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Patch、小屋入り!

■三寒四温とは実にうまい言葉だと思う今日この頃ですが、そんな不安定なお天気が繰り返されつつも、いよいよ春本番!ABCホールは怒涛の面白公演ラッシュです。おなじみ伊藤えん魔プロデュースの『オズの魔法使い』もあれば、傑作『ゴドーは待たれながら』もあれば、ご存知恒例『中之島春の文化祭2013』の前売り券発売も間近。そして今日3月27日は、劇団Patch『巌窟少年』小屋入りです■Patchメンバーも朝からスタッフに混じって仕込のお手伝い。慣れない力仕事もあり、かえって足手まといになってるんじゃないかと心配ですが、自分たちが暮らす『巌窟』を自分たちで作る・・・実に意義深い作業であります■作・演出の末満健一さんが描く、巌窟で肩を寄せ合って生きる少年たちの物語。それは、誰もが大人になるために必ず経験しなければならない、通過儀礼の物語。あらゆる少年少女の胸の中(意識下、無意識下を問わず)で蠢いている色々な『心のピース』が、様々な生い立ちや個性を持つ少年たちの形を借りて舞台上に息づき、葛藤を繰り返す。傷つく者、いたわる者、苦い勝利を得る者・・・。つまりこれは、あなたも、僕も、誰もが心のどこかをわしづかみにされる、とても普遍的なオハナシです■・・・以上は僕の『勝手読み』なので間違ってるかもしれませんが、とにかく観て欲しい。Patchメンバーは、そりゃあまだ拙い部分もあるでしょうが、世阿弥いうところの『時分の花』があります。かっこいい、可愛い、切ない・・・。この『花』を『まことの花』にするために、彼らはとても素晴らしい戯曲を与えられたように思います■是非『今しか観れない彼ら』を目撃しに、今週末ABCホールにお越しください!

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