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川下大洋来たる!

■艦長ですが、僕よりずっと前から艦長を名乗っておられる俳優・三上市朗さんがもうすぐ『大田王』で 大田王オモテ.jpgABCホールに乗り込んで来られるので、約束通り、"艦長"はしばらく封印します■ちなみに、三上さんはアメリカの人気テレビ&映画シリーズ「スタートレック」に登場する宇宙船エンタープライズ号のカーク艦長。僕は1960年代日本の海洋冒険マンガ「サブマリン707」に登場する海上自衛隊の潜水艦707号の速水艦長なので、全然違うのですが、仕方がない。三上さんは筋金入りのトレッキーで、かつては、何の必然性もなくテレビドラマにカーク艦長のコスプレで出演したりされてましたからね。

■さて、今朝は例によって『浦川泰幸の劇場に行こう!』の録音があったのですが、ゲストに俳優・川下大洋さんにお越しいただきました。いうまでもなく、演劇ユニット・Piperのリーダー、そして今回のABCホールプロデュース公演『大田王2014ジゴワット』の上演主体である"大田王"のリーダー?長老?でもあります。実は大洋さんは大田王に先駆けて、今月末にABCホールで上演される、七代目劇団そとばこまち公演『ゆきむら』にも 劇団 ゆきむら.jpgOBとして出演することになっていて、『ゆきむら』と『大田王』の両方のPRに来ていただいたというわけ■私事になってしまって恐縮なのですが、大洋さんとは僕が20歳、彼が18歳という大学生の時からの知り合いです。1977年、僕が友人たちと1年前に立ち上げた学生劇団『卒塔婆小町』に、1年生だった彼が入団してきました。それからいろんな事があって、僕たちの代は後輩に劇団を譲って独立、大洋さんの代はやがて『劇団そとばこまち』として関西を代表する人気劇団になっていったという・・・。はるか3分の1世紀以上前の、小劇場運動華やかなりし頃のお話です■自分がプロの演劇人になれるとは微塵も思えなかった僕は平凡に就職し、以後テレビ番組制作の仕事が忙しくて芝居から距離を置いた生活を続けていました。ところが今から20年前の1994年、たまたま担当することになった番組の現場でナレーター・川下大洋と定期的に顔を合わせるようになり、彼の誠実な人柄に惹かれるうちに、再びそっちの世界に近づいていったのです■『こんど三上ってやつとコントのイベントやるんだー』とか、『後藤ひろひとって変なやつがいてユニット組もうと思ってるんだー』とか、川下大洋のあの甘い声に誘われるようにして、彼らの芝居を観に行ったり、Piperという超面白い集団の番組を作ったりするようになって・・・結果、今のポジションがあるというわけです。うーむ、恥ずかしい。自分語りをしてしまった!■ま、そんな訳で、『そとばこまち』という劇団にも、「川下+三上+大王」=『大田王』という集団にも、深い深い思いがあったりするのです。皆さんには関係ないですよね。でも番組内でもちょっとそんな思い出話をしてしまっているので、よろしければ是非!6月15日(日)、21:05からの放送です■そして『ゆきむら』(6/27-29)と『大田王』(7/17-21)は絶対観てください!お願いします!(やまむら)

  unnamed.jpg左端が浦川アナウンサー、若者たちは劇団Patch、中央の帽子姿が川下大洋さん  

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2014年06月13日金曜日
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