授業風景

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和歌山市立太田小学校

2013年9月6日

授業風景37

「編成」ってどんなお仕事?

授業対象5年生2クラス(72名)

「編成」という言葉は児童にとって聞き慣れないもの。今回は、視聴率や番組のタイムテーブルについて知ってもらおうと、和歌山市立太田小学校に伺いました。

写真 放送局の「編成部」は、番組を直接作っているところではありません。体に例えれば頭脳の働きをする部署です。社内の番組作りに関わる人たちと相談をしたり、会議を繰り返しながら、見る人の生活スタイルに合わせてどの時間にどんな番組を放送するのがふさわしいかを考え、番組の「時間割」を決めていくのが「編成」です。


「番組の時間割=タイムテーブル」

まずは1日を「朝・昼・夜」の時間帯に分け、番組の「時間割」=「タイムテーブル」を児童に考えてもらいます。「料理番組はお母さんがそれを見てから夕飯を作らないといけないから、お昼ごろかな?」「アニメはこどもが学校に行っている時間に放送しても誰も見てくれないから夜が良い?」など、はっきりとした理由と共に提案してくれました。


「視聴率ランキングを当ててみよう!」

写真視聴率とは、どれだけ多くの世帯や人に番組が見られているかを表す数字です。もし視聴率が思うように取れない番組があれば、番組の内容なのか、放送時間か、いったいどこに原因があるのかをひとつひとつ検討していきます。

そこで、2013年の1月〜8月にどの番組が沢山の人に見られていたかをみんなで当ててみようと、視聴率トップ10のランキングクイズをしました。用意された「めくり付き」の大きなランキングボードを前にすると、児童は一気にハイテンションに!大きな声で次々に番組の名前があがります。見事に上位を当てた人は「キラリ〜ン♪」という効果音とともにボードをめくることが出来るのでみんな必死!大興奮の子どもたちでした。


「情報とのつきあい方」

2時間目には、パソコンやスマホなどを使う機会がこれからますます増える子どもたちに向けて、「情報」についてお話をしました。
SNSをやったことがある人、との問いに半数以上の人が手を挙げましたが、自分の発信した情報が全世界の人たちから見られる状態になるということについてピンときていない児童もいました。
情報を「受け取る」だけでなく個人が簡単に「発信」できる時代です。
悪ふざけが過ぎる画像や情報を、仲間たちに自慢したい気持ちから安易にSNSに投稿する人たちが後を絶ちません。写真本人は面白いと思ってとった軽はずみな行動がどんなことを引き起こすのかという想像力をもっと働かせ、一歩立ち止まり考えてから情報を発信することが大事、というお話をしました。
情報を扱う放送局としてこれまで以上に向き合っていくべき大事なテーマについて、児童と話し合うことができ、我々スタッフにとっても大変有意義な時間となりました。

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