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2012年3月10日

今週末は大変

MONO『少しはみ出て殴られた』、大好評のうちに6ステ中2ステ終了。本日・土曜は唯一の2回公演日。その後、(日)(月)とマチネを1回ずつやっておしまい、と、何とも大人のスケジュールです。いやー面白そうな舞台です。ビシビシ空気が伝わってきます。というのも実は僕まだ拝見してないわけで・・・■実は、この2012年3月2週目の週末、関西では何故か小劇場の公演がむちゃくちゃ集中していて、演劇ファンの人たちはスケジューリングにとても苦労しているのです。昨日も上田剛彦アナウンサーがやってきて、『どうやって回るか困ってるんですよー、艦長』と嘆いておりました■演劇は、とっておいて後で見るとか、よその劇場にかかるのを待つ、とかいうことが出来ない。特に、上演期間の短い小劇場演劇は、その週に見逃すとその作品にはもう永遠に触れることができません(DVDがあるじゃないか、とかいう話はここでは措きましょう)。何度も書きますが、この『一期一会性』(?)が演劇の魅力であり、ファンを限定してしまう泣き所でもあるわけです。まあ、神代の昔から誰もが云ってることですけど■そんなわけで実は僕も、昨日おとといと、他所の劇場に演劇鑑賞に出かけていたのです■昨夜は、神戸アートビレッジセンター・KAVCホールで『地中』という劇を拝見しました。今、神戸で作られるべき、観るべき作品だと感じ入りました。『土地』の持つ記憶。ある土地に息づく、何組もの人々の営みの思い出。太古から未来に至るさまざまな物語が、舞台上を覆う一枚の布(地面)の表と裏で重層的に描かれます。荒涼たる大地のビジョンは、17年前にここ神戸の地を襲った大震災を否応なく想起させます。そして今週末、日本は昨年の巨大な惨事からまる1年の日を迎えます■決してメッセージを前面に押し出した作品ではありません。あくまで、演劇でしかできない詩的かつ絵画的な舞台表現を、脚本の角ひろみさん、演出の丸尾丸一郎さん(劇団鹿殺し)、そして選りすぐりの俳優陣がしっかり創り出していたと思います。特に、ほんの10日ほど前までABCホールで軽快な西部劇に出演していた美津乃あわ・行澤孝のお二人が、打って変わった重厚で妖艶な演技を見せていたのが印象的でした■この公演は、演劇プロデューサーを目指して学ぶ人たちが、実践の集大成として、先輩の指導を受けつつ実現させたものだそうです。素晴らしい■そうだ!!他人事じゃない。先日速報が出たABCホールプロデュース第三弾も頑張らねば、ですね。乞うご期待!!■ところで僕はMONOをいつ観るんだ!?早く観たい!!(艦長)

MONO『少しはみ出て殴られた』、今土曜のマチネ公演中ですので、残りは3回。(土)18:30、(日)14:00、(月)14:00。当日券あります。見逃すと一生の不覚です。 MONO少し.jpg

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