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キレイ!

鉛筆.JPG ■小学校時代憧れだった高級エンピツを、手動のシャープナーで削る。これ、結構落ち着く、とってもアナログな時間です。

最近とうとう家のテレビをデジタル化しました。年が明けてから新聞に「完全デジタル化に黄信号、まだ普及率50%で伸び悩み」・・・みたいな記事が出ていたので、これは自分の勤め先のことを考えるとそろそろマズいかと思って、次の休みの日にテレビとレコーダーを買い換えました。会社ではだいぶ遅い方だと思います■何となくきっかけを逃し続けていたのです。ワールドカップとか、オリンピックとか、間違ってもそういうイベントの直前に買い換えるのだけは軽薄な感じがしてイヤでした。全然興味ないし。7年ほど前に買った当時最新型のブラウン管テレビもどこも不具合はなかったし■どうやら不況のせいでテレビの買い控えが増えてるんですね。クルマの売れ行きも2、3割減という惨状だし、デジタル化のスピードが鈍るのは仕方ないか。とはいえ国の方針なので予定は完遂されるのだと思いますが・・・

■「なんでそんな後ろ向きなん?」と最近思ったこと■どこかの演劇関係のブログで、「デジタルの時代が来たら、われわれの舞台芸術はますます危機に陥る。何故ならアナログの最たるものだから」・・・なんていう記述を見つけました。ちょっと呆然としました■全然関係ないやん!ま、遠い未来にですよ、「完全3D仮想現実演劇」みたいな技術が開発されて、観客が劇空間と一体化してコンピューターで作られたヴァーチャル俳優の演技を体感する・・・みたいになれば話は別ですが。いやそれとてやはり脚本、演技、視覚・音響効果、すべてにおいて人間のクリエイティビティがなければ作りえないわけで。おそらく人間のアナログな芸術的才能が不要になる時代は来ないはずです■なんだか話が大袈裟になってますが、新しいテレビで僕が感じたのは、ハイビジョンで収録された舞台中継の映像の美しさ、リアルさです。素朴に、「わ、客席にいるのとかなり近い!」と思うぐらい。BSでは結構演劇の番組も放映されるので、楽しみです■反面、今まで録りためた百本以上の芝居のVHSテープやDVDの映像がすごくみすぼらしく見えるのは悲しい現実。中には、ベータマックス→VHS→DVDとダビングを繰り返してきた、若かりし日の超お気に入り舞台の記録もあるのですが・・・■ま、それは仕方ないいとして、逆に云うとこういう媒体の進歩というのは、考えようによっては実演家にとってはチャンスだと思うんですけどね■今までとは比較にならない臨場感で、舞台の魅力がリアルにお茶の間に伝わるし、その結果「生ならもっと面白いかも」と劇場への敷居が低くなるのではないでしょうか。さらに、僕みたいに「古い映像はやっぱりシンドイ・・・」となって、最新の記録媒体による新たな映像ソフトの市場が掘り起こされたりもするでしょうし・・・■前向きにならないとホントにやばいよ■

なんとなくBS放送を選んでいる時間が増えたような気がします■昨夜も、帰宅してNHKのBShiを何気なくつけていました・・・ABCでやってたザ・プラン9とチョップリンとヨーロッパ企画のコント番組は録画予約してたので・・・■放映されていたのは「ファーブル昆虫記」で、何とかいう名前の甲虫(フンコロガシの一種?)が土にまみれたネズミの死骸を食べるシーンが延々続いていました。でも不思議にグロテスクさを全く感じず、そのクロースアップのあまりの細やかさ、美しさに見とれてしまったのです。フンコロガシなのに・・・(艦長)

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2009年02月01日日曜日
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