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2014年7月29日

大田王・1

■『大田王』、終わっちゃいました。喪失感でいっぱいです。何か書かなきゃと焦るのですが、いろいろ思うことが多過ぎてかえって総括が難しい。まずはお客様への感謝から■たくさんの方にご覧いただけて本当に良かったです。正直、不安がなかったと云えば嘘になります。『大田王復活します!』とアナウンスして、どれくらいの数の人たちに「おーっ!」と振り向いてもらえるのか?■何といっても、OMSという小劇場で17年前と15年前の2回公演しただけ。ステージ数から想像すればそれぞれ軽く1000人以上は動員しているはずですが、両方観た人も多いでしょうから(僕も)、実際「大田王」経験のある人は恐らくこの世に千数百人。そのうち多くの方が年齢的にみて、劇場、特に小劇場から既に足が遠のいた日常を送っていると思われる。それ以外の方、新しく「ちょっとチケット高めだけど、これ面白そうじゃん!」と思ってくださる方がどれくらいいるか?■小劇場演劇というのは、作り手と観客の距離が、物理的にも心理的にも近いのが特徴です。心理的に、というのはつまり、例えばある劇団に知り合いがいてその縁で舞台を観に来た、それがきっかけで劇団の、あるいは小劇場演劇そのもののファンになった、というお客様の比率が高い。これは小劇場ならではの麗しき美点でもあり、逆に、ともすれば表現や活動形態を内向きにしてしまう危険も孕んでいる■そういう意味では、今回、大田王の3人をはじめ8人のメンバーは、云わば『大物』ばかりで、現在の関西の小劇場に足繁く通う若い演劇ファンにとっては、やや距離のある存在なのではないか、と。『オッチャンらが何かやるらしいけど、うちらには関係ないわ』なんて反応が多数派だったらどうしよう、と。まあいろいろ心配していたわけです■杞憂になってよかった。いや、冷静に考えると完全な杞憂ではなかったかもしれないのですが、猪瀬Pを先頭にスタッフの獅子奮迅の頑張りで全ステージ満員のお客様にお越し頂くことが出来ました。みんな、『こんな面白いモノ、一人でもたくさんの人に観てもらわないとモッタイナイ!』という思いだったと思います■昔やった名作もいくつかあって、それを知っている人にはより楽しい、という時間もあったわけですが、それとて、「知っていなければ解らない」という作りは絶対にしていません。大田王なんて全然知らなかった、っていう若い方にも、めちゃくちゃ楽しんでいただけたはずです■首都圏をはじめとする遠方からお越し頂いた方も多数。本当に有難いし申し訳なくもあるのですが、『関西でしか観られない、全国の演劇ファン垂涎の』舞台を作ることが出来たことを誇りに思います■ご来場いただき、本当に本当に、ありがとうございました!(艦長)

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