日光で有感。
5月31日
1780年5月31日(安永9年4月28日)
地震後に津波。ウルップ島に停泊中のロシア船が打ち上げられ、溺死4。
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