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2008年10月30日

ピーカン

■写真はABCホールの玄関前に広がるデッキの上から堂島川の上流を望んだ風景。 川面 京阪中之島線が開通して以来、ほたるまち界隈に散策に来られる家族連れ、熟年カップルなどが目に見えて多くなりました■そんなお客様からよく、「朝日放送の中、見れないの?」というお問い合わせを受けるのですが、残念ながら一般の方に立ち入っていただけるのはこのデッキのみなんです。MさんとかKさんの局舎には誰でも入れるエリアがあるんですけどね。ごめんなさい、気がきかなくて申し訳ないのですが、是非何かお気に入りの催しをみつけてABCホールにお越しくださいm(_ _)m■さて美しい秋晴れです。こういう天気を昔から「ピーカン」っていいますよね。なんとなく語感からも晴れっぽい感じはするわけですが、なぜピーカンっていうかご存知ですか?僕は...知ってたつもりなんですが、インターネットでちょっと確認してみて、たった今自信がなくなってしまいました■僕が、若い頃たぶん先輩に教えられた語源はこうです。...タバコのショートピースには箱入りと缶入りがありますが、缶の方を「ピー缶」といいますよね。あの缶の外蓋を開けるとまん丸でピカピカなアルミ箔の内蓋?があって(上等の海苔の缶などに今でも貼ってあるやつ)、あれが快晴の日の太陽みたいだから...。ずっとこれを信じてたのです■ところがちょっと検索してみると、缶ピース語源説はまあ主流ではあるのですが、アルミの輝きではなく、あのショートピースのパッケージ独特の濃い青が澄んだ青空みたいだから。あるいは、ピースのパッケージにはオリーブをくわえた鳩が描かれているが、あれは、旧約聖書に登場する、大洪水がようやく収まって地表が現れ始めたことを方舟の上のノアに知らせた鳩であり、つまり「晴れ」の象徴なのだ...と■またピースとは全然関係なく、映画の撮影現場の用語で、晴れているとカメラのピントが完璧にカーンと合わせられるから「ピントがカーン」→「ピーカン」...などなど■まあ、僕にとってもテレビのロケ現場で教えられた言葉だし、きっと、天候によって大きく進行が左右される映画界で生まれた言葉ではあるとは思いますが...なんか映画の人ってショートピースを吸ってるイメージありますしね。どうなんでしょ?どう思います?■んでまた関係ないこと思い出しましたが、漫画家・大友克洋の初期の作品集「ショート・ピース」はすごかったなぁ。中でも「宇宙パトロール・シゲマ」という短編、傑作です。70年代の 気だるぅい学生アパートで突如始まる珍妙なSF活劇(?)...なんというか演劇的なんですよね...ご存知でない方は 是非探して読んでみてください。懐かしいな■今夜帰って読んでみよっと(艦長)

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