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2010年9月20日

青春の象徴?

■急に涼しくなったりまた暑さがぶり返したり・・・そのせいか珍しく風邪をひいてしまいました。多いみたいですね、そんな人。お気をつけください■さて昨日ふと思いついたことがあります■昨日僕は、大阪・梅田のシアター・ドラマシティで催された『朝日東西名人会』という落語会に、まあ何もしないながらもお仕事で行ってたんですが・・・噺家さんていうのは面白いなあ、なんて改めて思いましたね。役者さんとも、漫才やコントの芸人さんとも違くて(・・・変だけど、このギャルな言い方なんか好き)、一匹狼的なたたずまいというか、一匹狼だったり、一匹犬だったり、猫だったりトラだったり羊だったり個性も様々で。着物と扇子を詰めたトランクと、噺という武器を何十か詰めた脳ミソひとつで、全国を軽やかに飛び廻る落語家さんっていう仕事、かっこいいなあ・・・って憧れたり■さてその落語会で、柳家さん喬さんの『文七元結』を聴くことができたのです。江戸人情話の代表ともいえる名作ですよね、確か。恥ずかしながら全編ちゃんと聴いたのは初めて。最後方の席で咳を我慢しながら拝見していたのですが、こらえ切れず二度ほどやっていましました。申し訳ありません■欠点だらけだけれど、どこまでも人に優しい主人公の左官職人をどう魅力的に演じるか、うーん、やり甲斐のある話だろうなあ、気持ちいいだろうなあ・・・と思いました。駄目な人間が素敵に見える・・・談志さんのいう『落語とは人間の業の肯定である』というのは、たとえばこんなことなのかもしれませんね。

■さて次回の名人会のお知らせです。

『第17回朝日東西名人会』 

■2010年2月25日(金)  ■梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

《出演者と演目》    川柳川柳 『ガーコン』    桂文珍 『粗忽長屋』    柳家権太楼 『不動坊』      笑福亭鶴二 『稽古屋』    桂よね吉 『お公家女房』

                 ※前売りチケットは全席指定で4500円  ※発売は10月16日(土)~

■あら、肝腎の『昨日ふと思いついたこと』、がまだでした■実は昨日梅田に行く前に僕、古い部屋の整理をしていたんです。僕が12歳から26歳という、まあ青春時代を過ごして、その後廃屋同然で置き去りにされていたかつての実家が、まもなく取り壊されることになりまして・・・■ご多分に漏れず、古い漫画に見入ったりしてなかなか作業は捗らないんですが、いろんな物が出てきましたねー。ノートに書かれた青い青い詩、戯曲や小説の書き出しみたいな断片、肥大した自意識が暑苦しいイラスト、誠実で頭脳明晰な友人たちからもらった手紙、写真・・・その他決して他人には見せられない青春の思い出が大量に発掘されて、感慨ひとしおでした■感慨というよりほとんど後悔です。『どうしてこの時!?』、『なぜこんな・・・!?』って。まあ大抵の人にとって青春って悔恨のてんこ盛りでしょうから、まあそれはいいや。それはいいんですが・・・そんな中、ひとつ思いついたことがあるんです!突然ですが

■『高2の文化祭で何をしていたか?』・・・ここに、その人のその後の人生の方向性、そして人生の歩み方が表れるんじゃないだろうか。

どうですか?そういわれてみればそんな気しませんか?落語が描く人生の断片にその人間の業が表出されるように、高2の文化祭には、その人に一生ついて回る『生き方の本質』みたいなものが象徴的に出ちゃうんじゃないでしょうか?でしょ?でしょ?高2の時って誰でもホラ、ねえ・・・。まあ科学的とまでは云えませんが、巷の占いよりは何万倍も信用できるんじゃないかなぁ・・・。

あなたは高2の文化祭、何をやってましたか?(艦長)

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