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2011年8月28日

数日間どよんとしてました

■とても衝撃的な出来事が起きて、更新が滞ってしまいました。紳助さんが引退を決意するに至った事実の経緯や心の動きは報道された以外知る由もありません。でもひとつだけ云えるのは、とてつもない技と力を持ったお笑い芸人をTV界が失ったということです■4年前、『紳竜の研究』というDVDが発売されました。漫才ブームの立役者であったコンビ《島田紳助・松本竜介》の軌跡、TVではほぼ完全に封印されている往年の漫才が何本か(その中には、僕が今までに見た全ての"漫才"の中のモスト・フェイバリット作品である『THE MANZAI2』における紳竜のネタも含まれています)。そして、2006年早春、元相方・竜介さんが倒れたのを知り、滞在していた沖縄から急遽大阪の病院に駆けつける紳助さんのドキュメントも収録されているとか。この映像は、50歳の誕生日を大好きな沖縄で迎える紳助さんに密着するというABCの番組の制作中に偶然撮影されたものです■僕はこのDVDを発売直後に購入したのですが、実はまだ封を切れないでいます。ありませんか、そういうの?すごーく見たいんだけど次の機会に取っておこう、みたいな、見るのに決意と体力が要る作品■でも今夜、『紳竜の研究』見てみようかなあ・・・

■さて今日、ABCホールでは、大阪大学大学院教授の石黒浩さんと大阪大学教授でもある劇作家・演出家の平田オリザさんの共同作業による、『ロボット演劇』と『アンドロイド演劇』が上演されています(イベント情報ページに掲載していませんでした。すみません)■先ほど僕も拝見しました。お二人の書かれたものや報道などで存在は知っていたのですが、もちろん初体験。いやー、生身の俳優と人間に似せた機械が対峙しているという、その関係そのものがもたらす緊張感がすごいです。この不思議な感じというのは、人間の俳優に『役』が与えられ、戯曲に書かれた虚構のやりとりが始まるときの、独特な空気を更に濃縮したようで・・・つまり、実に演劇的であるといえるのではないかと思います。まだ実験的な色合いが濃い作品ですが、近いうちに本格エンターテインメント演劇にロボット俳優が進出する時代が来るかもしれません■あ、アンドロイド能楽はどうかなあ。能のシテ(主役)って殆どの作品で面をつけていますから、最初から面に似せた顔のアンドロイドを造形するとか。何かすごく刺激的な芸術になりそうな気がするのですが...(艦長)

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